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2013年11月14日
豊島の産廃を語り継ぐ 85歳元議長の「遺言」
おひさしぶりです。
さて、私の我儘と、砂川さんのご体調により、今年の4月から、半年間お休みしていた砂川ゼミ(豊島ゼミ)が先日より再開され、それを取材してくださったKSBさんが、素晴らしい特集番組に制作してくださったので、ご紹介します。
タイトル:85歳 元議長の「遺言」
何日も前からの取材や準備、そして放送局の倉庫に貯蔵されていた膨大な、豊島事件の過去のフィルムも掘り出して、昨夜は徹夜の上、放送直前まで渾身で編集してくださった、KSBの喜多信博記者に、この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました!
アーキペラゴの豊島ゼミについては、こちらの説明や毎月の募集ブログもご覧ください。
さて、私の我儘と、砂川さんのご体調により、今年の4月から、半年間お休みしていた砂川ゼミ(豊島ゼミ)が先日より再開され、それを取材してくださったKSBさんが、素晴らしい特集番組に制作してくださったので、ご紹介します。
タイトル:85歳 元議長の「遺言」
何日も前からの取材や準備、そして放送局の倉庫に貯蔵されていた膨大な、豊島事件の過去のフィルムも掘り出して、昨夜は徹夜の上、放送直前まで渾身で編集してくださった、KSBの喜多信博記者に、この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました!
アーキペラゴの豊島ゼミについては、こちらの説明や毎月の募集ブログもご覧ください。
2013年07月03日
豊島農民福音学校「土曜クラス」のご案内
農民福音学校は、戦後の高度成長期に、日本の再建には農業の復興が不可欠として、全国の農業後継者を対象に開校した学校。
故藤崎盛一氏は、宮崎県出身ながら、豊島を学びと農業実践の場に選びました。
学校では、自然と共存する思想に基づいた最先端の農業技術と精神を教授し、全国から生徒が集っていました。当時からケーキやパン、ベーコンのある食生活、羊毛のセーターや皮のなめしなど、豊かな手作りの暮らしが実践されていました。
今こそ求められ理想とされる農民福音学校の哲学や実践内容を知るために毎月レクチャーを企画しております。
今月は、6日です。
残席2名ですが、ご興味のある方は是非参加ご表明くださいませ。
記
日 時:2013年7月6日(土)10時30分~14時
場 所:豊島農民福音学校跡地(香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃岡)
講 師:藤崎盛清氏(藤崎盛一先生のご子息)
食 事:藤崎シスターズ(藤崎盛一先生のご子息の奥様、お嬢さん方)
参加費:3500円(授業料・資料代・食事代他)
スケジュール:
《行き》高松発 9:07 → 家浦港 9:57(高松港から出ている定期船)
送迎車で移動
10:30~11:30 藤崎盛清さんのお話「豊島農民福音学校の志と足跡」
11:30~14:00 藤崎盛一さんの娘さんたちが再現する学校の食事
(ロシア式釜で焼いたパン、カスタードクリーム、ジャム、肉味噌、あげそばなど)
風向明媚な高台にありますので、のんびり散策、歓談などお楽しみください。
豊島美術館や「いちご家」さんでいちごのかき氷など、オススメあります。
《帰り》豊島発 15:10 ⇒ 高松着 16:00
または、17:20 ⇒ 17:55
定 員:12名
集合時間:高松港以外の港からご参加の場合は、10時豊島家浦港集合でお願いします。
連絡先:参加希望の方は学級委員国見氏までご連絡をお願いします。(電話 090-1577-4928)
※写真は、講師の藤崎盛清氏
お父様の盛一先生(福音学校創設者)は、後ろに飾られているミレーの「晩鐘」に心打たれ、「人間の生活とはこうあるべきだ!」と強く思われたそうです。仏教徒のご家庭に生まれたのに、この絵がきっかけで16歳で洗礼を受け、クリスチャンになったそうです。
盛一先生の人生の岐路となった一枚を紹介しているところです。
故藤崎盛一氏は、宮崎県出身ながら、豊島を学びと農業実践の場に選びました。
学校では、自然と共存する思想に基づいた最先端の農業技術と精神を教授し、全国から生徒が集っていました。当時からケーキやパン、ベーコンのある食生活、羊毛のセーターや皮のなめしなど、豊かな手作りの暮らしが実践されていました。
今こそ求められ理想とされる農民福音学校の哲学や実践内容を知るために毎月レクチャーを企画しております。
今月は、6日です。
残席2名ですが、ご興味のある方は是非参加ご表明くださいませ。
記
日 時:2013年7月6日(土)10時30分~14時
場 所:豊島農民福音学校跡地(香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃岡)
講 師:藤崎盛清氏(藤崎盛一先生のご子息)
食 事:藤崎シスターズ(藤崎盛一先生のご子息の奥様、お嬢さん方)
参加費:3500円(授業料・資料代・食事代他)
スケジュール:
《行き》高松発 9:07 → 家浦港 9:57(高松港から出ている定期船)
送迎車で移動
10:30~11:30 藤崎盛清さんのお話「豊島農民福音学校の志と足跡」
11:30~14:00 藤崎盛一さんの娘さんたちが再現する学校の食事
(ロシア式釜で焼いたパン、カスタードクリーム、ジャム、肉味噌、あげそばなど)
風向明媚な高台にありますので、のんびり散策、歓談などお楽しみください。
豊島美術館や「いちご家」さんでいちごのかき氷など、オススメあります。
《帰り》豊島発 15:10 ⇒ 高松着 16:00
または、17:20 ⇒ 17:55
定 員:12名
集合時間:高松港以外の港からご参加の場合は、10時豊島家浦港集合でお願いします。
連絡先:参加希望の方は学級委員国見氏までご連絡をお願いします。(電話 090-1577-4928)
※写真は、講師の藤崎盛清氏
お父様の盛一先生(福音学校創設者)は、後ろに飾られているミレーの「晩鐘」に心打たれ、「人間の生活とはこうあるべきだ!」と強く思われたそうです。仏教徒のご家庭に生まれたのに、この絵がきっかけで16歳で洗礼を受け、クリスチャンになったそうです。
盛一先生の人生の岐路となった一枚を紹介しているところです。
2012年10月25日
「生き方」を考える日。10月豊島ゼミのご案内
朝夕寒いくらいの秋深い毎日です。
今週末の豊島ゼミのご案内です。
自分や家族が暮らす愛する場所に、突然全国から大量の有害廃棄物が持ち込まれた。頼みの県も議会も県警も助けてくれないことがわかった。この時点で、これがあなたの住む町のことなら、どうします?
そして、自力で住民運動を始めた豊島住民。30年近くに亘る戦いの末に、絶望的と言われた行政の厚い壁を破り、勝利した。
全国広しといえども、権力に屈することなく勝利したケースは稀であり、最も保守的な県といわれた香川県にこのような我慢強く誇り高い人々がいたことを、まずは、おなじ香川県に住む人に、戦った戦士の生の声を聴いてもらいたいと思って、毎月、ゼミを続けています。
住民が苦しい戦いをしている間もこの事件に関する香川県民の関心は低く、不法投棄をした業者を摘発したのは香川県警ではなく兵庫県警であり、共に戦い苦楽を共にした筆頭弁護士は香川県の弁護士ではなく大阪の弁護士だった。そして、この事件に強い光を繰り返し当てて世に知らしめたのは香川のメディアではなく、東京のテレビ局のキャスターだったこと、、そして、今、この事件を、事件の上から色を塗りこめることによって、最も速い速度で忘却の彼方に押しやろうとしているのは、ほかならぬ香川県民のような気がします。
豊島事件は今日本で起きていることの縮図です。
この1年近くの間、ゼミには県外の方が宿を取って参加してくださることが続いています。
県内在住者であっても、それは他県から転勤してこられた方だったりします。
豊島のことに関心を持ってくださる方の範囲が他県にどんどん広がっていくことを喜んでいると同時に、引き続き一人でも多くの県民の方のご参加を心待ちにする次第であります。
今月のゼミの詳細です。
実施日:2012年10月28日(日)
集合場所: 10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。
参加費:3500円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、500円は午後からの授業料として、1000円は昼食代として)
スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う 現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会@片山邸(泉屋) 炎の料理人細川学が豊島の野菜を使って作ったおかずを並べます。
14時~17時 石井ゼミ(檀山の頂上から縄文海進の頃までさかのぼり豊島をひも解き、水をテーマにレクチャーをしながら島中を回ります)
17時 家浦港解散
申込先: sinrincafe@gmail.com または、090-4336-3104 栗生(アーキペラゴ・理事)までどうぞ。
こちらは、9月の豊島ゼミに参加くださった方の感想文です。
こうしたストレートなレポートをもらうと、やってて良かったなと感じることができます。
************************
【前回の参加者からのレポート】
今日は私にしては珍しくちょっと長文です(笑)
高松の住民になって、ちょうど丸2年になろうとしています。
ただ香川についてはまだ知らないことばかり。そのことを今日痛感しました。
高松港から高速艇で1時間弱のところに「豊島(てしま)」という島があります。
通称「豊島問題」といい、非常に有害な産業廃棄物による公害で30年以上と
いう長い期間、島民が苦しめられてきたこと(いること)で有名な島です。
現在は香川県との間で公害調停が成立し、300億円という莫大なコストをか
けて、汚染土壌の処理作業が進んでいる最中です。
今日はその住民運動の筆頭で活躍されていた(いる)生き証人である砂川三
男さん(84)に直接お話を聞く機会に恵まれました。
本来は行政(香川県)が監督すべき義務を放棄し、業者の犯罪行為を取り締ま
るべき警察(香川県警)さえ職務放棄をし、議会(土庄町長、町議会議員)まで
も知らぬフリをしていたおかげでここまで長引いたことは明らかです。
そして自衛のために自分たちが立ち上がるしかなかった住民に対して、「金が
欲しいんだろう」と言い放った知事(真鍋知事)、「彼らは気が狂っている」と蔑
んでいた県職員、事実を知ろうとさえせず手を貸すことはおろか知らぬフリを
決めていた香川県民たち。そして、この問題が知られたら今度は島の特産物
である農産物に対する風評被害…。
ただの被害者に過ぎず、助けを求めている自分たちがなぜここまで四面楚歌
に会い苦しまなければならないのか、そんな切なくも激しい感情が砂川さんの
言葉の端々から垣間見えました。そして福島原発はじめ、この問題と通ずるこ
とがこの国にはなんと多いことかとも。
来年2013年は瀬戸内芸術祭で島巡りをされる方もいらっしゃると思いますが
そんなことも頭の隅に入れながら豊島の地を歩いてみてはいかがでしょう。
今回のお話を主催したのはNPO法人「アーキペラゴ」というところです。興味の
ある方はどうぞ。
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html
最後に、調停後2周年に詠まれたという詩を転載させてもらいます。
******************
お天道様はみてまっせ
六年半にわたる公害調停
誰からともなく口をついて出る言葉
「お天道様はみてまっせ」
悪いことをして決して許されるはずはなく
そう「お天道様」だけは
本当のことを知っていると信じて歩み続けた
そして豊島の人はよく泣いた
涙は一生懸命汗して歩んだときひとりでに溢れてくる
そんな泣き虫に沢山の人が声援を贈ってくれた
「お天道様」は悪いことを許さなかった
「お天道様」は汗の数だけ涙をくれた
そして涙の数だけ喜びが溢れた
「お天道様」はいつも見ている
時々私たちは負けそうになる
ほんのちょっと「ずる」をしたい
だれも自分のことを分かってくれない
そんな心の隙間を「お天道様」は
固唾をのんで見守っている
汗が乾いたら泣き虫じゃない
でも、涙が乾くと
胸の奥が痛むのはなぜだろう
昨日は通り過ぎ
明日はまだこない
再び帰る今日もない
だから見えない明日にむかって歩き出す
泣きたいときは思いっきり泣けばいい
「お天道様はきっとどこかでみてまっせ」
今週末の豊島ゼミのご案内です。
自分や家族が暮らす愛する場所に、突然全国から大量の有害廃棄物が持ち込まれた。頼みの県も議会も県警も助けてくれないことがわかった。この時点で、これがあなたの住む町のことなら、どうします?
そして、自力で住民運動を始めた豊島住民。30年近くに亘る戦いの末に、絶望的と言われた行政の厚い壁を破り、勝利した。
全国広しといえども、権力に屈することなく勝利したケースは稀であり、最も保守的な県といわれた香川県にこのような我慢強く誇り高い人々がいたことを、まずは、おなじ香川県に住む人に、戦った戦士の生の声を聴いてもらいたいと思って、毎月、ゼミを続けています。
住民が苦しい戦いをしている間もこの事件に関する香川県民の関心は低く、不法投棄をした業者を摘発したのは香川県警ではなく兵庫県警であり、共に戦い苦楽を共にした筆頭弁護士は香川県の弁護士ではなく大阪の弁護士だった。そして、この事件に強い光を繰り返し当てて世に知らしめたのは香川のメディアではなく、東京のテレビ局のキャスターだったこと、、そして、今、この事件を、事件の上から色を塗りこめることによって、最も速い速度で忘却の彼方に押しやろうとしているのは、ほかならぬ香川県民のような気がします。
豊島事件は今日本で起きていることの縮図です。
この1年近くの間、ゼミには県外の方が宿を取って参加してくださることが続いています。
県内在住者であっても、それは他県から転勤してこられた方だったりします。
豊島のことに関心を持ってくださる方の範囲が他県にどんどん広がっていくことを喜んでいると同時に、引き続き一人でも多くの県民の方のご参加を心待ちにする次第であります。
今月のゼミの詳細です。
実施日:2012年10月28日(日)
集合場所: 10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。
参加費:3500円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、500円は午後からの授業料として、1000円は昼食代として)
スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う 現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会@片山邸(泉屋) 炎の料理人細川学が豊島の野菜を使って作ったおかずを並べます。
14時~17時 石井ゼミ(檀山の頂上から縄文海進の頃までさかのぼり豊島をひも解き、水をテーマにレクチャーをしながら島中を回ります)
17時 家浦港解散
申込先: sinrincafe@gmail.com または、090-4336-3104 栗生(アーキペラゴ・理事)までどうぞ。
こちらは、9月の豊島ゼミに参加くださった方の感想文です。
こうしたストレートなレポートをもらうと、やってて良かったなと感じることができます。
************************
【前回の参加者からのレポート】
今日は私にしては珍しくちょっと長文です(笑)
高松の住民になって、ちょうど丸2年になろうとしています。
ただ香川についてはまだ知らないことばかり。そのことを今日痛感しました。
高松港から高速艇で1時間弱のところに「豊島(てしま)」という島があります。
通称「豊島問題」といい、非常に有害な産業廃棄物による公害で30年以上と
いう長い期間、島民が苦しめられてきたこと(いること)で有名な島です。
現在は香川県との間で公害調停が成立し、300億円という莫大なコストをか
けて、汚染土壌の処理作業が進んでいる最中です。
今日はその住民運動の筆頭で活躍されていた(いる)生き証人である砂川三
男さん(84)に直接お話を聞く機会に恵まれました。
本来は行政(香川県)が監督すべき義務を放棄し、業者の犯罪行為を取り締ま
るべき警察(香川県警)さえ職務放棄をし、議会(土庄町長、町議会議員)まで
も知らぬフリをしていたおかげでここまで長引いたことは明らかです。
そして自衛のために自分たちが立ち上がるしかなかった住民に対して、「金が
欲しいんだろう」と言い放った知事(真鍋知事)、「彼らは気が狂っている」と蔑
んでいた県職員、事実を知ろうとさえせず手を貸すことはおろか知らぬフリを
決めていた香川県民たち。そして、この問題が知られたら今度は島の特産物
である農産物に対する風評被害…。
ただの被害者に過ぎず、助けを求めている自分たちがなぜここまで四面楚歌
に会い苦しまなければならないのか、そんな切なくも激しい感情が砂川さんの
言葉の端々から垣間見えました。そして福島原発はじめ、この問題と通ずるこ
とがこの国にはなんと多いことかとも。
来年2013年は瀬戸内芸術祭で島巡りをされる方もいらっしゃると思いますが
そんなことも頭の隅に入れながら豊島の地を歩いてみてはいかがでしょう。
今回のお話を主催したのはNPO法人「アーキペラゴ」というところです。興味の
ある方はどうぞ。
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html
最後に、調停後2周年に詠まれたという詩を転載させてもらいます。
******************
お天道様はみてまっせ
六年半にわたる公害調停
誰からともなく口をついて出る言葉
「お天道様はみてまっせ」
悪いことをして決して許されるはずはなく
そう「お天道様」だけは
本当のことを知っていると信じて歩み続けた
そして豊島の人はよく泣いた
涙は一生懸命汗して歩んだときひとりでに溢れてくる
そんな泣き虫に沢山の人が声援を贈ってくれた
「お天道様」は悪いことを許さなかった
「お天道様」は汗の数だけ涙をくれた
そして涙の数だけ喜びが溢れた
「お天道様」はいつも見ている
時々私たちは負けそうになる
ほんのちょっと「ずる」をしたい
だれも自分のことを分かってくれない
そんな心の隙間を「お天道様」は
固唾をのんで見守っている
汗が乾いたら泣き虫じゃない
でも、涙が乾くと
胸の奥が痛むのはなぜだろう
昨日は通り過ぎ
明日はまだこない
再び帰る今日もない
だから見えない明日にむかって歩き出す
泣きたいときは思いっきり泣けばいい
「お天道様はきっとどこかでみてまっせ」
2012年10月16日
10/27土 豊島農民福音学校レクチャー(兼カフェイメージ)
今回は、現在、来年春のオープンにむけて鋭意構想準備中の「豊島農民福音学校カフェ」のイメージングもかねて、レクチャーのお昼ご飯をカフェスタイル(メニューを作って、各自でオーダー、精算)で準備する予定です。
50年以上も前に、デンマークのフォルケホイスコーレの哲学に感銘を受けた日本人(賀川豊彦氏ほか)が、日本にそれを取り入れて作った数か所の農民福音学校のうち、もっとも長い期間、もっとも多くの受講生を受け入れた「豊島」農民福音学校(開校者は藤崎盛一=賀川豊彦の弟子)が香川県にあった! ということを、一人でも多くの県民の方に知っていただきたいと思っています。
大量生産大量廃棄の時代の波にのまれるように一旦閉校した豊島農民福音学校に触れることは、開校者の藤崎盛一先生のファミリーにとってはパンドラの箱を開けるに等しいことだったように思います。当初は厚かましい私からの働きかけに控えめな人々は躊躇していました。レクチャーも一度きり、という約束で重い口を開いて5月に開講してくださったのですが、このところ少しずつ、「やはりこの記録は後世に残さなければならない」という我々の要請を聞き入れる形で、藤崎さんは静かに準備を進めてくださっています。
レクチャーの内容は、今年いっぱいは、福音学校レクチャー入門編となりますので、vol.1, vol.2 と参加してくださった方は内容が被るかもしれません。
片山邸に続き、「豊島の自力の魅力を掘り起こすシリーズ」の目玉企画第二弾! 是非みなさまのご参加をお待ちしています。
日 時:10月27日(土)10時半~14時半(送迎が必要な方は、10時に家浦港交流会館集合)
場 所:豊島農民福音学校カフェ予定地
授業料:2000円(送迎が必要な方は2500円)
ランチ:豊島農民福音学校で出されていたメニューを再現した一日カフェを開店いたします。メニューをご覧になってオーダーしてください。
申込先:豊島農民福音学校カフェ準備事務局 090-4336-3104(栗生)
募集定員:10名
50年以上も前に、デンマークのフォルケホイスコーレの哲学に感銘を受けた日本人(賀川豊彦氏ほか)が、日本にそれを取り入れて作った数か所の農民福音学校のうち、もっとも長い期間、もっとも多くの受講生を受け入れた「豊島」農民福音学校(開校者は藤崎盛一=賀川豊彦の弟子)が香川県にあった! ということを、一人でも多くの県民の方に知っていただきたいと思っています。
大量生産大量廃棄の時代の波にのまれるように一旦閉校した豊島農民福音学校に触れることは、開校者の藤崎盛一先生のファミリーにとってはパンドラの箱を開けるに等しいことだったように思います。当初は厚かましい私からの働きかけに控えめな人々は躊躇していました。レクチャーも一度きり、という約束で重い口を開いて5月に開講してくださったのですが、このところ少しずつ、「やはりこの記録は後世に残さなければならない」という我々の要請を聞き入れる形で、藤崎さんは静かに準備を進めてくださっています。
レクチャーの内容は、今年いっぱいは、福音学校レクチャー入門編となりますので、vol.1, vol.2 と参加してくださった方は内容が被るかもしれません。
片山邸に続き、「豊島の自力の魅力を掘り起こすシリーズ」の目玉企画第二弾! 是非みなさまのご参加をお待ちしています。
日 時:10月27日(土)10時半~14時半(送迎が必要な方は、10時に家浦港交流会館集合)
場 所:豊島農民福音学校カフェ予定地
授業料:2000円(送迎が必要な方は2500円)
ランチ:豊島農民福音学校で出されていたメニューを再現した一日カフェを開店いたします。メニューをご覧になってオーダーしてください。
申込先:豊島農民福音学校カフェ準備事務局 090-4336-3104(栗生)
募集定員:10名
2012年09月19日
ラストラン 豊島ゼミ9月のご案内
ようやく、秋らしい気持のいい気候となってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
8月は酷暑が予想されたためゼミをお休みしましたが、今月は23日に実施いたします。(すでに申し込みの方がいらっしゃるので)
にも関わららず、モタモタしてしまって、御周知がこんなに遅くなってしまいました。どうかお赦しください。
私がグズグズしていたため、午後ゼミの石井さんとランチ担当の細川さんも予定がはいってしまって、今回は、砂川ゼミと、うらら(住民会議議長浜中幸三さんの奥さんの料理)のお膳でのランチ(こちらもすごく美味しい)というスケジュールに変更となります。
先日ちらっと、砂川さんの口から「栗生さん、わし、ちょっとしんどくなってきたわー。もうゆるしてもらえんやろか」という言葉を聞いてしまったことを受け、砂川ゼミの今後の継続を少し考えはじめています。
「頭が枕から離れているうちはずっと」、という印籠もいい加減引っ込めるべきなのか、ずっとお願いし続けるべきなのか。。
いずれにしても、今回は、砂川さんが「あんたがおったらしゃべりぬくいが!」と嫌がられようが同行して、なんらかの形でビデオカメラを持ち込み、砂川さんの全身全霊での講義を、余すところなく撮影して記録したいと考えています。
私達がこの世からいなくなった後も、豊島にはこんな人がいた、豊島のために瀬戸内海のために、何年も何年もこんなに必死で戦った人たちがいた、ということをずっと後世に残すためにも。
今月のゼミの詳細です。
実施日:2012年9月23日(日)
集合場所: 10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。
参加費:3000円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、1000円は昼食代として)
スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う 現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会
解散
この後豊島での滞在プランは、個別にご相談くだされば最大限対応いたします。
※ この日は、泉屋においては、HINAがお店をしてくれていますので、よろしければ是非覗いてみてください。
申込締切:9月22日(土) 正午
申込先: sinrincafe@gmail.com または、 090-4336-3104(栗生)
写真は、檀山頂上付近から観た景色
8月は酷暑が予想されたためゼミをお休みしましたが、今月は23日に実施いたします。(すでに申し込みの方がいらっしゃるので)
にも関わららず、モタモタしてしまって、御周知がこんなに遅くなってしまいました。どうかお赦しください。
私がグズグズしていたため、午後ゼミの石井さんとランチ担当の細川さんも予定がはいってしまって、今回は、砂川ゼミと、うらら(住民会議議長浜中幸三さんの奥さんの料理)のお膳でのランチ(こちらもすごく美味しい)というスケジュールに変更となります。
先日ちらっと、砂川さんの口から「栗生さん、わし、ちょっとしんどくなってきたわー。もうゆるしてもらえんやろか」という言葉を聞いてしまったことを受け、砂川ゼミの今後の継続を少し考えはじめています。
「頭が枕から離れているうちはずっと」、という印籠もいい加減引っ込めるべきなのか、ずっとお願いし続けるべきなのか。。
いずれにしても、今回は、砂川さんが「あんたがおったらしゃべりぬくいが!」と嫌がられようが同行して、なんらかの形でビデオカメラを持ち込み、砂川さんの全身全霊での講義を、余すところなく撮影して記録したいと考えています。
私達がこの世からいなくなった後も、豊島にはこんな人がいた、豊島のために瀬戸内海のために、何年も何年もこんなに必死で戦った人たちがいた、ということをずっと後世に残すためにも。
今月のゼミの詳細です。
実施日:2012年9月23日(日)
集合場所: 10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。
参加費:3000円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、1000円は昼食代として)
スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う 現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会
解散
この後豊島での滞在プランは、個別にご相談くだされば最大限対応いたします。
※ この日は、泉屋においては、HINAがお店をしてくれていますので、よろしければ是非覗いてみてください。
申込締切:9月22日(土) 正午
申込先: sinrincafe@gmail.com または、 090-4336-3104(栗生)
写真は、檀山頂上付近から観た景色
2012年07月04日
第2回 豊島農民福音学校レクチャーのごあんない
★豊島には全国から志の高い人があつまる学校がありました★
1回限定で5月に実施した豊島農民福音学校レクチャーを、好評につき、第二回目を開催することになりました。
今から70年以上前に東京農業大学から一足飛びに豊島の唐櫃の山に妻子と移り住み、豊島農民福音学校を開校した藤崎盛一(賀川豊彦の弟子)は、立体農業という、平地部だけを取り合う農業法ではなく、山地(立体地)を有効に素敵に活用することによって、バラエティに富んだ農作物や家畜を飼い、それをもとに、ケーキやパンを焼いたり、ジャムを作ったり、ハムを燻製したりする生活法のほか、哲学、学問、信仰などを学びながら、人生を豊かにする方法を説きました。
農業や生活からでた廃棄物もほぼ完全に大地に返し、次の実りの栄養とする等、完全なる持続可能な循環型農法だったそうです。
そこには全国各地から学生が集まり、寄宿舎で寝起きをともにし、学び、また故郷に帰っていったそうです。
この学校は1982年まで続きましたが、時代は、現代のような「循環型社会」という言葉はなく、むしろ、大型工場で作ったものを安く買い、捨て続ける、という価値観が蔓延していた時代の波に押されたこともあったのでしょう、閉校しました。
藤崎先生の息子さんが現在豊島の唐櫃自治会長をされていますが、前回のお人柄そのままの朴訥なレクチャーにリクエストがありましたので、お願いして2回目の開催となりました。
ご興味のある方は、ご参加ください。
***農民福音学校レクチャー****
日時:2012年7月28日(土)
10時、豊島家浦港交流会館集合
10時半〜12時半 レクチャー
12時半〜14時 ランチ(実際に農民福音学校で作られていた献立の再現)
あげそば、ロックケーキ、パン、果樹ジュースなど
14時〜14時半 農民福音学校跡見学
15時 解散(家浦港)
豊島美術館や檀山などへこの後いらっしゃる方は、アクセス方法等ご相談に乗ります。
講師 藤崎盛清さん(唐櫃自治会長)
参加費 4000円(受講料、昼食代、送迎費込)
定員:10名(現在申し込み、9名)
主催:豊島農民福音学校Cafe
申込み先:栗生 090−4336−3104
※ 前回は、授業料1000円、ランチ代1000円と送迎代500円の合計2500円にしていましたが、実際にやってみると、レクチャーのために盛清さん(講師)はものすごい時間をかけて資料を調べ、原稿を作り、準備した刷り物や伸ばした写真だけを考えても経費がでなかったと思われること(ご本人は何もおっしゃらないのですが容易に推測できた)と、4姉妹総出での盛りだくさんのランチも少し値上げしたいと思い上記の参加費にいたしました。ご理解いただければ幸いです。
なお、福音学校跡まで別の方法でアクセスされる方は500円引きとなります。
写真は農民福音学校夏期合宿(女子)のときの一場面
こちらは、一回目に参加された方(文殊さん)の参加感想文です。
**************************以下感想文***********
昨日5/12(土)、シャンタン、ブミカと3人で豊島に渡り、アーキペラゴの主催で行われた「農民福音学校」の足跡を辿るゼミに参加してきました。ぼくとブミカは、これが5度目の豊島訪問、シャンタンは初めての豊島体験でした……
豊島の集落は、大きく分けると壇山という山を囲んでちょうど三ツ星のように3カ所に分散しています……せんだってあけみちゃんのワークが行われたのは西南の集落である甲生(こう)、今回のゼミは、北東の集落である唐櫃(からと)で行われました……この唐櫃には、あのすばらしい超近代的な豊島美術館があります。
http://www.benesse-artsite.jp/teshima-artmuseum/
ゼミが行われたのは、かつてこの地で「農民福音学校」が展開されていたその跡地ですが、唐櫃の高台にあって、眼下に、豊島美術館や唐櫃の港を見下ろすことができます。実に風光明媚なところです。今は、「農民福音学校」を運営されていた藤崎さんのご子息のご家族が住んでらっしゃる家屋の一室でゼミは行われました。
「農民福音学校」の歴史を語ってくださったのは、設立者の藤崎盛一さんのご子息の方……訥々とした語り口のなかから、とてもとても大切な歴史が語られてゆきます……ここにもまたひとつ残しておきたい大切な豊島の語り部の語りがありました……。
豊島に「農民福音学校」が設立されたのは、戦後間もなくの 1947年(昭和22)、全盛期には共同生活を行う研修生が50名を超える時代もあったとか……残念ながら1957年(昭和32年に納豆を醗酵させる小屋から出火して施設が全焼し、規模縮小を余儀なくされます。1982年(昭和57)の閉校まで、実に多くの人々が、この地で、キリスト教の愛の実践のスピリットを土台とする斬新な立体農業の実践学習のメッカとして機能を果たしていたのです。
賀川豊彦氏の提唱による『農民福音学校』がスタートしたのは、1927年(昭和2)神戸の西宮でした。賀川豊彦氏の自宅6畳で、9名の参加者による旗揚げだったようです。続いて1933年(昭和8)東京に「武蔵野農民福音学校」が設立……時代は暗黒の時代へと向かって風雲急を告げるなか、時代の流れに拮抗しようとする必死のこころみのひとつでもあったようです……
藤崎盛一氏が、豊島に導かれてきたのは、「豊島農民福音学校」が開かれるより前の昭和16年のこと……それまで島には存在しなかった乳牛を連れての来島だったようです。常識とは違いもっとも高いところで牛を飼い、その糞は肥料として再利用、尿はサイフォン式の噴霧器で下にある農園に自動的に撒かれる仕組みだったそうです。ミルクからはバターやチーズを、豚からはソーセージやベーコンを作り、ヒツジからは羊毛を採ってセーターを編む、ヤギもまた乳を搾るために飼われていたようです。
また植樹に関してもクルミや果実など実のなる樹木を植林、、、、畑でとれたトマトはピューレをつくり、またパンやケーキなども焼くというスタイル。
これらは商品として外部に売られるためのものではなく、あくまでも共同体の自給自足を目指してのもの……余剰産物は外部に売られることがあったけれど、主目的ではなかったようです。
近代農法が単一作物の大量生産を主軸とする欧米をモデルにしているのに対し、こうした多角的な循環農法は、立体農業と呼ばれ、そのモデルはデンマークの国家再生プロジェクトにありました。立体農法はそれとは真逆の発想に基づくすぐれてエコロジカルであり、循環型であり、地産地消型であり、適性規模のコミューン指向と、今、模索されつつある農業のまさに先取りだったと言えるほどの水準を保っていました。
この離島で4週間にわたる長期ワークショップが行われ、全盛時には50人を超える参加者が集っていたということの驚き……
http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20101010/1287537387
最近、テレビなどでも取り上げられ話題になっている「伊賀の里、もくもく手作りファーム」は、商業的なスタンスですが、立体農法が目指していたものの一部を反映しているように思われます。
伊賀の里、もくもく手作りファーム
http://www.moku-moku.com/
藤崎さんの語りが一段落すると、庭に用意してあったビッフェ形式のお昼の時間……ここではかつて賑わっていたころの農民福音学校でのメニューが再現され、みんな舌鼓を打っていました……。これらのメニューは、当時の学校の食事メニューで育った4姉妹の思い出に従って再現されたのです。
そしてその4姉妹をみると、なんと、あけみちゃんのワークのとき、片山邸の厨房をのシェフをやってくださった植松ルツ子さんの姿が、、、、ルツ子さんは四姉妹の末っ子……そうだったのか! あの豊島ワークのこころのこもった食事は、農民福音学校の精神を汲むものだったんですね。そしてあの美味しい美味しいイチゴを作ってらっしゃるのは講師の盛清さんの息子さんだったのです……
藤崎さんの子供さんたちは、それぞれに「農民福音学校」の歴史を身をもって知る生き証人の方々なのです……久しぶりに四人姉妹そろって、昔の思い出話に花が咲いたとおっしゃっていたみなさん、ランチタイムのシェアリングのときには、涙ぐんでらっしゃり、もっともっと話たいことがあるとおっしゃっていました、、、、
ぼくたちはこうしたみなさんの語りを聴き取るために、また近いうちに豊島に渡るつもりです……昨日、 片山邸に宿泊していたスタッフ3名(あけみちゃん、ぶみか、もんじゅ)に朝食を出していただいた植松さん(実は藤崎さんの四女)に、あけみちゃんの「戻っておいで私の元気」を手渡したところです……
1回限定で5月に実施した豊島農民福音学校レクチャーを、好評につき、第二回目を開催することになりました。
今から70年以上前に東京農業大学から一足飛びに豊島の唐櫃の山に妻子と移り住み、豊島農民福音学校を開校した藤崎盛一(賀川豊彦の弟子)は、立体農業という、平地部だけを取り合う農業法ではなく、山地(立体地)を有効に素敵に活用することによって、バラエティに富んだ農作物や家畜を飼い、それをもとに、ケーキやパンを焼いたり、ジャムを作ったり、ハムを燻製したりする生活法のほか、哲学、学問、信仰などを学びながら、人生を豊かにする方法を説きました。
農業や生活からでた廃棄物もほぼ完全に大地に返し、次の実りの栄養とする等、完全なる持続可能な循環型農法だったそうです。
そこには全国各地から学生が集まり、寄宿舎で寝起きをともにし、学び、また故郷に帰っていったそうです。
この学校は1982年まで続きましたが、時代は、現代のような「循環型社会」という言葉はなく、むしろ、大型工場で作ったものを安く買い、捨て続ける、という価値観が蔓延していた時代の波に押されたこともあったのでしょう、閉校しました。
藤崎先生の息子さんが現在豊島の唐櫃自治会長をされていますが、前回のお人柄そのままの朴訥なレクチャーにリクエストがありましたので、お願いして2回目の開催となりました。
ご興味のある方は、ご参加ください。
***農民福音学校レクチャー****
日時:2012年7月28日(土)
10時、豊島家浦港交流会館集合
10時半〜12時半 レクチャー
12時半〜14時 ランチ(実際に農民福音学校で作られていた献立の再現)
あげそば、ロックケーキ、パン、果樹ジュースなど
14時〜14時半 農民福音学校跡見学
15時 解散(家浦港)
豊島美術館や檀山などへこの後いらっしゃる方は、アクセス方法等ご相談に乗ります。
講師 藤崎盛清さん(唐櫃自治会長)
参加費 4000円(受講料、昼食代、送迎費込)
定員:10名(現在申し込み、9名)
主催:豊島農民福音学校Cafe
申込み先:栗生 090−4336−3104
※ 前回は、授業料1000円、ランチ代1000円と送迎代500円の合計2500円にしていましたが、実際にやってみると、レクチャーのために盛清さん(講師)はものすごい時間をかけて資料を調べ、原稿を作り、準備した刷り物や伸ばした写真だけを考えても経費がでなかったと思われること(ご本人は何もおっしゃらないのですが容易に推測できた)と、4姉妹総出での盛りだくさんのランチも少し値上げしたいと思い上記の参加費にいたしました。ご理解いただければ幸いです。
なお、福音学校跡まで別の方法でアクセスされる方は500円引きとなります。
写真は農民福音学校夏期合宿(女子)のときの一場面
こちらは、一回目に参加された方(文殊さん)の参加感想文です。
**************************以下感想文***********
昨日5/12(土)、シャンタン、ブミカと3人で豊島に渡り、アーキペラゴの主催で行われた「農民福音学校」の足跡を辿るゼミに参加してきました。ぼくとブミカは、これが5度目の豊島訪問、シャンタンは初めての豊島体験でした……
豊島の集落は、大きく分けると壇山という山を囲んでちょうど三ツ星のように3カ所に分散しています……せんだってあけみちゃんのワークが行われたのは西南の集落である甲生(こう)、今回のゼミは、北東の集落である唐櫃(からと)で行われました……この唐櫃には、あのすばらしい超近代的な豊島美術館があります。
http://www.benesse-artsite.jp/teshima-artmuseum/
ゼミが行われたのは、かつてこの地で「農民福音学校」が展開されていたその跡地ですが、唐櫃の高台にあって、眼下に、豊島美術館や唐櫃の港を見下ろすことができます。実に風光明媚なところです。今は、「農民福音学校」を運営されていた藤崎さんのご子息のご家族が住んでらっしゃる家屋の一室でゼミは行われました。
「農民福音学校」の歴史を語ってくださったのは、設立者の藤崎盛一さんのご子息の方……訥々とした語り口のなかから、とてもとても大切な歴史が語られてゆきます……ここにもまたひとつ残しておきたい大切な豊島の語り部の語りがありました……。
豊島に「農民福音学校」が設立されたのは、戦後間もなくの 1947年(昭和22)、全盛期には共同生活を行う研修生が50名を超える時代もあったとか……残念ながら1957年(昭和32年に納豆を醗酵させる小屋から出火して施設が全焼し、規模縮小を余儀なくされます。1982年(昭和57)の閉校まで、実に多くの人々が、この地で、キリスト教の愛の実践のスピリットを土台とする斬新な立体農業の実践学習のメッカとして機能を果たしていたのです。
賀川豊彦氏の提唱による『農民福音学校』がスタートしたのは、1927年(昭和2)神戸の西宮でした。賀川豊彦氏の自宅6畳で、9名の参加者による旗揚げだったようです。続いて1933年(昭和8)東京に「武蔵野農民福音学校」が設立……時代は暗黒の時代へと向かって風雲急を告げるなか、時代の流れに拮抗しようとする必死のこころみのひとつでもあったようです……
藤崎盛一氏が、豊島に導かれてきたのは、「豊島農民福音学校」が開かれるより前の昭和16年のこと……それまで島には存在しなかった乳牛を連れての来島だったようです。常識とは違いもっとも高いところで牛を飼い、その糞は肥料として再利用、尿はサイフォン式の噴霧器で下にある農園に自動的に撒かれる仕組みだったそうです。ミルクからはバターやチーズを、豚からはソーセージやベーコンを作り、ヒツジからは羊毛を採ってセーターを編む、ヤギもまた乳を搾るために飼われていたようです。
また植樹に関してもクルミや果実など実のなる樹木を植林、、、、畑でとれたトマトはピューレをつくり、またパンやケーキなども焼くというスタイル。
これらは商品として外部に売られるためのものではなく、あくまでも共同体の自給自足を目指してのもの……余剰産物は外部に売られることがあったけれど、主目的ではなかったようです。
近代農法が単一作物の大量生産を主軸とする欧米をモデルにしているのに対し、こうした多角的な循環農法は、立体農業と呼ばれ、そのモデルはデンマークの国家再生プロジェクトにありました。立体農法はそれとは真逆の発想に基づくすぐれてエコロジカルであり、循環型であり、地産地消型であり、適性規模のコミューン指向と、今、模索されつつある農業のまさに先取りだったと言えるほどの水準を保っていました。
この離島で4週間にわたる長期ワークショップが行われ、全盛時には50人を超える参加者が集っていたということの驚き……
http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20101010/1287537387
最近、テレビなどでも取り上げられ話題になっている「伊賀の里、もくもく手作りファーム」は、商業的なスタンスですが、立体農法が目指していたものの一部を反映しているように思われます。
伊賀の里、もくもく手作りファーム
http://www.moku-moku.com/
藤崎さんの語りが一段落すると、庭に用意してあったビッフェ形式のお昼の時間……ここではかつて賑わっていたころの農民福音学校でのメニューが再現され、みんな舌鼓を打っていました……。これらのメニューは、当時の学校の食事メニューで育った4姉妹の思い出に従って再現されたのです。
そしてその4姉妹をみると、なんと、あけみちゃんのワークのとき、片山邸の厨房をのシェフをやってくださった植松ルツ子さんの姿が、、、、ルツ子さんは四姉妹の末っ子……そうだったのか! あの豊島ワークのこころのこもった食事は、農民福音学校の精神を汲むものだったんですね。そしてあの美味しい美味しいイチゴを作ってらっしゃるのは講師の盛清さんの息子さんだったのです……
藤崎さんの子供さんたちは、それぞれに「農民福音学校」の歴史を身をもって知る生き証人の方々なのです……久しぶりに四人姉妹そろって、昔の思い出話に花が咲いたとおっしゃっていたみなさん、ランチタイムのシェアリングのときには、涙ぐんでらっしゃり、もっともっと話たいことがあるとおっしゃっていました、、、、
ぼくたちはこうしたみなさんの語りを聴き取るために、また近いうちに豊島に渡るつもりです……昨日、 片山邸に宿泊していたスタッフ3名(あけみちゃん、ぶみか、もんじゅ)に朝食を出していただいた植松さん(実は藤崎さんの四女)に、あけみちゃんの「戻っておいで私の元気」を手渡したところです……
2012年06月30日
人に聞かれたら、香川県のことを、どこまで話せますか?
「大飯原発再稼働反対!」「子供を守れ」「福島をかえせ」、一番多い報告で20万人もの一般市民が首相官邸周囲を取り巻いて、シュプレヒコールをあげた昨夜の映像をご覧になりましたか。
自分の国は自分たちで守る。
2012年6月29日は、世界一品行方正でおとなしい「牧しやすい羊」といわれた日本国民が、「このまま今の政府と行政に頼っていたら未来はない!」と、自らの意思で誰の指示も受けずに、何の組織にも属せず、何の後ろ盾もないまま、本格的に動き出したことがはっきりわかった日でした。
同時に、「行政は、なんだかんだ言っても我々を守ってくれる」という、善良な日本人が多く持っていた役人性善説「オカミ」意識が一掃された一日でもあったように思います。
35年以上前に、否応なくもこのことに気付いて、みずからの意思で立ち上がった人たちが身近にいます。
先祖代々から受け継いだ豊かで美しい大切な島、豊島に、お金のために全国から産業廃棄物を受け入れて、豊島をゴミの島にしてしまいそうな男を「ちゃんと行政指導してほしい」と、最初は「オカミ」意識をもって行政を頼りに運動を始めた豊島住民です。
行政は、何もしなかったばかりか、男に「対価を支払って買うのであれば有価物であり、廃棄物ではない」と教え、企業から安価で買ったシュレッダーダストの何倍もの「輸送賃」をおなじ企業からもらって受け入れたゴミを豊島で最も美しい海岸にどんどん積み上げていくことになるきっかけを与えました。また、後日うその安全白書まで出して、何十年も豊島住民を苦しめました。豊島住民は血を吐きながら、泣きながら、それでも一歩一歩前に進みました。やがて「このまま行政を信じて頼っていてはだめだ!」と気づき、自力で何かをしようともがき戦い始めました。この真摯な姿に、中坊弁護士をはじめとする全国や世界の多くの心ある人が心を動かされて、行政の厚い厚い壁に穴をあけることができたのが、豊島住民運動です。
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/158/genki158-06.html (全国民医連いつでも元気 2004.12 No.158より)
自分の島は自分たちで守る。
豊島住民会議の元議長で今年85歳の砂川三男さんに、長い戦いの当事者の一人としての話を直接聞く豊島ゼミを企画し、月1で実施し始めて(2007年12月にルビー商会の真部秀孝氏が主催し始めたときから数えると)、今年で5年目に突入しています。
ご高齢にも関わらず「こうして一人でもこの年よりの話を聞いてくれる人がいたら、わしは、枕から頭が離れているうちはいつでも住民運動の話をします」という砂川さんの言葉に甘えてずっとゼミを実施し続けて参りましたが、先日、ついに、「栗生さん、わし、もうそろそろこらえてもらえんやろか。。」と言われてしまいました。
私はすかさず「ダメです。まだ枕から頭が離れているんだから、お願いしますよ!」と強く返しましたが、「それが、もう枕にくっつっきょんよ」と。。 砂川さんの辛抱強いお人柄から考えると、よほどしんどくなってきたのかなと、思います。
それでも今月は無理をいってやってもらうことになりました。
毎回毎回が、最後のゼミだと思って、心してご案内します。
誰よりも、香川県に長く住んでいて、話を聞いたことがない人に、、是非聞いてほしい話です。
誰かに聞かれたら、香川県には、いろんな意味で本当に豊かな「豊島」という島と、そこに住むこんなにも誇り高く強くて我慢強く優しい人たちがいるんだということを、話してほしいのです。
香川県にはうどんしかないわけじゃない、そして、美味しい魚や野菜や果物、栗林公園や屋島などの名所旧跡だけじゃない、誰もが誇りに思っている美しい瀬戸内海と我が島を、未来のために苦しくても戦い続けた、我々の多くが見習って余りある人々がいるのです。
今月のゼミ詳細:
日 時:2012年7月22日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)
日 程:10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
12時〜13時 昼食
13時すぎ〜15時 石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
15時すぎ 家浦港にて解散
この後、豊島に残る方はお申し出くだされば、滞在プラン考えます。
参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)
※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。
連絡先:電話 090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)
申込締切:7月20日(金)正午
自分の国は自分たちで守る。
2012年6月29日は、世界一品行方正でおとなしい「牧しやすい羊」といわれた日本国民が、「このまま今の政府と行政に頼っていたら未来はない!」と、自らの意思で誰の指示も受けずに、何の組織にも属せず、何の後ろ盾もないまま、本格的に動き出したことがはっきりわかった日でした。
同時に、「行政は、なんだかんだ言っても我々を守ってくれる」という、善良な日本人が多く持っていた役人性善説「オカミ」意識が一掃された一日でもあったように思います。
35年以上前に、否応なくもこのことに気付いて、みずからの意思で立ち上がった人たちが身近にいます。
先祖代々から受け継いだ豊かで美しい大切な島、豊島に、お金のために全国から産業廃棄物を受け入れて、豊島をゴミの島にしてしまいそうな男を「ちゃんと行政指導してほしい」と、最初は「オカミ」意識をもって行政を頼りに運動を始めた豊島住民です。
行政は、何もしなかったばかりか、男に「対価を支払って買うのであれば有価物であり、廃棄物ではない」と教え、企業から安価で買ったシュレッダーダストの何倍もの「輸送賃」をおなじ企業からもらって受け入れたゴミを豊島で最も美しい海岸にどんどん積み上げていくことになるきっかけを与えました。また、後日うその安全白書まで出して、何十年も豊島住民を苦しめました。豊島住民は血を吐きながら、泣きながら、それでも一歩一歩前に進みました。やがて「このまま行政を信じて頼っていてはだめだ!」と気づき、自力で何かをしようともがき戦い始めました。この真摯な姿に、中坊弁護士をはじめとする全国や世界の多くの心ある人が心を動かされて、行政の厚い厚い壁に穴をあけることができたのが、豊島住民運動です。
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/158/genki158-06.html (全国民医連いつでも元気 2004.12 No.158より)
自分の島は自分たちで守る。
豊島住民会議の元議長で今年85歳の砂川三男さんに、長い戦いの当事者の一人としての話を直接聞く豊島ゼミを企画し、月1で実施し始めて(2007年12月にルビー商会の真部秀孝氏が主催し始めたときから数えると)、今年で5年目に突入しています。
ご高齢にも関わらず「こうして一人でもこの年よりの話を聞いてくれる人がいたら、わしは、枕から頭が離れているうちはいつでも住民運動の話をします」という砂川さんの言葉に甘えてずっとゼミを実施し続けて参りましたが、先日、ついに、「栗生さん、わし、もうそろそろこらえてもらえんやろか。。」と言われてしまいました。
私はすかさず「ダメです。まだ枕から頭が離れているんだから、お願いしますよ!」と強く返しましたが、「それが、もう枕にくっつっきょんよ」と。。 砂川さんの辛抱強いお人柄から考えると、よほどしんどくなってきたのかなと、思います。
それでも今月は無理をいってやってもらうことになりました。
毎回毎回が、最後のゼミだと思って、心してご案内します。
誰よりも、香川県に長く住んでいて、話を聞いたことがない人に、、是非聞いてほしい話です。
誰かに聞かれたら、香川県には、いろんな意味で本当に豊かな「豊島」という島と、そこに住むこんなにも誇り高く強くて我慢強く優しい人たちがいるんだということを、話してほしいのです。
香川県にはうどんしかないわけじゃない、そして、美味しい魚や野菜や果物、栗林公園や屋島などの名所旧跡だけじゃない、誰もが誇りに思っている美しい瀬戸内海と我が島を、未来のために苦しくても戦い続けた、我々の多くが見習って余りある人々がいるのです。
今月のゼミ詳細:
日 時:2012年7月22日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)
日 程:10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
12時〜13時 昼食
13時すぎ〜15時 石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
15時すぎ 家浦港にて解散
この後、豊島に残る方はお申し出くだされば、滞在プラン考えます。
参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)
※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。
連絡先:電話 090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)
申込締切:7月20日(金)正午
2012年06月09日
頭が枕から離れている間はいつでも話します:6月ゼミのご案内
豊島ゼミにこれまで参加してくださった方の中のある方は、当時の県の担当者の上司の方とお知り合いだったこともあり、この事件が全国ニュースになっているときは「大騒ぎになてて大変だなあ」と労いの言葉をかけたりしていたけれど、砂川さんのお話を聞いて事件の全容を知り、また、ゼミで渡された資料を帰って熟読していたら、「なんだ、ええ加減なことをしやがって」と怒りが込み上げてきましたと、興奮気味にお電話をくださいました。
そんな方もいるかと思えば、「(このゼミに)知らずにつれてこられました。今後はごみをちゃんと分別してすてます!」のような感想だけにとどめられる方もいらっしゃり、その反応は(当たり前ですが)十人十色だなあと、改めて感じるこの頃です。
以下にご紹介するのは、今年3月のゼミに(4月に豊島で開催された経営者向けのワークショップ準備もかねて)参加された方(@岡山市在住)の感想文です。
今月は24日に開催します。
日程詳細は、巻末にご案内しています。
ちなみに、この記事のタイトルは、84歳というご高齢の砂川さんに、いつまで講師をお願いできるのかお尋ねしたときの、砂川さんのお返事です。「頭から枕が離れているうちは、みなさんに乞われたら、私でよければいつでもお話をさせていただきます」といつもおっしゃってくれます。
*****参加者感想文*********
来月初旬に豊島で行われる「岡部明美 3days in 豊島(てしま)……「宇宙のフローに乗った人生・仕事を実現する」の最終事前調整のために豊島を再び訪れました。
岡部明美 3days ワークショップ in 豊島(てしま)
http://web.mac.com/monjel1315/Site/Teshima-work.html
宿舎として用意してあるアモーレテシマリゾートの目の前には神子が浜という美しい砂浜が広がっていますが、実は、豊玉姫がウガヤフキアエズを産み落としたのがこの浜であるという伝承があるようです。
興味深いのはこの浜の北側、山二つ越えたところにある浜辺こそが豊島産廃処理場の舞台だということ……西側の海に面した神子が浜は破壊されなかったけれど、北側の海に面した美しい広大な砂浜は、旭硝子系列の豊島総合観光開発によって削りに削り取られ、ガラスの材料と化し、そしてもう砂浜が消滅して砂が取れなくなると、彼らは、さらに陸地を削りに削り破壊してしまうのでした。そして彼らはこの美しい聖域に開けた大きな穴に次から次へと産業廃棄物を投棄してゆきます。恐らくこの破壊された美しい浜は、背後に秀麗なピラミッド型の山を配置した豊島最大のビューティ・スポットをなしていたと思われます。
産廃処理場を進めた豊島総合観光開発の連中は、よりによって豊島のハートとでも呼ぶべきこの聖域をめちゃくちゃに蹂躙し、破壊してしまったのです。
現在は投棄された高濃度有害産業廃棄物からから滲み出し続ける汚染水を高性能処理システムを使って浄化し、健康に害のないレベルまで浄化して解き放っている一方、固形の汚染物を高性能処理施設で処理分別し、さらに中間処理を行ってくれるお隣の直島まで船で輸送していました……実際、立ち入り禁止区域であるこの処理施設エリアに、砂川さんのお陰で入ることができたのですが、現地に立ってみて、自分が福島第一原発のそばに立っているような奇妙な感覚に襲われたものです。
汚染水が地下水となって海に漏れ出ないようにするため、海側には厚い岩盤層に届くまで深く打ち込まれた鉄板の壁が張り巡らされています。
放射性汚染物質は含まない産業廃棄物でさえ、本格的な処理をするためにはこれだけ大掛かりな処理施設が必要になることをこのからだで感じとったとき、一体、福島原発周辺はこれからどうなってゆくのだろうと暗澹たる気持ちになってきました。
ともかくまだ生き証人である砂川さんが存命のうちに、できるだけ多くの人に彼の語りを聴いて欲しいと思いました。ここには福島原発事故の今後の処理プロセスを見据える上でも大切なヒントがあります。
産廃業を強引に進めようとする一業者の横暴な振る舞いに香川県の行政は屈して、見て見ぬ振りを続けたのですが、1990年、兵庫県警がいきなり業者を摘発したことによってブレーキがかかります。このとき兵庫県警を率いていたのは、後にオウム信者によって狙撃されることになる国松長官でした。
思えば秀麗な富士山の麓に醜悪なサティヤンの群れが林立し、そこでサリンが作られていたように、豊島富士とも呼ぶべき、秀麗なトンギリ山の麓を産業廃棄物の毒物を凝縮するプラントが作られていたのです。
豊島の産業廃棄物処理施設、オウムのサティヤンと、福島原発の建屋とが一連のイメージのなかで連動して浮かんできます。
豊島の産業廃棄物は当初予測されていた60万トンをはるかに越え、90万トン以上が埋蔵されていることが判明し、処理期間は、当初の計画より大きくずれ込むようです。
幾多の苦難を乗り越えて、ようやく持ち込まれた産業毒を処理・無化するプロセスに乗ることができた豊島の現実とそれにもへこたれず島の再生に向かおうとしている心ある人々の熱意は、3/11の原発事故以降の日本の動向を占う意味でも貴重な宝です。
ぜひぜひ1人でも多くのひとに、砂川さんの肉声に触れ、豊島産廃闘争の歴史を学んでいただけたらと思います。次回の豊島砂川ゼミは、4/22の第四日曜の予定です。興味のある方は予約の方法など詳しいことをお伝えしますので、連絡ください。
彼らはこの島を守ろうとした、自分の為ではなく未来の島民の為に (http://kappadoujou.ashita-sanuki.jp/e506214.html
)
産廃処理施設の敷地に立てられている資料館の中にある産廃埋め立て地層の保存されたもの。
産廃処理施設の向こうに浮かぶピラミッドの秀麗な姿。
産廃処理施設棟の2階内部から処理場とピラミッドを撮った一枚。
*******感想文 ここまで*********
★豊島ゼミ 水無月スケジュール
日 時:2012年6月24日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)
日 程:
10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
12時〜13時 昼食 住民運動に共感してはや5年目の炎の料理人細川学スピリットの料理を食べながら座談会
13時〜15時 石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
15時すぎ 家浦港にて解散
※高松行の船は、15時10分と、17時20分(最終便)に家浦港を出港します。
最終便でお帰りになる方の15時~17時までの豊島での過ごし方もご相談に乗ります。
※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)
連絡先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)
申込締切:6月21日(金)正午
そんな方もいるかと思えば、「(このゼミに)知らずにつれてこられました。今後はごみをちゃんと分別してすてます!」のような感想だけにとどめられる方もいらっしゃり、その反応は(当たり前ですが)十人十色だなあと、改めて感じるこの頃です。
以下にご紹介するのは、今年3月のゼミに(4月に豊島で開催された経営者向けのワークショップ準備もかねて)参加された方(@岡山市在住)の感想文です。
今月は24日に開催します。
日程詳細は、巻末にご案内しています。
ちなみに、この記事のタイトルは、84歳というご高齢の砂川さんに、いつまで講師をお願いできるのかお尋ねしたときの、砂川さんのお返事です。「頭から枕が離れているうちは、みなさんに乞われたら、私でよければいつでもお話をさせていただきます」といつもおっしゃってくれます。
*****参加者感想文*********
来月初旬に豊島で行われる「岡部明美 3days in 豊島(てしま)……「宇宙のフローに乗った人生・仕事を実現する」の最終事前調整のために豊島を再び訪れました。
岡部明美 3days ワークショップ in 豊島(てしま)
http://web.mac.com/monjel1315/Site/Teshima-work.html
宿舎として用意してあるアモーレテシマリゾートの目の前には神子が浜という美しい砂浜が広がっていますが、実は、豊玉姫がウガヤフキアエズを産み落としたのがこの浜であるという伝承があるようです。
興味深いのはこの浜の北側、山二つ越えたところにある浜辺こそが豊島産廃処理場の舞台だということ……西側の海に面した神子が浜は破壊されなかったけれど、北側の海に面した美しい広大な砂浜は、旭硝子系列の豊島総合観光開発によって削りに削り取られ、ガラスの材料と化し、そしてもう砂浜が消滅して砂が取れなくなると、彼らは、さらに陸地を削りに削り破壊してしまうのでした。そして彼らはこの美しい聖域に開けた大きな穴に次から次へと産業廃棄物を投棄してゆきます。恐らくこの破壊された美しい浜は、背後に秀麗なピラミッド型の山を配置した豊島最大のビューティ・スポットをなしていたと思われます。
産廃処理場を進めた豊島総合観光開発の連中は、よりによって豊島のハートとでも呼ぶべきこの聖域をめちゃくちゃに蹂躙し、破壊してしまったのです。
現在は投棄された高濃度有害産業廃棄物からから滲み出し続ける汚染水を高性能処理システムを使って浄化し、健康に害のないレベルまで浄化して解き放っている一方、固形の汚染物を高性能処理施設で処理分別し、さらに中間処理を行ってくれるお隣の直島まで船で輸送していました……実際、立ち入り禁止区域であるこの処理施設エリアに、砂川さんのお陰で入ることができたのですが、現地に立ってみて、自分が福島第一原発のそばに立っているような奇妙な感覚に襲われたものです。
汚染水が地下水となって海に漏れ出ないようにするため、海側には厚い岩盤層に届くまで深く打ち込まれた鉄板の壁が張り巡らされています。
放射性汚染物質は含まない産業廃棄物でさえ、本格的な処理をするためにはこれだけ大掛かりな処理施設が必要になることをこのからだで感じとったとき、一体、福島原発周辺はこれからどうなってゆくのだろうと暗澹たる気持ちになってきました。
ともかくまだ生き証人である砂川さんが存命のうちに、できるだけ多くの人に彼の語りを聴いて欲しいと思いました。ここには福島原発事故の今後の処理プロセスを見据える上でも大切なヒントがあります。
産廃業を強引に進めようとする一業者の横暴な振る舞いに香川県の行政は屈して、見て見ぬ振りを続けたのですが、1990年、兵庫県警がいきなり業者を摘発したことによってブレーキがかかります。このとき兵庫県警を率いていたのは、後にオウム信者によって狙撃されることになる国松長官でした。
思えば秀麗な富士山の麓に醜悪なサティヤンの群れが林立し、そこでサリンが作られていたように、豊島富士とも呼ぶべき、秀麗なトンギリ山の麓を産業廃棄物の毒物を凝縮するプラントが作られていたのです。
豊島の産業廃棄物処理施設、オウムのサティヤンと、福島原発の建屋とが一連のイメージのなかで連動して浮かんできます。
豊島の産業廃棄物は当初予測されていた60万トンをはるかに越え、90万トン以上が埋蔵されていることが判明し、処理期間は、当初の計画より大きくずれ込むようです。
幾多の苦難を乗り越えて、ようやく持ち込まれた産業毒を処理・無化するプロセスに乗ることができた豊島の現実とそれにもへこたれず島の再生に向かおうとしている心ある人々の熱意は、3/11の原発事故以降の日本の動向を占う意味でも貴重な宝です。
ぜひぜひ1人でも多くのひとに、砂川さんの肉声に触れ、豊島産廃闘争の歴史を学んでいただけたらと思います。次回の豊島砂川ゼミは、4/22の第四日曜の予定です。興味のある方は予約の方法など詳しいことをお伝えしますので、連絡ください。
彼らはこの島を守ろうとした、自分の為ではなく未来の島民の為に (http://kappadoujou.ashita-sanuki.jp/e506214.html
)
産廃処理施設の敷地に立てられている資料館の中にある産廃埋め立て地層の保存されたもの。
産廃処理施設の向こうに浮かぶピラミッドの秀麗な姿。
産廃処理施設棟の2階内部から処理場とピラミッドを撮った一枚。
*******感想文 ここまで*********
★豊島ゼミ 水無月スケジュール
日 時:2012年6月24日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)
日 程:
10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
12時〜13時 昼食 住民運動に共感してはや5年目の炎の料理人細川学スピリットの料理を食べながら座談会
13時〜15時 石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
15時すぎ 家浦港にて解散
※高松行の船は、15時10分と、17時20分(最終便)に家浦港を出港します。
最終便でお帰りになる方の15時~17時までの豊島での過ごし方もご相談に乗ります。
※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)
連絡先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)
申込締切:6月21日(金)正午
2012年05月13日
ロシア式パン釜を使ったピザ教室のご案内 @豊島農民福音学校跡
昨日開催された、豊島農民福音学校レクチャーは、無信仰な自分にも、神様の祝福を燦々と感じることができた素晴らしい一日になりました。
レクチャー:藤崎盛一先生のご子息である盛清さんの、謙虚で味わい深いレクチャー、、この90分間のために何日もの時間とたくさんの労力を割いてくださったことがひしひしと伝わる資料、原稿、写真の数々。。
盛一先生が遺されたもっとも素晴らしい遺伝子である(と勝手に決めています)、誠実で謙虚なお人柄を一身に受けついでおられるのが盛清さんなんだということが、講義を受けていて、痛いほど感じられました。
ランチ:約1年にわたる私の強引でしつこい要請に対して、重い口を開き腰を上げてくださった盛清さん、その盛清さんの昇天されたお兄さんのお嫁さん(今も福音学校跡に住まい守っておられます)、豊島に住む3人のお姉さんとと北海道からお嫁に来た盛清さんの奥さんが、「ひさしぶりに兄弟姉妹がそろったわ」とさざめきながら、農民福音学校名物だった揚げそば(あんかけ)、ロックケーキ(今のスコーン)、カスタードクリーム、トマトジャム、肉みそ、米粉パン、ロシア式で焼いたパン、蕗のお煮つけ、筍の炊いたもの、米粉ドーナツ、シフォンケーキ、手作り沢庵など心づくしを振舞ってくださり、それを、晴天のレモンの丘(農民福音学校跡地)で、みんなで感動しながら戴きました。
この日の参加者の一人の方の強い希望で、農民福音学校跡地で、先ごろ復活したロシア式パン釜を使ったピザ教室を、以下のとおり実施することになりましたので、ご案内します。
日 時;2012年5月19日(土) 10時半~14時半
場 所:豊島農民福音学校跡地(小豆郡土庄町豊島唐櫃丘)
講 師:藤崎光子さんほか藤崎ファミリー
受講料:1800円(材料代込)
最少催行人員:4名)
日 程:11時50分 豊島家浦交流会館集合(送迎車で跡地の入り口まで)
豊島への海のアクセスはこちらをご参照ください。ただし、この日は、同行者が10人を超えそうなので、その際は海上タクシーをチャーターします。チャーターする場合はご連絡いたします。
12時~13時 藤崎邸(福音学校母屋のある山の少し上にあるお家)
13時~14時半 ピザ作り
14時半~15時半 ピザ試食と座談会
15時半 跡地出発
15時40分 交流会館前で解散
※美術館に行きたい方は、巡回バスが15時55分に会館前を出ます。
主 催:豊島農民福音学校Cafe(仮称)
当日世話:吉本(瀬戸内海放送)
申込先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com 栗生(泉屋茶会世話人)
締 切:5月18日(木)午後8時
※ この日に、瀬戸内海放送の取材班も同行して、教室の様子を撮影します。番組の主旨は、「もともとある豊島の豊かで文化的で人の暖かさに溢れるイメージを視聴者に訴え、取り戻すこと」とのこと。ご協力をお願いしますが、被写体になることを避けたい方は、申し込みの時にお伝えください。
レクチャー:藤崎盛一先生のご子息である盛清さんの、謙虚で味わい深いレクチャー、、この90分間のために何日もの時間とたくさんの労力を割いてくださったことがひしひしと伝わる資料、原稿、写真の数々。。
盛一先生が遺されたもっとも素晴らしい遺伝子である(と勝手に決めています)、誠実で謙虚なお人柄を一身に受けついでおられるのが盛清さんなんだということが、講義を受けていて、痛いほど感じられました。
ランチ:約1年にわたる私の強引でしつこい要請に対して、重い口を開き腰を上げてくださった盛清さん、その盛清さんの昇天されたお兄さんのお嫁さん(今も福音学校跡に住まい守っておられます)、豊島に住む3人のお姉さんとと北海道からお嫁に来た盛清さんの奥さんが、「ひさしぶりに兄弟姉妹がそろったわ」とさざめきながら、農民福音学校名物だった揚げそば(あんかけ)、ロックケーキ(今のスコーン)、カスタードクリーム、トマトジャム、肉みそ、米粉パン、ロシア式で焼いたパン、蕗のお煮つけ、筍の炊いたもの、米粉ドーナツ、シフォンケーキ、手作り沢庵など心づくしを振舞ってくださり、それを、晴天のレモンの丘(農民福音学校跡地)で、みんなで感動しながら戴きました。
この日の参加者の一人の方の強い希望で、農民福音学校跡地で、先ごろ復活したロシア式パン釜を使ったピザ教室を、以下のとおり実施することになりましたので、ご案内します。
日 時;2012年5月19日(土) 10時半~14時半
場 所:豊島農民福音学校跡地(小豆郡土庄町豊島唐櫃丘)
講 師:藤崎光子さんほか藤崎ファミリー
受講料:1800円(材料代込)
最少催行人員:4名)
日 程:11時50分 豊島家浦交流会館集合(送迎車で跡地の入り口まで)
豊島への海のアクセスはこちらをご参照ください。ただし、この日は、同行者が10人を超えそうなので、その際は海上タクシーをチャーターします。チャーターする場合はご連絡いたします。
12時~13時 藤崎邸(福音学校母屋のある山の少し上にあるお家)
13時~14時半 ピザ作り
14時半~15時半 ピザ試食と座談会
15時半 跡地出発
15時40分 交流会館前で解散
※美術館に行きたい方は、巡回バスが15時55分に会館前を出ます。
主 催:豊島農民福音学校Cafe(仮称)
当日世話:吉本(瀬戸内海放送)
申込先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com 栗生(泉屋茶会世話人)
締 切:5月18日(木)午後8時
※ この日に、瀬戸内海放送の取材班も同行して、教室の様子を撮影します。番組の主旨は、「もともとある豊島の豊かで文化的で人の暖かさに溢れるイメージを視聴者に訴え、取り戻すこと」とのこと。ご協力をお願いしますが、被写体になることを避けたい方は、申し込みの時にお伝えください。
2012年05月08日
豊島ゼミ(皐月)のご案内
4月のゼミは、当日、強風のため高松港から家浦までの船が停船になり、参加者の皆さんに砂川さんを紹介することができませんでした。
砂川さんに電話で島に渡れない旨を伝えると、「残念やなあ。みなさんを泣かしてやろうかと思とったのに」と言われ本当に残念な気持ちになりましたが、せっかく心ある人に集まっていただいたのに勿体ないと考え、急きょ予定を変更して、前日から豊島に渡れず結果的に高松でいてくれた石井とおるさんによる、豊島事件とそれに関連した話を、大日本社員食堂で聴き倒すというセミナーを、細川学氏の愛情たっぷりの昼食をはさんで実施しました。
お昼ご飯を食べて解散の予定が、14時になってもだれも帰ろうとせず、結局14時半すが解散。5時間にわたる濃いセミナーとなりました。
では、今月のご案内です。
今月は料理人の細川学氏が愛息子の運動会で渡島できないため、彼の息のかかった料理人のサポートで昼食実現となりそうです。
眩しいほどの新緑のなかのゼミに是非お越しください。
今回は高松在住の大小企業の経営者の方もご参加くださる予定で、いろんな化学反応が起こることを楽しみにしています。
このところ、岡山、千葉、金沢、東京など県外からの意識の高い参加者が増え、とても喜んでいます。
しかし、離島で見えにくいとはいえ、同じ香川県のなかで、頼るべき県庁や県警や県議会に一切味方になってもらえず、結果として35年間にわたる孤独な戦いを強いられた住民が、大阪の中坊弁護士や兵庫県警の国松本部長など県外の人の強力なサポートを得て、次第に全国・世界の人々の共感を味方につけ、絶望的といわれた行政相手の闘いに勝利したということ、それが何を意味するのかを、まずは、香川県の人に、一度でかまわないので、運動の当事者から直接話を聞いてもらいたいと、切にねがって毎月企画しています。
テレビや新聞で知っているつもりの情報が、ショックとともにがらっと変わると思います。
豊島事件とはいったい、何だったのか、福島の事故と重ねると何に気づくのか。
みなさんのハートを揺さぶりながら、渾身の力を振り絞って話してくださる砂川さん(84歳)がお元気なうちに、どうか、一度ご参加してください。お願いします。
日 時:2012年5月27日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)
日 程:10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
12時〜13時 昼食 住民運動に共感してはや5年目の炎の料理人細川学スピリットの料理を食べながら座談会
13時すぎ〜15時 石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
15時すぎ 家浦港にて解散
この後、豊島に残る方の滞在プラン考えます。
※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)
連絡先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)
申込締切:食材と資料の都合により、5月26日(土)正午
参考ウェブ:こちら(←料金設定に午後ゼミの500円が反映されていないので、ゼミ内容のみご参考にしてください。
砂川さんに電話で島に渡れない旨を伝えると、「残念やなあ。みなさんを泣かしてやろうかと思とったのに」と言われ本当に残念な気持ちになりましたが、せっかく心ある人に集まっていただいたのに勿体ないと考え、急きょ予定を変更して、前日から豊島に渡れず結果的に高松でいてくれた石井とおるさんによる、豊島事件とそれに関連した話を、大日本社員食堂で聴き倒すというセミナーを、細川学氏の愛情たっぷりの昼食をはさんで実施しました。
お昼ご飯を食べて解散の予定が、14時になってもだれも帰ろうとせず、結局14時半すが解散。5時間にわたる濃いセミナーとなりました。
では、今月のご案内です。
今月は料理人の細川学氏が愛息子の運動会で渡島できないため、彼の息のかかった料理人のサポートで昼食実現となりそうです。
眩しいほどの新緑のなかのゼミに是非お越しください。
今回は高松在住の大小企業の経営者の方もご参加くださる予定で、いろんな化学反応が起こることを楽しみにしています。
このところ、岡山、千葉、金沢、東京など県外からの意識の高い参加者が増え、とても喜んでいます。
しかし、離島で見えにくいとはいえ、同じ香川県のなかで、頼るべき県庁や県警や県議会に一切味方になってもらえず、結果として35年間にわたる孤独な戦いを強いられた住民が、大阪の中坊弁護士や兵庫県警の国松本部長など県外の人の強力なサポートを得て、次第に全国・世界の人々の共感を味方につけ、絶望的といわれた行政相手の闘いに勝利したということ、それが何を意味するのかを、まずは、香川県の人に、一度でかまわないので、運動の当事者から直接話を聞いてもらいたいと、切にねがって毎月企画しています。
テレビや新聞で知っているつもりの情報が、ショックとともにがらっと変わると思います。
豊島事件とはいったい、何だったのか、福島の事故と重ねると何に気づくのか。
みなさんのハートを揺さぶりながら、渾身の力を振り絞って話してくださる砂川さん(84歳)がお元気なうちに、どうか、一度ご参加してください。お願いします。
日 時:2012年5月27日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)
日 程:10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
12時〜13時 昼食 住民運動に共感してはや5年目の炎の料理人細川学スピリットの料理を食べながら座談会
13時すぎ〜15時 石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
15時すぎ 家浦港にて解散
この後、豊島に残る方の滞在プラン考えます。
※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)
連絡先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)
申込締切:食材と資料の都合により、5月26日(土)正午
参考ウェブ:こちら(←料金設定に午後ゼミの500円が反映されていないので、ゼミ内容のみご参考にしてください。
2012年04月17日
豊島農民福音学校レクチャーのごあんない
豊島の片山邸で毎月、三自治会長さんや長老を招いて、「泉屋茶会」というものを開いています。といっても、茶室でお茶を点てるのではなくて、珈琲やケーキを食べながら、島にもともとあるネタを洗い出して、話したり、磨いたりすることが目的の座談会です。
一昨年の11月からあることがきっかけで始まったのですが、ここから、今しっかり歩み始めている「大豆プロジェクト」というものが生まれました。
で、昨年1年くらいかけて生まれようとしているのが、農民福音学校レクチャーです。
今から70年以上前に東京農業大学から一足飛びに豊島の唐櫃の山に妻子と移り住み、豊島農民福音学校を開校した藤崎盛一は、立体農業という、平地部だけを取り合う農業法ではなく、山地(立体地)を有効に素敵に活用することによって、バラエティに富んだ農作物や家畜を飼い、それをもとに、ケーキやパンを焼いたり、ジャムを作ったり、ハムを燻製したりする生活法のほか、哲学、学問、信仰などを学びながら、人生を豊かにする方法を説きました。
農業や生活からでた廃棄物もほぼ完全に大地に返し、次の実りの栄養とする等、完全なる持続可能な循環型農法だったそうです。
そこには全国各地から学生が集まり、寄宿舎で寝起きをともにし、学び、また故郷に帰っていったそうです。
この学校は1982年まで続きましたが、時代は、現代のような「循環型社会」という言葉はなく、むしろ、大型工場で作ったものを安く買い、捨て続ける、という価値観が蔓延していた時代の波に押されたこともあったのでしょう、閉校しました。
藤崎先生の息子さんが現在豊島の唐櫃自治会長をされていますが、まずは、農民福音学校というものは、こんなところだった、というレクチャーを、藤崎さんにお願いして1回だけ、5月に開講することになりました。
ご興味のある方は、ご参加ください。
(残席1席です)
***農民福音学校レクチャー****
日時:2012年5月12日(土)
10時、豊島家浦港交流会館集合
10時半〜12時 レクチャー
12時〜13時半 ランチ(実際に農民福音学校で作られていた献立の再現)
あげそば、ロックケーキ、パン、果樹ジュースなど
13時半〜14時半 農民福音学校跡見学
15時 解散(家浦港)
豊島美術館や檀山などへこの後いらっしゃる方は、アクセス方法等ご相談に乗ります。
講師 藤崎盛清さん(唐櫃自治会長)
参加費 2500円(受講料、昼食代、送迎費込)
定員:10名
申込み先:栗生 090−4336−3104
この一回限定のレクチャーをしてみて、今後継続するか等を検討する予定です。
一昨年の11月からあることがきっかけで始まったのですが、ここから、今しっかり歩み始めている「大豆プロジェクト」というものが生まれました。
で、昨年1年くらいかけて生まれようとしているのが、農民福音学校レクチャーです。
今から70年以上前に東京農業大学から一足飛びに豊島の唐櫃の山に妻子と移り住み、豊島農民福音学校を開校した藤崎盛一は、立体農業という、平地部だけを取り合う農業法ではなく、山地(立体地)を有効に素敵に活用することによって、バラエティに富んだ農作物や家畜を飼い、それをもとに、ケーキやパンを焼いたり、ジャムを作ったり、ハムを燻製したりする生活法のほか、哲学、学問、信仰などを学びながら、人生を豊かにする方法を説きました。
農業や生活からでた廃棄物もほぼ完全に大地に返し、次の実りの栄養とする等、完全なる持続可能な循環型農法だったそうです。
そこには全国各地から学生が集まり、寄宿舎で寝起きをともにし、学び、また故郷に帰っていったそうです。
この学校は1982年まで続きましたが、時代は、現代のような「循環型社会」という言葉はなく、むしろ、大型工場で作ったものを安く買い、捨て続ける、という価値観が蔓延していた時代の波に押されたこともあったのでしょう、閉校しました。
藤崎先生の息子さんが現在豊島の唐櫃自治会長をされていますが、まずは、農民福音学校というものは、こんなところだった、というレクチャーを、藤崎さんにお願いして1回だけ、5月に開講することになりました。
ご興味のある方は、ご参加ください。
(残席1席です)
***農民福音学校レクチャー****
日時:2012年5月12日(土)
10時、豊島家浦港交流会館集合
10時半〜12時 レクチャー
12時〜13時半 ランチ(実際に農民福音学校で作られていた献立の再現)
あげそば、ロックケーキ、パン、果樹ジュースなど
13時半〜14時半 農民福音学校跡見学
15時 解散(家浦港)
豊島美術館や檀山などへこの後いらっしゃる方は、アクセス方法等ご相談に乗ります。
講師 藤崎盛清さん(唐櫃自治会長)
参加費 2500円(受講料、昼食代、送迎費込)
定員:10名
申込み先:栗生 090−4336−3104
この一回限定のレクチャーをしてみて、今後継続するか等を検討する予定です。
2012年04月04日
豊島ゼミ(4月ゼミ)のご案内
毎月、砂川さんに時間を作っていただいて実施している豊島ゼミ。先月末に体調を崩されて心配しましたが、すっかりお元気になられたので、今月も4月22日(日)に、実施します。
今月は、ほぼ半年ぶりに、石井とおるさんが午後からのゼミ(檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せる時間)の講師に復活してくれることになりました。
参加費は3500円です。
※現地徴収いたします。
※内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代、500円は午後からのゼミ授業料です。
※昼食時にお茶かお水は用意しますが、飲みもののお持込も可能です。
(飲用後のペットボトルなどは自身でお持ち帰りください)
※ワイン、コーヒー、お抹茶はbar de HITAKI泉屋で有料で承ることもできます。
日程はこちらです。
集合10時00分 豊島家浦港桟橋付近
~12時 砂川ゼミ(不法投棄現場「心の資料館』中心
12時半~13時半 昼食(豊島片山邸にて) 砂川さん、石井さんを交えて
14時 ~15時半 石井ゼミ (檀山、すだじいの森、唐櫃清水など、水をたどる)
15時半~16時半 自由時間
(甲生地区の散歩、お昼寝、読書、茶室でお茶、瞑想 etc)
★片山邸から歩いていけるスポット
1 首なし地蔵(2体のお地蔵さんのとなりには、願がかなった首が山積みです)
2 三対神社(北斗七星がご神体の妙見信仰の神社)
3 あちこちの道端に点在する戎さんの祠(豊島の祠だけはある特殊な形をしています)
4 両墓制の埋め墓の名残の墓地と隠れキリシタンの墓群
5 塩田千春さんのアートワーク「遠い記憶」(←開催日要確認)
★片山邸から自転車(またはちょっと長めに歩いて)いけるスポット
1 平安時代の観音様がいらっしゃる観音院(家浦岡南部)
2 閻魔さまとその家来たちと囚人像(同)
※管理人のしげさんが体調を壊されて入院中なので、外からのみ見られます。
17時すぎ家浦港にて解散
※ お急ぎの方は、午後からのゼミを省くことも可能です。その場合は参加費は、3000円となります。
※高松・豊島、岡山・豊島、小豆島・豊島の船便の詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰る息子)作のこの表をご参考にどうぞ。
島に渡る人数が10名以上になった場合は、海上タクシーをチャーターする場合があります。
その際は、事前にご連絡いたしますのでご安心ください。
お申し込みは栗生まで、電話090-4336-3104かメール(sinrincafe@gmail.com)でお願いします。
一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。
今月は、ほぼ半年ぶりに、石井とおるさんが午後からのゼミ(檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せる時間)の講師に復活してくれることになりました。
参加費は3500円です。
※現地徴収いたします。
※内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代、500円は午後からのゼミ授業料です。
※昼食時にお茶かお水は用意しますが、飲みもののお持込も可能です。
(飲用後のペットボトルなどは自身でお持ち帰りください)
※ワイン、コーヒー、お抹茶はbar de HITAKI泉屋で有料で承ることもできます。
日程はこちらです。
集合10時00分 豊島家浦港桟橋付近
~12時 砂川ゼミ(不法投棄現場「心の資料館』中心
12時半~13時半 昼食(豊島片山邸にて) 砂川さん、石井さんを交えて
14時 ~15時半 石井ゼミ (檀山、すだじいの森、唐櫃清水など、水をたどる)
15時半~16時半 自由時間
(甲生地区の散歩、お昼寝、読書、茶室でお茶、瞑想 etc)
★片山邸から歩いていけるスポット
1 首なし地蔵(2体のお地蔵さんのとなりには、願がかなった首が山積みです)
2 三対神社(北斗七星がご神体の妙見信仰の神社)
3 あちこちの道端に点在する戎さんの祠(豊島の祠だけはある特殊な形をしています)
4 両墓制の埋め墓の名残の墓地と隠れキリシタンの墓群
5 塩田千春さんのアートワーク「遠い記憶」(←開催日要確認)
★片山邸から自転車(またはちょっと長めに歩いて)いけるスポット
1 平安時代の観音様がいらっしゃる観音院(家浦岡南部)
2 閻魔さまとその家来たちと囚人像(同)
※管理人のしげさんが体調を壊されて入院中なので、外からのみ見られます。
17時すぎ家浦港にて解散
※ お急ぎの方は、午後からのゼミを省くことも可能です。その場合は参加費は、3000円となります。
※高松・豊島、岡山・豊島、小豆島・豊島の船便の詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰る息子)作のこの表をご参考にどうぞ。
島に渡る人数が10名以上になった場合は、海上タクシーをチャーターする場合があります。
その際は、事前にご連絡いたしますのでご安心ください。
お申し込みは栗生まで、電話090-4336-3104かメール(sinrincafe@gmail.com)でお願いします。
一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。
2012年03月07日
豊島ゼミ(3月ゼミ)のご案内
今月の豊島ゼミ(砂川ゼミ)は、毎月より一週間早い18日(日)に実施させていただきます。
「豊島の住民運動がここまでできたのは、わしらだけの努力ではないです。豊島事件を知って、同情してくれたり怒って一緒に考えて協力してくれた全国や世界のいろんな大勢の人のおかげです。それを忘れては、わしら値打ちがないとおもとります。」
という言葉が、砂川さんのお話の中で出てくることがよくあります。
砂川さんを見ていたら、その頭脳、情熱、行動力、に驚くだけではなくて、そのうえここまで誰に対しても常に謙虚でいられるには何を食べて、どうしたらいいんだろう、と、自分の生き方、人生そのものを振り返らせてもらうことができます。
今月のランチには、豊島の漁師さんに分けてもらった新ワカメが登場します。
今回から、アーキペラゴ特製の総カラーゼミパンフが配布されるかもしれません。(印刷が間に合えば)
新しくなった片山邸の畳の香りもついでにお楽しみください。
参加費は3000円です。
※現地徴収いたします。
※内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代です。
※昼食時にお茶かお水は用意しますが、飲みもののお持込も可能です。
(飲用後のペットボトルなどは自身でお持ち帰りください)
※ワイン、コーヒー、お抹茶はbar de HITAKIで有料で承ることもできます。
日程はこちらです。
集合10時20分 豊島家浦港桟橋付近
~12時 砂川さんのお話(不法投棄現場「心の資料館』中心
12時半~14時 昼食(豊島片山邸にて)
残りの時間 自由時間
(甲生地区の散歩、お昼寝、読書、茶室でお茶、瞑想、ワイン etc)
片山邸から歩いていけるスポット
★ 首なし地蔵(2体のお地蔵さんのとなりには、願がかなった首が山積みです)
★ 三対神社(北斗七星がご神体の妙見信仰の神社)
★ あちこちの道端に点在する戎さんの祠(豊島の祠だけはある特殊な形をしています)
★ 両墓制の埋め墓の名残の墓地と隠れキリシタンの墓群
★ 塩田千春さんのアートワーク「遠い記憶」(←開催日要確認)
片山邸から自転車(またはちょっと長めに歩いて)いけるスポット
★ 平安時代の観音様がいらっしゃる観音院(家浦岡南部)
★ 閻魔さまとその家来たちと囚人像(同)
片山邸から車でいけるスポット
★ すだじいの森
★ 檀山展望台
★ 豊島美術館
★ 唐櫃の清水と六角堂
などなど。
14時50分 豊島片山邸出発
15時 家浦港にて解散
お時間のある方は、この後の便でお帰りになってくださっても結構です。
※豊島高松の往復は、この船が便利です。
※土庄や宇野経由で来ることもできます。詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰る息子)作のこの表をご参考にどうぞ。
島に渡る人数が10名以上になった場合は、海上タクシーをチャーターする場合があります。
その際は、事前にご連絡いたしますのでご安心ください。
お申し込みは、NPO法人アーキペラゴの申し込みページから、または、栗生(電話090-4336-3104)かメールまで、このブログへのコメントでもtwitter でもFBでもなんでも。どなんことしてでも連絡ください。
一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。
写真は、家浦岡の閻魔様と家来の一部と、世話人シゲさん(←めちゃくちゃキュートな方なのです)
「豊島の住民運動がここまでできたのは、わしらだけの努力ではないです。豊島事件を知って、同情してくれたり怒って一緒に考えて協力してくれた全国や世界のいろんな大勢の人のおかげです。それを忘れては、わしら値打ちがないとおもとります。」
という言葉が、砂川さんのお話の中で出てくることがよくあります。
砂川さんを見ていたら、その頭脳、情熱、行動力、に驚くだけではなくて、そのうえここまで誰に対しても常に謙虚でいられるには何を食べて、どうしたらいいんだろう、と、自分の生き方、人生そのものを振り返らせてもらうことができます。
今月のランチには、豊島の漁師さんに分けてもらった新ワカメが登場します。
今回から、アーキペラゴ特製の総カラーゼミパンフが配布されるかもしれません。(印刷が間に合えば)
新しくなった片山邸の畳の香りもついでにお楽しみください。
参加費は3000円です。
※現地徴収いたします。
※内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代です。
※昼食時にお茶かお水は用意しますが、飲みもののお持込も可能です。
(飲用後のペットボトルなどは自身でお持ち帰りください)
※ワイン、コーヒー、お抹茶はbar de HITAKIで有料で承ることもできます。
日程はこちらです。
集合10時20分 豊島家浦港桟橋付近
~12時 砂川さんのお話(不法投棄現場「心の資料館』中心
12時半~14時 昼食(豊島片山邸にて)
残りの時間 自由時間
(甲生地区の散歩、お昼寝、読書、茶室でお茶、瞑想、ワイン etc)
片山邸から歩いていけるスポット
★ 首なし地蔵(2体のお地蔵さんのとなりには、願がかなった首が山積みです)
★ 三対神社(北斗七星がご神体の妙見信仰の神社)
★ あちこちの道端に点在する戎さんの祠(豊島の祠だけはある特殊な形をしています)
★ 両墓制の埋め墓の名残の墓地と隠れキリシタンの墓群
★ 塩田千春さんのアートワーク「遠い記憶」(←開催日要確認)
片山邸から自転車(またはちょっと長めに歩いて)いけるスポット
★ 平安時代の観音様がいらっしゃる観音院(家浦岡南部)
★ 閻魔さまとその家来たちと囚人像(同)
片山邸から車でいけるスポット
★ すだじいの森
★ 檀山展望台
★ 豊島美術館
★ 唐櫃の清水と六角堂
などなど。
14時50分 豊島片山邸出発
15時 家浦港にて解散
お時間のある方は、この後の便でお帰りになってくださっても結構です。
※豊島高松の往復は、この船が便利です。
※土庄や宇野経由で来ることもできます。詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰る息子)作のこの表をご参考にどうぞ。
島に渡る人数が10名以上になった場合は、海上タクシーをチャーターする場合があります。
その際は、事前にご連絡いたしますのでご安心ください。
お申し込みは、NPO法人アーキペラゴの申し込みページから、または、栗生(電話090-4336-3104)かメールまで、このブログへのコメントでもtwitter でもFBでもなんでも。どなんことしてでも連絡ください。
一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。
写真は、家浦岡の閻魔様と家来の一部と、世話人シゲさん(←めちゃくちゃキュートな方なのです)
2012年01月11日
彼らはこの島を守ろうとした。自分の為ではなく未来の島民の為に
私が豊島と初めて出会ったのは、2007年の9月12日のこと。
シブヤ大学の郊外学習プログラムに新しく「瀬戸内の島を教室にして、島の人を先生にする授業」を作ることになり、かねてよりシブヤ大学の理事と親交のあった三井文博さん(現・NPO法アーキペラゴ理事長)に相談がありました。
その三井さんのお誘いによって、大学の本拠地である東京・渋谷と島々の間を結ぶ拠点として母港としての高松でコーディネーターをさせていただくことになり、試作的授業(10月27日・28日実施)の内容を決めるため豊島に初上陸したのでした。
この時のシブヤ大学多島海ツーリズムの教室は、小豆島・男木島・直島、そして豊島。コーディネーターとしてツアー作成に臨むことになったのは、私を含めて4人でした。
ここでシブ大の人に「栗生さんはどの島がいいですか?」と(きっと歳の順に)聞かれて、まり考える時間もなさそうだったので、とっさに「行ったことないのが豊島だけです。この際私も豊島を勉強したいので、豊島にします」と答えたのです。
そこからが、私と豊島のご縁の始まりでした(今思えば)。
この日は、チャーター船の手配から、現地での産廃現場視察の予約などを全部片山明子さんがやってくれました。
不法投棄現場のガイドをできる豊島住民は現在5人在籍しているということですが、片山さんが引いてくれた「砂川さんカード」が、後に人生の師となることを考えると、三井さんと片山明子さんは豊島や砂川さんと私を引き合わせてくれた恩人であります。
9月12日、チャーター船が豊島家浦港着岸、上陸。
このときに我々を、仏様のような笑顔で迎えてくれたのが、その砂川三男さん(元廃棄物豊島住民会議元議長)でした。
「よお、来てくれましたな」「年寄りのしょうもない話を、聞きにきてくれてありがとう」
暖かく謙虚な言葉がはさまれながら、不法投棄現場の「心の資料館」というところで、砂川さんの話は始まりました。
話が進むにつれて、それまでに自分の中にあったと思われる、豊島への偏見、生半可な知識がどんどん剥がれ落ちて、涙に変わっていきました。
不法投棄開始が1970年代。1990年に兵庫県警によって業者が摘発されるまで、どうしてあんなになるまでほっといたのか
という質問が、豊島のことをあまり知らない人から聞こえることがありますが、
豊島住民は、不法投棄が始まった直後から、県庁への通報・相談、運動を始めていたのでした。
住民に落ち度はなかった。(あったとしたら、行政機関をお上=悪いようにはしないはず、と信じた「人の好さ」だけ)
本来なら、監督行政を行って、不法投棄を止めなければならない県庁職員が、不法投棄を続けたい業者のいいなりになり、住民運動を抑えるために偽りの「安全白書」まで作っていた事実。
2000年6月に公害調停が成立し、当時の知事が、末期のガンと戦いながら住民運動の先頭に立っていた安岐登志一議長と握手をし、涙を流しながら住民に謝罪したその翌年に、問題をここまで巨大化させた県庁担当者の上司にあたる人が、環境省から表彰されていたという事実。(47都道府県の知事が、その年の表彰対象者を推薦する仕組みだそうです)
中坊公平弁護士との出会い、弁護士が訴訟の費用のうち、1000万円という身銭を切ってまで、豊島を助けようとしてくれたということ。
県庁の職員や香川県民に、「今、おなじ香川県の中で、こんなことが起こっている」ということを知ってもらうために、島の年配者(平均年齢70歳)が決意した、「県庁前のたちっぱなし抗議」のこと。
砂川さんたちで結成されていた「たちっぱなし年寄隊」は、晩秋から翌年の3月くらいまでの半年間の間、まだ高速艇がなかったため、宇野や土庄でフェリーを乗り継ぎ、2時間かけて高松に上陸し、県庁の始業時間の8時半から午後5時半まで、5人交代で、寒風ふきすさぶ県庁前の道路(中には入れてもらえなかった)に毎日に立ち、道行く人や県庁職員に「こんなことが起こっています」と書いたチラシを渡していたそうです。
5人が凍えながら立っているところに、老人車を押したおばあさんが近寄ってきて、買ったばかりの暖かい甘酒の缶を5つもって近づき一人一人に渡されたときに、「わしら、この甘酒は、よー飲まんの。ありがたくて。。」と誰も缶を開けずに、懐に入れて持って帰った話。
心の資料館に貼られた500人余の調停の原告人名簿、そしてところどころ、その名前の横につけられた黒いリボン。。
etc..
あのとき、豊島の人たちがわが身を顧みずに立ち上がっていなかったら、今、瀬戸内海は、とんでもないことになっていたと想像ができる話。
1時間半に亘る砂川さんの話はあっとう間に終わったと思えるくらい内容が濃くて、熱くて、悲しくて、怒りが込み上げて、そしていろいろな感情で体が震えました。
そして、次の瞬間、豊島事件に興味を持ったことがなかった自分は、きっと県庁での砂川さん達のたちっぱなしをしらんぷりして通りすぎてた県民の一人だったに違いないと思い、
恥ずかしくなったのです。
砂川さんは、当時すでに御年80歳になっておられたのに、ものすごい記憶力と高い言語能力に加えて、その場その場で臨機応変に対応できる柔軟をも持ち合わせておられる、凄い方です。
そのうえ、お人柄は、まるで、冬の陽だまりのような暖かい人。
それからというもの、私は、理由をつけては豊島に渡り、砂川さんの顔を見にいくようになりました。
そして、自分は、まずは香川県に住んでいる人で、この事件を、闘った当事者の口から聞く・知る人を一人でも増やす努力をしよう、といつしか決意していました。
その後、いろいろなことをして(たとえば、こんなツアー、たとえばこんなことをして現在に至りますが、いまは、毎月第4日曜日を、「砂川三男元議長の話を豊島で聴いてもらう日」と定め、これを「豊島ゼミ」と称して、ほそぼそとツアーを続けています。
今月は、1月22日(日)に開催します。
参加費は3000円
※現地徴収・内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代。
日程はこちらです。
集合10時20分 豊島家浦港桟橋付近
~12時 砂川さんのお話(不法投棄現場「心の資料館』中心
12時半~14時 昼食(豊島片山邸にて)
残りの時間 自由時間(甲生地区の散歩、泉屋でワイン、お昼寝、読書、茶室でお茶、首なし地蔵お参りetc)
14時50分 豊島片山邸出発
15時 家浦港にて解散
※豊島高松の往復は、この船が便利です。
※土庄や宇野経由で来ることもできます。詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰って一人暮らしのお母さんのために松の剪定や動物性蛋白質の調達を行う孝行息子)作のこの表をご参考にどうぞ。
様々な人生経験を積んだ年配者は、社会の宝ものだと思っています。
砂川さんに限らず。
順番からいえば先に旅立つことになるこの人たちの話を、直接、生で聴き、どんどん記録して、記憶して、人生に書き込んでいくということを、今年は、とてもやりたいと思っています。
豊島ゼミは、このなかの一つの企画です。
お申し込みは、栗生(電話090-4336-3104)かメールまで、このブログへのコメントでもtwitter でもFBでもなんでも。どなんことしてでも連絡ください。
一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。
シブヤ大学の郊外学習プログラムに新しく「瀬戸内の島を教室にして、島の人を先生にする授業」を作ることになり、かねてよりシブヤ大学の理事と親交のあった三井文博さん(現・NPO法アーキペラゴ理事長)に相談がありました。
その三井さんのお誘いによって、大学の本拠地である東京・渋谷と島々の間を結ぶ拠点として母港としての高松でコーディネーターをさせていただくことになり、試作的授業(10月27日・28日実施)の内容を決めるため豊島に初上陸したのでした。
この時のシブヤ大学多島海ツーリズムの教室は、小豆島・男木島・直島、そして豊島。コーディネーターとしてツアー作成に臨むことになったのは、私を含めて4人でした。
ここでシブ大の人に「栗生さんはどの島がいいですか?」と(きっと歳の順に)聞かれて、まり考える時間もなさそうだったので、とっさに「行ったことないのが豊島だけです。この際私も豊島を勉強したいので、豊島にします」と答えたのです。
そこからが、私と豊島のご縁の始まりでした(今思えば)。
この日は、チャーター船の手配から、現地での産廃現場視察の予約などを全部片山明子さんがやってくれました。
不法投棄現場のガイドをできる豊島住民は現在5人在籍しているということですが、片山さんが引いてくれた「砂川さんカード」が、後に人生の師となることを考えると、三井さんと片山明子さんは豊島や砂川さんと私を引き合わせてくれた恩人であります。
9月12日、チャーター船が豊島家浦港着岸、上陸。
このときに我々を、仏様のような笑顔で迎えてくれたのが、その砂川三男さん(元廃棄物豊島住民会議元議長)でした。
「よお、来てくれましたな」「年寄りのしょうもない話を、聞きにきてくれてありがとう」
暖かく謙虚な言葉がはさまれながら、不法投棄現場の「心の資料館」というところで、砂川さんの話は始まりました。
話が進むにつれて、それまでに自分の中にあったと思われる、豊島への偏見、生半可な知識がどんどん剥がれ落ちて、涙に変わっていきました。
不法投棄開始が1970年代。1990年に兵庫県警によって業者が摘発されるまで、どうしてあんなになるまでほっといたのか
という質問が、豊島のことをあまり知らない人から聞こえることがありますが、
豊島住民は、不法投棄が始まった直後から、県庁への通報・相談、運動を始めていたのでした。
住民に落ち度はなかった。(あったとしたら、行政機関をお上=悪いようにはしないはず、と信じた「人の好さ」だけ)
本来なら、監督行政を行って、不法投棄を止めなければならない県庁職員が、不法投棄を続けたい業者のいいなりになり、住民運動を抑えるために偽りの「安全白書」まで作っていた事実。
2000年6月に公害調停が成立し、当時の知事が、末期のガンと戦いながら住民運動の先頭に立っていた安岐登志一議長と握手をし、涙を流しながら住民に謝罪したその翌年に、問題をここまで巨大化させた県庁担当者の上司にあたる人が、環境省から表彰されていたという事実。(47都道府県の知事が、その年の表彰対象者を推薦する仕組みだそうです)
中坊公平弁護士との出会い、弁護士が訴訟の費用のうち、1000万円という身銭を切ってまで、豊島を助けようとしてくれたということ。
県庁の職員や香川県民に、「今、おなじ香川県の中で、こんなことが起こっている」ということを知ってもらうために、島の年配者(平均年齢70歳)が決意した、「県庁前のたちっぱなし抗議」のこと。
砂川さんたちで結成されていた「たちっぱなし年寄隊」は、晩秋から翌年の3月くらいまでの半年間の間、まだ高速艇がなかったため、宇野や土庄でフェリーを乗り継ぎ、2時間かけて高松に上陸し、県庁の始業時間の8時半から午後5時半まで、5人交代で、寒風ふきすさぶ県庁前の道路(中には入れてもらえなかった)に毎日に立ち、道行く人や県庁職員に「こんなことが起こっています」と書いたチラシを渡していたそうです。
5人が凍えながら立っているところに、老人車を押したおばあさんが近寄ってきて、買ったばかりの暖かい甘酒の缶を5つもって近づき一人一人に渡されたときに、「わしら、この甘酒は、よー飲まんの。ありがたくて。。」と誰も缶を開けずに、懐に入れて持って帰った話。
心の資料館に貼られた500人余の調停の原告人名簿、そしてところどころ、その名前の横につけられた黒いリボン。。
etc..
あのとき、豊島の人たちがわが身を顧みずに立ち上がっていなかったら、今、瀬戸内海は、とんでもないことになっていたと想像ができる話。
1時間半に亘る砂川さんの話はあっとう間に終わったと思えるくらい内容が濃くて、熱くて、悲しくて、怒りが込み上げて、そしていろいろな感情で体が震えました。
そして、次の瞬間、豊島事件に興味を持ったことがなかった自分は、きっと県庁での砂川さん達のたちっぱなしをしらんぷりして通りすぎてた県民の一人だったに違いないと思い、
恥ずかしくなったのです。
砂川さんは、当時すでに御年80歳になっておられたのに、ものすごい記憶力と高い言語能力に加えて、その場その場で臨機応変に対応できる柔軟をも持ち合わせておられる、凄い方です。
そのうえ、お人柄は、まるで、冬の陽だまりのような暖かい人。
それからというもの、私は、理由をつけては豊島に渡り、砂川さんの顔を見にいくようになりました。
そして、自分は、まずは香川県に住んでいる人で、この事件を、闘った当事者の口から聞く・知る人を一人でも増やす努力をしよう、といつしか決意していました。
その後、いろいろなことをして(たとえば、こんなツアー、たとえばこんなことをして現在に至りますが、いまは、毎月第4日曜日を、「砂川三男元議長の話を豊島で聴いてもらう日」と定め、これを「豊島ゼミ」と称して、ほそぼそとツアーを続けています。
今月は、1月22日(日)に開催します。
参加費は3000円
※現地徴収・内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代。
日程はこちらです。
集合10時20分 豊島家浦港桟橋付近
~12時 砂川さんのお話(不法投棄現場「心の資料館』中心
12時半~14時 昼食(豊島片山邸にて)
残りの時間 自由時間(甲生地区の散歩、泉屋でワイン、お昼寝、読書、茶室でお茶、首なし地蔵お参りetc)
14時50分 豊島片山邸出発
15時 家浦港にて解散
※豊島高松の往復は、この船が便利です。
※土庄や宇野経由で来ることもできます。詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰って一人暮らしのお母さんのために松の剪定や動物性蛋白質の調達を行う孝行息子)作のこの表をご参考にどうぞ。
様々な人生経験を積んだ年配者は、社会の宝ものだと思っています。
砂川さんに限らず。
順番からいえば先に旅立つことになるこの人たちの話を、直接、生で聴き、どんどん記録して、記憶して、人生に書き込んでいくということを、今年は、とてもやりたいと思っています。
豊島ゼミは、このなかの一つの企画です。
お申し込みは、栗生(電話090-4336-3104)かメールまで、このブログへのコメントでもtwitter でもFBでもなんでも。どなんことしてでも連絡ください。
一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。
2011年04月10日
2011年04月09日
2011年04月09日
2011年03月26日
2011年豊島アースディのご案内
豊島でのアースデイも今年で15回を迎えることになりました。
まだ、訪れたことの無い皆様には、豊島の魅力を満喫できる一日になります。
何度も訪れた方には、あの方このかたとのお話しに華咲く一日になるでしょう。
是非、お友達やご家族を誘って、春の豊島に出かけませんか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年第15回 アースデイかがわin豊島 のお知らせ
●主催 アースデイかがわin豊島実行委員会
●とき 4月17日(日)9:45~16:00
●参加費 大人/高校生 500円、小中学生幼児 無料
アースデイは地球環境を守ろうという国際連携行動です。豊島では1997年から始まったこの催しも今回15回を迎えます。
午前の催し10:00~12:00
●探鳥会 (交流センターから甲生周辺)バードウォッチングしなら歩きましょう
●ミニシンポジウム「瀬戸内芸術祭」(豊島公民館2階)芸術祭実行委員会から経過報告の後、皆さんで議論しましょう
●産廃現場見学(交流センター10時発)住民会議事務局の皆さんの説明で不法投棄現場とこころの記念館を見学しましょう
正午の催し12:00~15:30
●豊島産直市(交流センター)豊島の食材のお弁当や山海の幸を販売します
●健康チェックと相談会(交流センター)血圧、体年齢、尿チェックなど平和病院より
午後の催し13:00~15:30
●古代の王族に出会うハイキング(中学校裏山の古墳探検)
●湯浅一郎先生の瀬戸内海フィールドワーク(家浦港周辺と交流センター)海の豊かさを見て触れて感じましょう
●ツルかご編み教室(交流センター)先着20名、材料費500円
●産廃現場見学(交流センター13時発)住民会議事務局の皆さんの説明で不法投棄現場とこころの記念館を見学しましょう
▲早朝 海岸清掃(8:00~9:00)
早朝イベントの為、高松港7時発の便(先着20名様のみ無料)がご利用になれますが、事前申し込みが必要。
チャーター船
往路 高松港発8:30 家浦港着9:00
復路 家浦港発16:00 高松港着16:30
料金 大人/高校生 2,000円
小学/中学生 1,000円
幼児無料
予約、申し込みは、4月10日までに、下記
豊島ネット内・アースディ事務局
メール t-net@poem.ocn.ne.jp
電話/FAX 087-832-5188
〒760-0017 高松市番町2丁目4-15
お名前と性別、大人/高校生/小中学生/幼 チャーター船(往復or片道)申し込みと
当日連絡の取れる電話番号を必ず明記してください。
返信にて集合場所などをお知らせいたします。
2011年02月14日
守りたいもののあるすべての人へ。豊島日帰り旅行 2/27
同じ香川に住む人たちに、是非とも知っておいてほしい現代史
「豊島事件と住民運動」
豊島の人たちが、命をかけて守ろうとしたものは何なのかを知るための旅。
だったら、自分が守りたい大切なものは何なのかを考える旅。
きっと、何か熱くなるものを、心に持って帰ってもらえる旅を、気合を入れて企画してみました。
是非ご一緒に。
★★アーキペラゴツーリズム:香川遺産「豊島篇」
実施日 2011.2.27(日)
09:15 高松港県営第一桟橋(豊島行き高速艇乗り場)集合
09:30~10:20 高松港発 豊島家浦港着(高速艇)
10:30~12:30 ★豊島ゼミ1:砂川さんナビゲートによる豊島事件現場視察
13:00~15:00 ★豊島ゼミ2:石井さんによる事件総括と未来についての昼食座談会
★ライブまたは茶会
15;00~17:00 ★豊島ゼミ3:母なる水を辿るツアー
17:20~17:55 家浦港発 高松港着
17:55 解散
◆豊島ゼミ1 産業廃棄物不法投棄現場視察
2007年秋、豊島に初上陸した私達を出迎えてくれたのは、今年83歳になる長老 砂川三男氏であった。
何万年もの昔から人が生活を営むことのできた島、穏やかな気候と万物の宿る檀山の水を湛える土壌に恵まれた「何でも育つ」豊かな島、は豊島の人々の誇りだった。
その島のなかでも最も美しい海岸が、一人のならず者がある日島に持ち込み始めたゴミによって瞬く間に60万トンもの異臭を放つゴミの山となった。シュレッダーダストを燃やす黒い煙は香川県庁の窓からも瀬戸内海の向こうにはっきりと見えるほどの惨状であったという。
豊島住民はゴミが持ち込まれた直後より反対運動を開始した。戦いの相手は、結局、ならず者の暴挙を認めて偽りの「安全宣言」まで出しながら逃げきろうとした県に移る。立ちはだかる行政の厚い壁を乗り越えることは誰の目にも不可能に見えた。
しかし島民たちの全身全霊での長年にわたる無私の戦いは、反骨の弁護士中坊氏をはじめとした日本国内外の注目と協力者を集め、歴史的にも稀有な奇跡的な勝利を治めた。
このツアーでは、住民運動を率いたリーダーの一人である砂川三男氏による、豊島の戦いの歴史を聞いていただきます。
静かな静かな長老の語りは、自然に私達を共感させ、魂をゆさぶらせ、やがて「同じ県の人たちがこんなに長い間こんなに苦しんで戦っていたこと」を知る自分と向き合わせ、「これからどう生きるべきか」という問いに繋がらせるかもしれません。
◆豊島ゼミ2 石井さんを囲む昼食座談会
砂川三男ほか長老勝手連が、豊島の声を県政に届ける切り札として選んだ男=石井とおるを囲む座談会。
豊島の長い戦いの終わりは、元どおりの豊島になることでは最早ない。失われた気の遠くなる歳月を考えるなら、この島が世界で最も幸せな島になった時が本当の戦いの終わりといえるのではないか。
今、豊島と出会うことになった我々に、何ができるかと少しでも考えることができたとしたら、豊島の未来の立体地図を島の人と一緒に描いてみることを視野にいれてほしい。
31歳。米国で学んできた農学でこれから自分の人生を実らせるはずだった年月を、すべて住民運動のためにささげた男(現在50歳)による事件の総括と、近未来の豊島への思いを聞きながら、豊島中華とその後のお茶を味わってください。
280年間豊島を見つめてきた泉屋の佇まいとともに。
◆豊島中華
「100本の大根を買い取ったら、100種類の大根料理を作れるのが料理人の矜持」と語る男=細川学。
少量多品種で安全な農作物を作っている農家さんとそれを食べたい人々とを繋ぐため「百姓一揆」という八百屋を作ってしまった男=細川学。
自分が幸せになりすぎた「ぶに」をみんなが少しずつお裾分けすることから始めたいと「人類温暖化計画」という具体的な活動で実践している男=細川学。
障がいのある人が地域で普通に暮らせる社会を作りたいと、自分スタイルのノーマライゼーションを「御意のトマト鍋」の通販という形で実践している男=細川学。
「真のお接待のこころ」を模索するため、瀬戸内国際芸術委祭期間中、毎朝5時に起きて、高松港から船に乗る人々のためにおにぎりを握り続けた男=細川学。
彼の作る豊島中華が本日の昼食です。
豊島の食材を使った、「豊島らしい、でも、そのままでもない」炎の創作料理をご堪能ください。
◆豊島ゼミ3 :母なる水を辿るツアー
「豊島の水」を辿るツアーにご案内します。
茶室に隣接する井戸の水量の豊かさに因んで命名された「泉屋」を起点に、豊島の水源である檀山の頂上に登ります。初めてみる角度からの瀬戸内海を臨んだ後、檀山の水が常に流れ込む「唐櫃の清水」を尋ねます。そこでは、鉄の彫刻家、青木野枝さんの「空の粒子」が貯水タンクの上であなたを迎えてくれます。
彫刻に耳をあててすまして、微かに水が流れる音が響くのを確認した後は、瀬戸内海が広角で一望できる棚田に下りて、「雫」の形をした美術館に腰掛けて目を閉じてみてください。
◆旅費、その他
交通費 高速艇往復 2,600円
産廃施設視察代(ガイド・バス・資料代) 2,000円
豊島中華(ワイン等飲み物はオプション) 1,000円
施設使用料(泉屋維持費) 400円
(オプション) 豊島美術館入館料 1,500円
-------------------------------------------------------------------------
合計 6,000円(美術館入館料を含むと7,500円)
◆参加申し込み
◎NPO法人アーキペラゴ 087-811-7707
http://www.archipelago.or.jp/
※アーキペラゴにご入会お薦め中。会員特典:今回のツアーでは「泉屋cafe」でのお飲み物がすべて3割引きとなります。
◎ルビー商会 087-897-2600 ruby@madeinkagawa.net
◆締め切り/2月25日(土)正午
「豊島事件と住民運動」
豊島の人たちが、命をかけて守ろうとしたものは何なのかを知るための旅。
だったら、自分が守りたい大切なものは何なのかを考える旅。
きっと、何か熱くなるものを、心に持って帰ってもらえる旅を、気合を入れて企画してみました。
是非ご一緒に。
★★アーキペラゴツーリズム:香川遺産「豊島篇」
実施日 2011.2.27(日)
09:15 高松港県営第一桟橋(豊島行き高速艇乗り場)集合
09:30~10:20 高松港発 豊島家浦港着(高速艇)
10:30~12:30 ★豊島ゼミ1:砂川さんナビゲートによる豊島事件現場視察
13:00~15:00 ★豊島ゼミ2:石井さんによる事件総括と未来についての昼食座談会
★ライブまたは茶会
15;00~17:00 ★豊島ゼミ3:母なる水を辿るツアー
17:20~17:55 家浦港発 高松港着
17:55 解散
◆豊島ゼミ1 産業廃棄物不法投棄現場視察
2007年秋、豊島に初上陸した私達を出迎えてくれたのは、今年83歳になる長老 砂川三男氏であった。
何万年もの昔から人が生活を営むことのできた島、穏やかな気候と万物の宿る檀山の水を湛える土壌に恵まれた「何でも育つ」豊かな島、は豊島の人々の誇りだった。
その島のなかでも最も美しい海岸が、一人のならず者がある日島に持ち込み始めたゴミによって瞬く間に60万トンもの異臭を放つゴミの山となった。シュレッダーダストを燃やす黒い煙は香川県庁の窓からも瀬戸内海の向こうにはっきりと見えるほどの惨状であったという。
豊島住民はゴミが持ち込まれた直後より反対運動を開始した。戦いの相手は、結局、ならず者の暴挙を認めて偽りの「安全宣言」まで出しながら逃げきろうとした県に移る。立ちはだかる行政の厚い壁を乗り越えることは誰の目にも不可能に見えた。
しかし島民たちの全身全霊での長年にわたる無私の戦いは、反骨の弁護士中坊氏をはじめとした日本国内外の注目と協力者を集め、歴史的にも稀有な奇跡的な勝利を治めた。
このツアーでは、住民運動を率いたリーダーの一人である砂川三男氏による、豊島の戦いの歴史を聞いていただきます。
静かな静かな長老の語りは、自然に私達を共感させ、魂をゆさぶらせ、やがて「同じ県の人たちがこんなに長い間こんなに苦しんで戦っていたこと」を知る自分と向き合わせ、「これからどう生きるべきか」という問いに繋がらせるかもしれません。
◆豊島ゼミ2 石井さんを囲む昼食座談会
砂川三男ほか長老勝手連が、豊島の声を県政に届ける切り札として選んだ男=石井とおるを囲む座談会。
豊島の長い戦いの終わりは、元どおりの豊島になることでは最早ない。失われた気の遠くなる歳月を考えるなら、この島が世界で最も幸せな島になった時が本当の戦いの終わりといえるのではないか。
今、豊島と出会うことになった我々に、何ができるかと少しでも考えることができたとしたら、豊島の未来の立体地図を島の人と一緒に描いてみることを視野にいれてほしい。
31歳。米国で学んできた農学でこれから自分の人生を実らせるはずだった年月を、すべて住民運動のためにささげた男(現在50歳)による事件の総括と、近未来の豊島への思いを聞きながら、豊島中華とその後のお茶を味わってください。
280年間豊島を見つめてきた泉屋の佇まいとともに。
◆豊島中華
「100本の大根を買い取ったら、100種類の大根料理を作れるのが料理人の矜持」と語る男=細川学。
少量多品種で安全な農作物を作っている農家さんとそれを食べたい人々とを繋ぐため「百姓一揆」という八百屋を作ってしまった男=細川学。
自分が幸せになりすぎた「ぶに」をみんなが少しずつお裾分けすることから始めたいと「人類温暖化計画」という具体的な活動で実践している男=細川学。
障がいのある人が地域で普通に暮らせる社会を作りたいと、自分スタイルのノーマライゼーションを「御意のトマト鍋」の通販という形で実践している男=細川学。
「真のお接待のこころ」を模索するため、瀬戸内国際芸術委祭期間中、毎朝5時に起きて、高松港から船に乗る人々のためにおにぎりを握り続けた男=細川学。
彼の作る豊島中華が本日の昼食です。
豊島の食材を使った、「豊島らしい、でも、そのままでもない」炎の創作料理をご堪能ください。
◆豊島ゼミ3 :母なる水を辿るツアー
「豊島の水」を辿るツアーにご案内します。
茶室に隣接する井戸の水量の豊かさに因んで命名された「泉屋」を起点に、豊島の水源である檀山の頂上に登ります。初めてみる角度からの瀬戸内海を臨んだ後、檀山の水が常に流れ込む「唐櫃の清水」を尋ねます。そこでは、鉄の彫刻家、青木野枝さんの「空の粒子」が貯水タンクの上であなたを迎えてくれます。
彫刻に耳をあててすまして、微かに水が流れる音が響くのを確認した後は、瀬戸内海が広角で一望できる棚田に下りて、「雫」の形をした美術館に腰掛けて目を閉じてみてください。
◆旅費、その他
交通費 高速艇往復 2,600円
産廃施設視察代(ガイド・バス・資料代) 2,000円
豊島中華(ワイン等飲み物はオプション) 1,000円
施設使用料(泉屋維持費) 400円
(オプション) 豊島美術館入館料 1,500円
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合計 6,000円(美術館入館料を含むと7,500円)
◆参加申し込み
◎NPO法人アーキペラゴ 087-811-7707
http://www.archipelago.or.jp/
※アーキペラゴにご入会お薦め中。会員特典:今回のツアーでは「泉屋cafe」でのお飲み物がすべて3割引きとなります。
◎ルビー商会 087-897-2600 ruby@madeinkagawa.net
◆締め切り/2月25日(土)正午
2011年01月21日
アーキペラゴツーリズム香川遺産 ~早春の豊島~ ごあんない
豊島は香川県民にとって、とてもシンボリックな島。 このツアーを通して、その意味に気づいてもらえるはずです。
自分たちの日常に、どう活かしていくのか?
できるだけありのままで虚飾のない体験ができる旅になればと思います。
【日時】
2011.1.23(日)
am
09:15 豊島行き高速艇乗り場集合
09:30 高松港発
10:20 豊島家浦港到着
10:30 豊島ゼミ(香川遺産候補)
pm
13:00 昼食(豊島中華)
14:00 地元ミュージシャンライブ
17:20 家浦港発
17:55 高松港着、解散
【内容】
◆豊島ゼミ
→事件当時、先頭になって戦った石井亨氏、又は砂川三男氏によるゼミ
・日本最大の有害産廃不法投棄事件(豊島事件)の概要
・島民が一丸となった行政との戦いの真相、経緯、その後
・投棄現場、(心の資料館)、の視察
・自給自足の可能な豊かな自然や、豊島事件での戦いという貴重な経験などを石井さん、もしくは砂川さんに案内、説明、深く掘り下げてもらいます。 (香川遺産候補となっています。)
◆豊島中華
御意料理人、細川学氏による豊島の食材を中心とした豊島らしい、でも、そのままでもない おいしい料理をつくってもらいます。
◆ライブ(場所/bar de HITAKI)
地元アーティストを中心に、豊島に興味を持ってくださる人達のライブ
◆旅費、その他
■日帰り(一人)
交通費 高速艇往復 2600円
産廃施設視察、説明、バス等 2000円
その他、食費など
◆参加申し込み
◎NPO法人アーキペラゴ
087-811-7707
◎ルビー商会
087-897-2600
ruby@madeinkagawa.net
◆締め切り/
2011.1.22 18時まで
http://www.setouchi-art.jp/treasure/te/2011/01/post-40.html
=============================
自分たちの日常に、どう活かしていくのか?
できるだけありのままで虚飾のない体験ができる旅になればと思います。
【日時】
2011.1.23(日)
am
09:15 豊島行き高速艇乗り場集合
09:30 高松港発
10:20 豊島家浦港到着
10:30 豊島ゼミ(香川遺産候補)
pm
13:00 昼食(豊島中華)
14:00 地元ミュージシャンライブ
17:20 家浦港発
17:55 高松港着、解散
【内容】
◆豊島ゼミ
→事件当時、先頭になって戦った石井亨氏、又は砂川三男氏によるゼミ
・日本最大の有害産廃不法投棄事件(豊島事件)の概要
・島民が一丸となった行政との戦いの真相、経緯、その後
・投棄現場、(心の資料館)、の視察
・自給自足の可能な豊かな自然や、豊島事件での戦いという貴重な経験などを石井さん、もしくは砂川さんに案内、説明、深く掘り下げてもらいます。 (香川遺産候補となっています。)
◆豊島中華
御意料理人、細川学氏による豊島の食材を中心とした豊島らしい、でも、そのままでもない おいしい料理をつくってもらいます。
◆ライブ(場所/bar de HITAKI)
地元アーティストを中心に、豊島に興味を持ってくださる人達のライブ
◆旅費、その他
■日帰り(一人)
交通費 高速艇往復 2600円
産廃施設視察、説明、バス等 2000円
その他、食費など
◆参加申し込み
◎NPO法人アーキペラゴ
087-811-7707
◎ルビー商会
087-897-2600
ruby@madeinkagawa.net
◆締め切り/
2011.1.22 18時まで
http://www.setouchi-art.jp/treasure/te/2011/01/post-40.html
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2010年09月17日
豊島片山邸「泉屋」復活茶会のご案内
4月より細々と整備を進めておりました、築300年の豊島のお屋敷「片山邸」において、今月26日に、復活記念茶会を開催することになりました。
席主には、武者小路千家木津宗詮設計の茶室の復活に最も相応しい方ある高畠守徹先生(武者小路千家家元教授)に釜をかけていただくことになり、
点心は、いぎす豆腐やごう汁といった島ならではの料理を、当代きっての腕効きの懐石料理人野原太(永楽亭)の監修で、豊島連合自治会会長濱中夫人(ふぐ免許保持者)に作っていただく運びとなり、
そして、歌舞音曲には、ドイツのコンサートで毎年作曲家賞を受賞しているサキソフォニスト白井奈緒美さんと、同じく同じベルリンで活躍中の千田豊実さん(いずれも香川県出身)に引き受けていただくことができ、
正客には、片山邸のオーナーである片山ご夫妻においでいただくことができ、
名実ともに復活茶会の名に相応しい内容になりました。
今回の茶会は、中條文化振興財団の助成事業であることから、まず文化通信に案内を載せたところ、短い間に多くの申込があり、すでに残り席わずか(2席)となってしまいました。
この日には、お茶席とは別に午後より、振る舞い茶もあります。
豊島の甲生地区はすでに朝晩寒いくらいの気候になっていて、8月の猛暑がうそのような気持ちのよい毎日です。
お時間があれば是非おでかけくださり、
1)茶席の客
2)振る舞い茶の客
3)上記どちらかのお手伝い
などをお引き受けいただけると嬉しいです。
また、20日には破れている母屋の障子貼り、23日には直前の草抜きをやりますので、芸術祭などで来島される方がいらしたら、是非、お手を貸してください。
記
★中條文化振興財団助成事業 片山邸泉屋復活茶会
日時:2010年9月26日(日)正午~午後4時
(乗船11時於:県営第二浮き桟橋)
場所:片山邸泉屋(豊島甲生)
会費:6000円(船代込)
点心:黒豆ご飯、いぎす豆腐、冷ごう汁、お造り、など
茶席:高畠守徹先生
歌舞音曲:アートとサックスのコラボライブ
白井奈緒美(サキソフォニスト)&千田豊実(アーティスト)
主催:NPO法人 アーキペラゴ「水際保存会」
後援:(財)中條文化振興財団
お問合・お申込:栗生(09043363104)
席主には、武者小路千家木津宗詮設計の茶室の復活に最も相応しい方ある高畠守徹先生(武者小路千家家元教授)に釜をかけていただくことになり、
点心は、いぎす豆腐やごう汁といった島ならではの料理を、当代きっての腕効きの懐石料理人野原太(永楽亭)の監修で、豊島連合自治会会長濱中夫人(ふぐ免許保持者)に作っていただく運びとなり、
そして、歌舞音曲には、ドイツのコンサートで毎年作曲家賞を受賞しているサキソフォニスト白井奈緒美さんと、同じく同じベルリンで活躍中の千田豊実さん(いずれも香川県出身)に引き受けていただくことができ、
正客には、片山邸のオーナーである片山ご夫妻においでいただくことができ、
名実ともに復活茶会の名に相応しい内容になりました。
今回の茶会は、中條文化振興財団の助成事業であることから、まず文化通信に案内を載せたところ、短い間に多くの申込があり、すでに残り席わずか(2席)となってしまいました。
この日には、お茶席とは別に午後より、振る舞い茶もあります。
豊島の甲生地区はすでに朝晩寒いくらいの気候になっていて、8月の猛暑がうそのような気持ちのよい毎日です。
お時間があれば是非おでかけくださり、
1)茶席の客
2)振る舞い茶の客
3)上記どちらかのお手伝い
などをお引き受けいただけると嬉しいです。
また、20日には破れている母屋の障子貼り、23日には直前の草抜きをやりますので、芸術祭などで来島される方がいらしたら、是非、お手を貸してください。
記
★中條文化振興財団助成事業 片山邸泉屋復活茶会
日時:2010年9月26日(日)正午~午後4時
(乗船11時於:県営第二浮き桟橋)
場所:片山邸泉屋(豊島甲生)
会費:6000円(船代込)
点心:黒豆ご飯、いぎす豆腐、冷ごう汁、お造り、など
茶席:高畠守徹先生
歌舞音曲:アートとサックスのコラボライブ
白井奈緒美(サキソフォニスト)&千田豊実(アーティスト)
主催:NPO法人 アーキペラゴ「水際保存会」
後援:(財)中條文化振興財団
お問合・お申込:栗生(09043363104)
2010年07月28日
ごあんない6つ
ちょっとご無沙汰しております。
今月と来月、そして再来月、みなさまをお誘いしたいことが貯まって参りましたのでご案内を申し上げます。
★ サパトス 豊島初上陸ライブ
木村純さんと三四郎さんがHITAKIへ
2010年7月29日(木) 午後3時~午後4時半
於: bar de HITAKI (豊島・家浦)
高松からの船便はこちらをどうぞ。
豊島でも芸術祭が始まっていますので、朝から島にお渡りになって、巡回バスでアートめぐりの後お立ち寄りいただくプランもございます。
ライブチャージ:3000円(2ドリンクつき)
★ 高城修三連歌会
4ヶ月に一度、さまざまな場所で開催される高城修三連歌会。
「連歌」とは、明治時代に封印されるまでの700年もの間貴族から庶民まで愛されきた日本人オリジナルの「場が作る文学」です。
今期は、7月から使えるようになった豊島片山邸の表離れを会場にしたてての開催。
高城先生の連歌への愛情がひしひしと伝わるような「熱すぎる」講義が猛火にぴったりです。
2010年8月18日(水)
高松港11時半出港 高松港5時頃帰港
豊島の食材をたっぷり使ったお昼食とワインが飲み放題。
会費:1万円
★ ガムランランチライブツアー
瀬戸内海の宝、片山邸泉屋(築270年の豪邸)のソテツの下で、ガムランの演奏とコンチョコンチョ(舞踊)の上演があります。
マロン特製のインドネシア料理が食べられます。胃腸の具合を整えてお越しください♪
2010年8月21日(土) 午前11時高松港出港 午後4時半高松港帰港
場所:片山邸泉屋(豊島甲生
参加費:8000円 ランチ・ワイン・往復の船つき、
詳細は追ってご案内します。
★ 片山邸泉屋復活茶会
片山邸の風・火・水・人が復活したことを記念してお茶会を企画中です。
2010年9月26日(日)
於:片山邸泉屋(豊島・甲生)
バイオリン演奏・点心・濃茶・薄茶・講演会
※詳細は追ってご案内します。
★ 瀬戸内国際芸術祭関連事業 T-city まちうたコンサート
2010年9月4日(土)、25日(土)、10月16日(土) いずれも午後4時~午後7時。
場所:サンポート高松デックスガレリアステージ
チケット:無料
2006年夏に発足した、高松まちうたプロジェクト。
ポップス、ロック、ジャズ、クラシックの順に毎年CDをリリースして、当初予定の4枚が揃いました。
これを記念して、「恋」「人生」「高松」とテーマをタテワリして、ライブをやります。
ちょっと涼しくなった頃のサンポートに、たっぷりの高松を全身で味わいにいらしてください。
※現在ポスターとチラシのデザインはNYで活躍中の香川出身のアーティスト、HIROKISAKAMOTO。現在、片原町のルビー商会で、彼の個展を開催中~
出演:mirekan, アウローラ、HOCCO, 島津田四郎、SWJO
★ クレセラボス
第一回は瀬戸大橋記念公園(坂出)、第二回は南新町商店街(高松)、そして今回は豊島で「声を大にして」フェスを開催します。
今年は10月16日と17日の二日間。16日には北川フラムさんをお招きしてフォーラムも企画中。
詳細は追ってご案内しますので、泊りがけで、豊島に来てください。
http://madeinkagawa.net/crece/crece.html
以上、すべてのお問合せは、09043363104(栗生)まで。
今月と来月、そして再来月、みなさまをお誘いしたいことが貯まって参りましたのでご案内を申し上げます。
★ サパトス 豊島初上陸ライブ
木村純さんと三四郎さんがHITAKIへ
2010年7月29日(木) 午後3時~午後4時半
於: bar de HITAKI (豊島・家浦)
高松からの船便はこちらをどうぞ。
豊島でも芸術祭が始まっていますので、朝から島にお渡りになって、巡回バスでアートめぐりの後お立ち寄りいただくプランもございます。
ライブチャージ:3000円(2ドリンクつき)
★ 高城修三連歌会
4ヶ月に一度、さまざまな場所で開催される高城修三連歌会。
「連歌」とは、明治時代に封印されるまでの700年もの間貴族から庶民まで愛されきた日本人オリジナルの「場が作る文学」です。
今期は、7月から使えるようになった豊島片山邸の表離れを会場にしたてての開催。
高城先生の連歌への愛情がひしひしと伝わるような「熱すぎる」講義が猛火にぴったりです。
2010年8月18日(水)
高松港11時半出港 高松港5時頃帰港
豊島の食材をたっぷり使ったお昼食とワインが飲み放題。
会費:1万円
★ ガムランランチライブツアー
瀬戸内海の宝、片山邸泉屋(築270年の豪邸)のソテツの下で、ガムランの演奏とコンチョコンチョ(舞踊)の上演があります。
マロン特製のインドネシア料理が食べられます。胃腸の具合を整えてお越しください♪
2010年8月21日(土) 午前11時高松港出港 午後4時半高松港帰港
場所:片山邸泉屋(豊島甲生
参加費:8000円 ランチ・ワイン・往復の船つき、
詳細は追ってご案内します。
★ 片山邸泉屋復活茶会
片山邸の風・火・水・人が復活したことを記念してお茶会を企画中です。
2010年9月26日(日)
於:片山邸泉屋(豊島・甲生)
バイオリン演奏・点心・濃茶・薄茶・講演会
※詳細は追ってご案内します。
★ 瀬戸内国際芸術祭関連事業 T-city まちうたコンサート
2010年9月4日(土)、25日(土)、10月16日(土) いずれも午後4時~午後7時。
場所:サンポート高松デックスガレリアステージ
チケット:無料
2006年夏に発足した、高松まちうたプロジェクト。
ポップス、ロック、ジャズ、クラシックの順に毎年CDをリリースして、当初予定の4枚が揃いました。
これを記念して、「恋」「人生」「高松」とテーマをタテワリして、ライブをやります。
ちょっと涼しくなった頃のサンポートに、たっぷりの高松を全身で味わいにいらしてください。
※現在ポスターとチラシのデザインはNYで活躍中の香川出身のアーティスト、HIROKISAKAMOTO。現在、片原町のルビー商会で、彼の個展を開催中~
出演:mirekan, アウローラ、HOCCO, 島津田四郎、SWJO
★ クレセラボス
第一回は瀬戸大橋記念公園(坂出)、第二回は南新町商店街(高松)、そして今回は豊島で「声を大にして」フェスを開催します。
今年は10月16日と17日の二日間。16日には北川フラムさんをお招きしてフォーラムも企画中。
詳細は追ってご案内しますので、泊りがけで、豊島に来てください。
http://madeinkagawa.net/crece/crece.html
以上、すべてのお問合せは、09043363104(栗生)まで。
2010年05月22日
3人の共通点
砂川さんとの出会い、その話に衝撃を受けて、豊島に通い始めてもう少しで丸三年を迎える。
私は豊島が好きなのではなくて砂川さんが好きなんだ、、と、自分が豊島にはまる理由を決めていたけれど、このところ、そうではなくて、実はやはり豊島そのものに惹かれていたんだということを感じている。
この季節、島にはあちこちでみかんの花が咲き乱れ、アロマテラピーで使う精油の中の「ネロリ」の香りが溢れていて、車の窓を開けて島の道路を走っていたら、いい香りが嬉しくてうるうるする。
なにか明るくて暖かいものに包まれているような安心しきった気持ちになれるのである。
最近、甲生の由緒あるお屋敷の世話をさせてもらうという幸運を手に入れて、一緒に掃除をしてくれる甲生のお母さん方とともに作業し解散した後に、南側の海が一望できる縁側に座って小鳥のさえずりを聞く。そこに何時間でも何日でもいたくなってしまう。
最近、私は豊島に住むある女性をとても敬愛しはじめている。彼女は島のお年寄りのために島の食材をふんだんに使ったお弁当つくりを始めようと、仲間でお惣菜グループを結成した。
やさしいだんな様の協力もあって、週に3回車で島を回る。
また、芸術祭で豊島に来てくれた人に少しでも美味しい思いをしてもらいたいと、いろいろなことにまっすぐに前向きに取り組んで、行動している。
でも、いま、彼女は難病に苛まれている。
「このところ、病気のせいでどんどん腕の力が弱くなって車の運転ではバックをあまりしないようにしているの。。」というお話を聞いたら、切なくなってきてなんとかしてあげたいと思う。
2007年秋に豊島に初上陸したときに出会ったのが、砂川さん、その後砂川さんのご縁で児島さんの奥さんに米粉パンを分けてもらえるようになった。そして、いま、私の心をつかんで離さない彼女、ルツ子さん。
この3人には共通点があったのだ。
レモンが実る丘に案内してもらってそこから海を眺めながら聞いた話ですべてが繋がった。
賀川豊彦は、豊島をこよなく愛した大正・昭和期のキリスト教社会運動家、社会改良家である。彼を支えた弟子である藤崎盛一は70年前に都城の令嬢であった妻を伴って豊島の丘に移り住み、農民福音学校(フォルケホイスコーレ)を設立し、立体農法ほか、その土地で生活に必要なすべてのものが手に入るシステムを提唱した。
フォルケホイスコーレの教えは、今聞いてもとても新しいと感じられる画期的な農法と哲学。それを50年も前に提唱し実践していた稀有な人も、やはり豊島を愛していた。
実は、砂川さんはこの藤崎盛一の教え子であり、さらに米粉パンをわけてくれている児島夫人とルツ子さんはともに、この藤崎盛一の娘であったのだ。
砂川さんの畑にお邪魔するたびに感じる「天国的な雰囲気」が気のせいではないことが、以下のブログを読んでとても納得できた。賀川豊彦に幼少期たびたび頭をなでられて、今もウェスレー館の隣で稲作をする砂川さんの理念の底にはとても強い盤があるのだと知る。
http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20090922/1253756210
レモンの実る丘の、眩しい薄緑の蔦の葉に覆われた小屋に腰掛けて、海と森を見ながらお茶を飲んでいる。
そして、そのときにはすでにルツ子さんの病気は完治している。
そんなことを夢見ながら、今日は一日高松の自宅に篭って平野貞夫の「小沢一郎完全無罪」を読んでいた。
平野貞夫は、たぶん命がけで小沢一郎を守ろうとしている。小沢一郎の思想の一から百まで知り尽くしていると思い上がっている(本人談)彼が生涯をかけてやる仕事が、小沢一郎が実現しようとしている主権在民国家の実現を陰から支えることだと決めていることが、読んでいてヒシヒシと伝わってくる。
八方塞りの中、真の民主主義国家を目指して奮闘している小沢一郎を少しでも助けたくて、筆を取った。とのあとがきに、豊島をドライブしているときに感じるものに近い、暖かいものを感じた。
レモンの丘の夢と、「小沢一郎完全無罪」に共通するものは、
愛
愛なのだ。
私は豊島が好きなのではなくて砂川さんが好きなんだ、、と、自分が豊島にはまる理由を決めていたけれど、このところ、そうではなくて、実はやはり豊島そのものに惹かれていたんだということを感じている。
この季節、島にはあちこちでみかんの花が咲き乱れ、アロマテラピーで使う精油の中の「ネロリ」の香りが溢れていて、車の窓を開けて島の道路を走っていたら、いい香りが嬉しくてうるうるする。
なにか明るくて暖かいものに包まれているような安心しきった気持ちになれるのである。
最近、甲生の由緒あるお屋敷の世話をさせてもらうという幸運を手に入れて、一緒に掃除をしてくれる甲生のお母さん方とともに作業し解散した後に、南側の海が一望できる縁側に座って小鳥のさえずりを聞く。そこに何時間でも何日でもいたくなってしまう。
最近、私は豊島に住むある女性をとても敬愛しはじめている。彼女は島のお年寄りのために島の食材をふんだんに使ったお弁当つくりを始めようと、仲間でお惣菜グループを結成した。
やさしいだんな様の協力もあって、週に3回車で島を回る。
また、芸術祭で豊島に来てくれた人に少しでも美味しい思いをしてもらいたいと、いろいろなことにまっすぐに前向きに取り組んで、行動している。
でも、いま、彼女は難病に苛まれている。
「このところ、病気のせいでどんどん腕の力が弱くなって車の運転ではバックをあまりしないようにしているの。。」というお話を聞いたら、切なくなってきてなんとかしてあげたいと思う。
2007年秋に豊島に初上陸したときに出会ったのが、砂川さん、その後砂川さんのご縁で児島さんの奥さんに米粉パンを分けてもらえるようになった。そして、いま、私の心をつかんで離さない彼女、ルツ子さん。
この3人には共通点があったのだ。
レモンが実る丘に案内してもらってそこから海を眺めながら聞いた話ですべてが繋がった。
賀川豊彦は、豊島をこよなく愛した大正・昭和期のキリスト教社会運動家、社会改良家である。彼を支えた弟子である藤崎盛一は70年前に都城の令嬢であった妻を伴って豊島の丘に移り住み、農民福音学校(フォルケホイスコーレ)を設立し、立体農法ほか、その土地で生活に必要なすべてのものが手に入るシステムを提唱した。
フォルケホイスコーレの教えは、今聞いてもとても新しいと感じられる画期的な農法と哲学。それを50年も前に提唱し実践していた稀有な人も、やはり豊島を愛していた。
実は、砂川さんはこの藤崎盛一の教え子であり、さらに米粉パンをわけてくれている児島夫人とルツ子さんはともに、この藤崎盛一の娘であったのだ。
砂川さんの畑にお邪魔するたびに感じる「天国的な雰囲気」が気のせいではないことが、以下のブログを読んでとても納得できた。賀川豊彦に幼少期たびたび頭をなでられて、今もウェスレー館の隣で稲作をする砂川さんの理念の底にはとても強い盤があるのだと知る。
http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20090922/1253756210
レモンの実る丘の、眩しい薄緑の蔦の葉に覆われた小屋に腰掛けて、海と森を見ながらお茶を飲んでいる。
そして、そのときにはすでにルツ子さんの病気は完治している。
そんなことを夢見ながら、今日は一日高松の自宅に篭って平野貞夫の「小沢一郎完全無罪」を読んでいた。
平野貞夫は、たぶん命がけで小沢一郎を守ろうとしている。小沢一郎の思想の一から百まで知り尽くしていると思い上がっている(本人談)彼が生涯をかけてやる仕事が、小沢一郎が実現しようとしている主権在民国家の実現を陰から支えることだと決めていることが、読んでいてヒシヒシと伝わってくる。
八方塞りの中、真の民主主義国家を目指して奮闘している小沢一郎を少しでも助けたくて、筆を取った。とのあとがきに、豊島をドライブしているときに感じるものに近い、暖かいものを感じた。
レモンの丘の夢と、「小沢一郎完全無罪」に共通するものは、
愛
愛なのだ。
2010年05月18日
「あなたに言っておけば
夢が実現しそうな気がするから。」
近年もらった中で、一番嬉しい言葉です。
本日、豊島日。
お蔭様でbar de HITAKIは先月無事オープン1周年を迎えまして、2年目も相変わらずのマイペースなスケジュールを船で通っています。
この春からは、同じく豊島の歴史あるお屋敷の復活作業を通して、素敵な甲生地区のお母さん方ともご縁ができました。
光が惜しげもなく燦燦と降り注ぐ場所「甲生」、マロンは豊島の中でもこの場所がとても好きです。
今日は、甲生のあるご婦人がアフタヌーンバーにいらっしゃって、
用件は別のことだったのですが、会話の流れの中で、
「実家(海が一望できる美しい果樹畑)で、コーヒーを飲んでもらえるようにしたいと思うの。でも周りがしり込みしていてね。。」
と、打ち明けてくださいました。
どんな場所でもどうにかこうにか営業許可を取って、カフェやレストランを創る(またはそのプロセスだけでも踏む)ことが趣味のマロンにとっては垂涎もののお話。聞いた途端にいろんな絵が走馬灯のように浮かんできて、レモンカフェオープンまでのプロトコルを想像段階でご提案したところ、日頃からすごくポジティブで機動力溢れるそのお母さんの目がさらにきらきらし始めて、冒頭のセリフが出てきたってわけです。
という次第で、
小豆島まで見渡せる高台の果樹園のオープンテラスで、パラソルの下で腰掛けて、ブラームスなぞ聴きながら、レモンパイ、コーヒー、お茶が戴けるお店を目下妄想中~
近年もらった中で、一番嬉しい言葉です。
本日、豊島日。
お蔭様でbar de HITAKIは先月無事オープン1周年を迎えまして、2年目も相変わらずのマイペースなスケジュールを船で通っています。
この春からは、同じく豊島の歴史あるお屋敷の復活作業を通して、素敵な甲生地区のお母さん方ともご縁ができました。
光が惜しげもなく燦燦と降り注ぐ場所「甲生」、マロンは豊島の中でもこの場所がとても好きです。
今日は、甲生のあるご婦人がアフタヌーンバーにいらっしゃって、
用件は別のことだったのですが、会話の流れの中で、
「実家(海が一望できる美しい果樹畑)で、コーヒーを飲んでもらえるようにしたいと思うの。でも周りがしり込みしていてね。。」
と、打ち明けてくださいました。
どんな場所でもどうにかこうにか営業許可を取って、カフェやレストランを創る(またはそのプロセスだけでも踏む)ことが趣味のマロンにとっては垂涎もののお話。聞いた途端にいろんな絵が走馬灯のように浮かんできて、レモンカフェオープンまでのプロトコルを想像段階でご提案したところ、日頃からすごくポジティブで機動力溢れるそのお母さんの目がさらにきらきらし始めて、冒頭のセリフが出てきたってわけです。
という次第で、
小豆島まで見渡せる高台の果樹園のオープンテラスで、パラソルの下で腰掛けて、ブラームスなぞ聴きながら、レモンパイ、コーヒー、お茶が戴けるお店を目下妄想中~
2010年04月01日
春が来た
本日豊島日。
午後の便で上陸して開店準備をしていたら、
ガラガラって玄関の扉が開いて
お向かいの奥様に
はいっ♪
て、摘みたての可憐な花束を渡された
すずらんの素敵な香が春をしっかり運んでくれました
いつもありがとうございます
2010年03月26日
豊島チャンネル3月号収録のご案内 ゲストは豊島フェリー社長
3月27日(土)午後5時半~
ゲストに、同じ香川県なのに豊島と高松をつなぐ直行便がないことに疑問を感じて、中古の船を買い、数年前に定期航路就航を実行した信念の人。豊島フェリー 代表の 松田猛さんをお招きして、既得権のるつぼである行政や権利団体の厚い壁を超えた経緯について、根ほり葉ほり、お聞きする予定です。
場所は、ルビー商会(片原町)一階スタジオ
お時間がある方は、飛び込みの質問や出演も受け付けますので、お越しください。
※ ところで、先刻めちゃくちゃ面白いページを見つけました。
スパイシーの人物相関図検索。
http://spysee.jp/
ここに自分のお名前や興味ある人のお名前を入れて検索してみてください。
あんた、なんでそんなこと知っとん??と、びっくりするような相関図が見えるかも。
ゲストに、同じ香川県なのに豊島と高松をつなぐ直行便がないことに疑問を感じて、中古の船を買い、数年前に定期航路就航を実行した信念の人。豊島フェリー 代表の 松田猛さんをお招きして、既得権のるつぼである行政や権利団体の厚い壁を超えた経緯について、根ほり葉ほり、お聞きする予定です。
場所は、ルビー商会(片原町)一階スタジオ
お時間がある方は、飛び込みの質問や出演も受け付けますので、お越しください。
※ ところで、先刻めちゃくちゃ面白いページを見つけました。
スパイシーの人物相関図検索。
http://spysee.jp/
ここに自分のお名前や興味ある人のお名前を入れて検索してみてください。
あんた、なんでそんなこと知っとん??と、びっくりするような相関図が見えるかも。
2010年03月20日
さぬきの心音 今夜7時から@豊島
本日午後7時、豊島の唐櫃公堂にて開演。
午後6時の県営桟橋からの船に乗れば間に合いますよ。
2000円で泊まれる場所あり。
4人集まれば同じく2000円で海上タクシーで夜のうちに帰れますo(^-^)o
お問い合わせ
09043363104
午後6時の県営桟橋からの船に乗れば間に合いますよ。
2000円で泊まれる場所あり。
4人集まれば同じく2000円で海上タクシーで夜のうちに帰れますo(^-^)o
お問い合わせ
09043363104
2010年02月16日
女神にお相伴
本日相談したいことがあって、檀山の頂上の女神のところに行ってきました。
いつもは白を持参するのですが、今日はなぜか赤がいいと感じたので赤とグラスを持参。
一人で軽トラでたどり着くたびに、檀山はこんな
!
素敵な絶景プレゼントをしてくれます。
お陰様で、具体的なイメージが湧いてきました
ありがとうございます。
※マロンさん最近めっきり見かけないと思ったら、そっち方面に行っちゃったのね?という声がいま
いつもは白を持参するのですが、今日はなぜか赤がいいと感じたので赤とグラスを持参。
一人で軽トラでたどり着くたびに、檀山はこんな
!
素敵な絶景プレゼントをしてくれます。
お陰様で、具体的なイメージが湧いてきました
ありがとうございます。
※マロンさん最近めっきり見かけないと思ったら、そっち方面に行っちゃったのね?という声がいま
2010年01月24日
オール豊島
本日の豊島ツアーは、小春日和の中、全行程を無事終えました。
木船を作ろうプロジェクト、一歩前進です(詳細は後ほど)
本日の我が家の晩御飯は 写真以外に豊島産の里芋の煮っ転がしがついて、オール豊島です!
ビストロ気分次第の魚介のニョッキが気になりつつも大人しくお家ご飯です!(^^)!
木船を作ろうプロジェクト、一歩前進です(詳細は後ほど)
本日の我が家の晩御飯は 写真以外に豊島産の里芋の煮っ転がしがついて、オール豊島です!
ビストロ気分次第の魚介のニョッキが気になりつつも大人しくお家ご飯です!(^^)!
2010年01月22日
香川遺産ツアー (表・裏)ご案内
また、ギリギリのご案内で恐縮です。
今週末の日曜日(2010年1月24日(日))に、香川遺産ツアーを実施します。
不法投棄現場や心の資料館視察を含む基調ツアーと
船大工さんとお茶して萩箒を作るマニアツアーの2つをご用意しました。
★基調(表)ツアーは、豊島に上陸するのが初めての方のための基調ツアーです。
9:10 県営第1桟橋集合
9:25 高松港発
10:20 豊島到着
豊島産業廃棄物不法投棄事件の視察(不法投棄現場、心の資料館など)
13:00 豊島の野菜を使ったお弁当
乳児院・棚田・清水等視察
15:00 bar de HITAKIにてライブを楽しむ
17:20 家浦港発
費用は合計5100円
表ツアーのお申し込みは、ルビー商会までどうぞ。
詳細ブログはこちら。
★豊島への上陸が2回目以降の人向けのマニア(裏)ツアーです。
午前中に小豊島に渡って、船大工さんを訪ね一緒にお茶、
お昼には豊島に戻って、表ツアーの人達と合流して島の食材を使ったお弁当を食べます。
午後からは、島をサイクリングでぶらぶらするか、HITAKIに山積みの萩の小枝を使って箒を作って
午後3時からは、ライブに参加。
午後6時ころ高松着の船で帰ります。
2010.1.24(日曜日)
9:10 県営第1桟橋集合
9:25 高松港発
10:20 豊島到着 11時の小豊島行き船が出るまで家浦をブラブラ
11:00 小豊島に向けて出港
11:10 小豊島着
11:10-12:10 船大工・竹内さんを囲んで茶会(お天気がよければ野点)
12:15 豊島へ向けて出港
12:25 豊島家浦到着
13:00 表ツアーの人達と合流して、お弁当
その後1) 家浦を自力でブラブラかサイクリング
その後2) HITAKIで萩箒作り
その後3) 表ツアーに合流して、豊島ドライブ
15:00 HITAKIで、ライブ
17:20 高松へむけて出航
18:00 高松港県営桟橋にて解散
費用 往復高速艇 2600円
小豊島豊島チャーター船代 2000円
お弁当代 500円
合計:5,100円
※HITAKIでワインを飲まれる場合は別料金になります。
※萩箒を作りたい人は、マイペンチを持ってきてください。
裏ツアーに参加希望の方は、このブログへのコメントかメッセージでどうぞ。
※写真は、最近飲んだ中でもっともおいしかった日本酒:38度(@トリカゴ茶会)。
ああ・・なぜかイクラが食べたくなってきました・・・