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2011年05月17日

他人事じゃない

第5回 構想四国S.I.フォーラム(案)

災害は他人ごとじゃない  ~被災地での支援報告を受けて~

平時/有事 日々の暮らしを考えてみる

日 時:2011年5月28日(土)13時~16時
     13時~14時 さとうゆうじさんのプレゼン
    14時~15時 齊藤 正さんチームのプレゼン
    15時~16時 参加者を交えてパネルディスカッション           
場 所 大日本社員食堂
パネリスト:石井章、井上 匡都,齊藤 正、さとうゆうじ/コーディネーター:栗生みどり
参加費:500円 (お茶付)懇親会:17時~ 食堂にて、2000円(2ドリンク) 

さとうさんは、高松工芸高校で美術を専門に教える美術講師。震災後、岩手県の内陸部に住む教え子からメールが届いたことがきっかけで「五右衛門風呂を自ら運んで届ける」という行動を起こした。齋藤さんは、阪神大震災にボランティアでかかわった経験から、有事の際に「自分にはなにができるのか」と考える癖がつき、今回の震災でも具体的に考えて「風呂」にたどり着き、行動を起こした。

3月11日に震災が発生して2か月の間に、被災地まではトラックで実に丸一日以上かかる香川県から、二組の人間が、「お風呂」を届けに行きました。

構想四国フォーラムVol.5は、この人たちの「生の話」を聞き、構想四国の基本テーマ「生活仕分け ~日々の生活をどう変えていく~」につなげていきたいと思っています。

3部めのディスカッションでは、聴衆ではなくフォーラムの「参加者」として、質問や発言をしていただきたいと思っています。そのおつもりで、是非お越しください。

★出演者紹介
さとうゆうじ 坂出市在住 彫刻家 1958年 香川県生まれ
佐藤さんには苦い経験がある。1995年の阪神淡路大震災。「ボランティア活動を思い立ったものの「どうしていいか分からず、行動できなかった」。今回の支援活動について精力的に報告会を開くのは今、同じ思いをしている人がいると確信しているから。そして、医療や防災の専門知識がない人ができる現地支援を伝えるとともに、遠く離れた四国で震災を風化させないのが目的という。

石井 章 高松市在住 鉄作家 1969 東京生まれ東京造形大学美術Ⅱ類(彫刻科)卒業。2001 made in made 展 (香川)2002 香川県に移住    SHOW SHOW 展 (香川) 現在に至る。
寡黙な石井さんの代わりに奥さんの言葉が見つかりました。(震災から1週間経った頃)「何かできる事はないのか。母として。考えるだけでくるしい。作家として。造ってる場合じゃないんじゃないか。何かしなくては。と、一日一日が過ぎていた。やっぱり、今の自分ができることを少しでも。と。さっき緊急チャリティー企画展の話をもらった。やっと私にもできる事がみつかった。」 こんな気持ちを持っている金工作家の奥様と香川県 綾歌郡 綾川町 陶で、アンテナSHOPを経営。

井上 匡都 1979年香川県生まれ  小豆島(有)マル喜井上工務店所属
お父さんの営む工務店で大工修行をしながら、小豆島(北部)でみんなが元気になる何かをしたいと考えていたところを齋藤さんと出会い、現地に同行、zenkon湯を実際に建てる人となる。

齊藤 正 1965年香川県生まれ 1988年 近畿大学建築学科卒業 1992年齊藤正 轂工房一級建築士事務所設立 2009年中川幸夫プレ美術館企画運営。
阪神大震災の起こる前に、香川では渇水が起こった。そのときに全国からの善意で集められた水を入れた大量のポリタンクを阪神に送ることを思い立ち、10万個を送る。
今回の震災では、被災者が全然風呂に入れていないという情報を知り、現地で手に入りやすい材料で簡単に頑丈なお風呂が建てられる設計図をネットで無料で公開した。が、現実問題として現地で風呂が建てられるような状態ではないことを知る。風呂一基建てるのに実費だけで55万円、貯金が65万円あったのでまずはそれをはたいて、トラックをレンタルして材料と仲間を積んで被災地へ走った。「現地では風呂に入れないために様々な感染病が発病している。風呂は、ほんとにのんびりじゃなく、この2ヶ月。夏までに、各所に届けないといけないのです。 火急的な問題なんです」と、一基でも多くの風呂を建てる努力する男。



Posted by マロンアルファー at 20:47│Comments(0)
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