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2010年12月23日

菅首相への手紙  差出人 平野貞夫

昨年初頭頃より、政治に興味を持ち始めました。

私もご多聞にもれず、マスコミの繰り返す報道により、ずいぶん長い間、小沢一郎さんをイメージだけで悪い政治家だと思っていました。ただ、あの面構えが大好きで、感覚的にはとても好きな政治家ではあったのですが、「これだけ、マスコミから叩かれるんだからよっぽど悪いことをした人なんだろうな」と、勝手に決めていました。

それにしても、ほかの政治家にもそんな人がいるはずなのに、なぜ、小沢一郎さん一人だけをマスコミはこれだけ繰り返し、長期間、しかも同じ題目を唱えてとりあげるのか、だんだん不思議に不審に思い始めたこととが漠然と根底にありました。

決定的に、政治に積極的な興味を持ち始めたきっかけは、この世でもっとも敬愛する友人が茶話の中で政治の話に触れたことに、私が「政治にはあまり興味ないんだよね」と返したとき、「どんな難しい言葉で飾られた法案であっても、すべて我々の生活、この目の前にある飲み物にもきっちりリンクしているんやで。政治は生活にまっすぐ直結している。政治に興味がないことは生活に興味がないいうこと、それはいい換えれば、人生に興味がないということになるよ」と言われたことです。

その興味とともに、小沢一郎さんがこれだけマスコミに叩かれている理由を、テレビから流れてくる情報ではなくて、能動的に、なぜなのかを主にネットや、ネットを通して知った著書を読むことによって日本はとんでもない不幸なしくみの中にいることを知りました。具体的に理解できたのは、副島隆彦氏の著書によります。

真実を知ろうとしない、あるいは、今テレビでみのもんたが毎朝話していることが真実だと信じて疑わない国民の「素直さ、愚鈍さ、怠慢さ」をいいことに、現在、日本は明治維新、いや、律令政治が始まった700年代から、既得権益を守りたい人が、長くそれを守れるシステムになっていることが、ひとつを紐解けばするすると、氷が解けるように見えてきました。

そして、今では、小沢一郎さんのみが、今、日本を本当の意味で、アメリカから独立させ、国民主権の(要するに民主主義)を勝ち得ることに導く政治家だと、確信しています。

小沢さんを総理大臣にすることで、現在日本が罹患している多くの病気が治ると思っています。現に小沢さんが主になって作った民主党のマニフェストは、クロスオーナーシップの廃止、電波権のオークション制の導入、記者会見のフルオープンなど、既得権益保持者(ここでは大マスコミ)にとっては脅威でありこれまでの長い自民党政治ではタブーだったことが織り込まれています。

総理になることが国民を幸せにする政治を実現する「手段」ではなくて、「目的」であり、今はそれにしがみつくことしか考えていないと思える菅直人が首相になってから、自民党政権よりも醜悪な政治が始まったしまったことが明らかになった9月の民主党代表選挙において、魂を売ったのか、思い上がっているのか、理由はどうあれ、菅さんに投票した民主党議員を、信用しません。

今、衆議院が解散総選挙になれば、香川には投票したいと思う候補者が一人もいないのが、悩みです。

30年も前から、小沢一郎に心酔し、身を呈して用心棒にすらなっている平野貞夫さんを代表とする日本一新の会が最近結成されたことから、私も入会して毎週メルマガを購読するようになりました。

今日届いたメルマガの記事をみて、「拡散希望」とあったので、今日本がおかれている本当の姿を一人でも多くの人に気づいてもらうことに自分も微力を尽くしたいと思っていたこともあるので、こちらに転載することにしました。ちょっと「あれ?」と思えるような乱暴な段落もありますが、ご紹介します。

これもひとつの、「マロンの冒険」であります。


http://www.ustream.tv/recorded/11595483 ←こちらは、戦うフリージャーナリスト岩上安身さんのUstインタビュー ゲストは小沢一郎さん

小沢一郎さんは、20年も前から、記者会見を、記者クラブだけに閉じることなく、完全にフリーに公開していた唯一(たぶん、いや、違う、亀井静香さんがいた!)の政治家です。


以下、平野貞夫さんによる今日とどいたメルマガです。

◎菅首相への手紙

拝啓 ご無沙汰しています。臨時国会が終わって、テレビでの様子をうかがうと随分とお元気そうで何よりです。

電波料金オークションを諦めたようですが、さぞかし、テレビ各社の評判がよろしいでしょう。パフォーマンスが多くなりましたね。これからは支持率も上がってくるでしょう。メディア・ファシズムで白痴化した国民が多くなりましたので期待できますね。

それにしても、私達にはない貴方の才能には驚きます。縁のあった人やお世話になった人たちを、ことごとく裏切り、嘘言を気にせず堂々と世の中を渡り、日本国の内閣総理大臣に就任されたことです。

市川房江先生は彼の世でなんと言っているでしょうか。これからは、貴方がこれまで人々に与えた嘘言や不信感がはね返ってきます。

そこで今日は、貴方が困っている問題について、かつてのように直言しますので参考にして下さい。

(貴方は憲法政治をほとんど知りませんね。)

小沢さんを国会に招致して「政治と金」について説明させたいようですが、果たしてそれで支持率が上がりますか。私は小沢さんと30年以上付き合っていて、不法な金や不正な金に、一切関わっていないことを知っています。旧新生党の資金や公金を私物化したと、貴方が批判したとの報道がありましたが、自民党が、政権を奪われた恨みでとやかく言うのならともかく、貴方が目くじらを立てるのは理解できません。

小沢さんは国家と国民のため、日本に真の民主政治を実現しようと、法律の許す範囲で蓄積してきたのです。貴方と違って、小沢さんは自分に異常な政権欲がない人で、この国と他人様のためという信条で合法的な資金を大事にし、ここが日本の民主政治にとって「関ヶ原」というところで勝負したのであり、貴方のグループの人などにも配分しています。

一昨年来、麻生自民党政権が民主党に政権を渡すまいと「日干し作戦」をとり、民主党では事務所費が払えない候補者、供託金すらも準備できない人が多数いたことを、自分のことしか考えない貴方は知らなかったのでしょうね。選挙での台所役というのは大変ですよ。あの資金があったからこそ政権交代ができた、と私は確信していますよ。このことは、政治について常識のある人なら理解していただけるはずです。

さて、貴方が拘っている小沢さんの国会招致ですが、12月20日には、一時間半も二人で話したようですね。報道を見るかぎり、貴方は「政治倫理審査会」について、「何も知らないな」と感じました。

そこで、私は衆議院事務局にいるとき、政治倫理制度をつくる担当課長でしたから、基本的なことを説明しておきましょう。

1、貴方は小沢さんに「自ら審査会に出て疑惑を説明しろ」と、規程第二条の二にもとづく対応を強要したようですが、これは小沢さん本人がどう考えるかを前提にしたものです。個人の倫理観にもとづく人権として設けたものです。従って、国会とか党といった組織が強要すべきものではありません。ましてや、政治倫理制度は国会対策や政治抗争などに利用しないためにつくられたものです。従って、岡田幹事長が「国会対策のため、小沢さんに自ら政治倫理審査会に出てもらう」という発言には問題があります。それを行政の長である貴方が感情的で恐喝的強要を行っている。小沢さんの人権を侵害していると同時に、国会でやることに対する重大な干渉です。

メディアや有識者の多くは「小沢排除」で、既得権で生きる人たちですから、貴方と感性は同じで「社会心理的暴力行為」といえます。

これは法律による権利を侵害するファシズムです。

2、小沢さんは貴方の強要に対して、弘中弁護団長の記者会見の要旨を説明し、「司法手続に入った段階で出席することは避けたい」と断りました、貴方は「小沢さんは拒否した」とマスコミにコメントして、「小沢悪人論」を印象づけ、さらに、あらかじめ調べてきた資料を使って、「政治倫理審査会でも裁判中に出席した議員がいる」と言い、平成八年の加藤紘一氏の例を挙げ小沢さんに出席を強要したようですね。貴方の説明は間違いですよ。加藤さんは裁判が終了したから出席したのです。貴方は言葉のすり替えの天才ですね。「裁判後」を「裁判中」と故意に言葉をすり替えたうえで、相手に強要していく。これが貴方の政治手法で、国民はこのやり方に反発しているのですよ。

3、それでも小沢さんは応じない。そこで20日の民主党役員会で、枝野幹事長代理が小沢さんの国会招致を野党と同じ「証人喚問で」と発言したようですね。貴方もその検討を指示したと報道されています。貴方たちは正気ですか。憲法による国会運営の基本をまったく知らないようですね。枝野さんも仙谷さんも弁護士でしょう。

よく司法試験をパスしたと感心します。

念のために申し上げますが、憲法の圧倒的多数説は「裁判継続中の事件で、被告や裁判官を証人喚問することは許されない」というものです。その件で国会議員を証人喚問したことはありません。例外として民間人を証人喚問した例が二件あります。

(イ)、平成九年の泉井証人で、山崎拓議員に資金を渡したとの記者会見を国会の証言で確認しようというものでした。

(ロ)、三木証人(山一証券元社長)は、倒産の社会的責任と政界対策が問題でした。

貴方は、野党が小沢さんの証人喚問を要求しているのは、民間人の例があるから、民主党がその気になれば出来るとの意向のようですね。そんな三百代言政治は止めるべきですよ。もし強行すれば国会の自殺行為です。小沢さんを国会に招致すべしとの世論の実体は、私に言わせれば「社会心理的暴力装置である巨大マスメディア」がつくりだしたものです。それを今、内閣総理大臣が悪用しているわけで、証人喚問となれば国会が乱用することになります。そもそも小沢さんを証人喚問する理由づけに正当性はなく、さらに憲法の運用に著しく反します。完全な、「メディア・ファシズム」です。

あっ、そうそう、大事なことを忘れていました。貴方は10月7日の起訴議決後に、小沢さんが「国会が求めるなら出席して説明する」と記者団に語ったことを取り上げて、「国民との約束を守れ」と強要したようですね。確かに小沢さんの発言は検察審査会が二度目の起訴議決を発表した後でした。しかしその後、起訴議決無効の行政訴訟などを行い現在では裁判のための調査が始まり、近々裁判が始まるという状況です。自分に都合のよい情報だけで、物事を推し進めようとすることは、為政者の資格はありませんね。もっと事態の本質と動きを理解すべきです。

最後に申し上げたいことは、貴方の失政は沢山ありますが、最大の憲法政治の汚点は「尖閣列島沖の中国漁船問題」です。逮捕した中国人船長を「沖縄地検の判断で釈放した」とは、政府の公式発表ですが、私は嘘言だと思います。釈放の理由は検察権を超えたもので、明かな憲法違反です。これを政治が放置しておくことは、わが国の国家機能が不全であることを放置しておくことと同じです。

そこでこの問題の真相を解明することが、わが国の国際的信用と国内的統治の原点と思います。貴方や仙谷官房長官の国会答弁は虚偽だと私は思います。

年明けの政治の始まりはこの問題からです。自民党も公明党も国家のあり方という基本問題ではなく、小沢国会招致という内向きの国会対策のやりとりしかできない政治家ばかりになって残念です。国会で証人喚問されなければならないのは小沢さんではありません。中国人漁船長を釈放する指揮権を発動したのは貴方かどうか、菅直人総理大臣こそ証人喚問されなければならない問題です。

平野貞夫



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