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2011年03月31日

若者よ、投票所にいこう。じゃないと、年寄りにワヤにされるよ。

今、日本で起こったことの何項目かは、自然災害で、何項目かは、人災です。

人災が起こった原因は、人災を起こすしくみを作った政治家を私達が選んだから、または、無関心ゆえ選ばずに、関心がある人だけに任せていたから。つまり、私達の責任です。


先般の香川県知事選挙での、香川県の投票率は30パーセント台でした。その30パーセントの中のわずかな票を熾烈な選挙戦で奪い合って結果がでました。

残りの70パーセント近くの人は、無投票でした。

私達の代表を決める選挙ですら、こんな投票率しかない県に失望して、名古屋から帰県して仕事をしていたある方は、「私はもう香川県人が許せない。こんな意識の低い人ばかりの中で、子供を育てたくない。」と言い残して、県外に出て行ってしまいました。

さすがに県知事選のときは、「自分にも他人にもあんまり関心がない。香川県人なんて、こんなもん」と、私も思ってしまいました。


しかし、

大地震で被災した人達の情報が入ってくるや、かなり早い段階から、香川県の中のそれも若い人達が、被災者を自分達のできる精一杯の形で、支援する活動を始めたのです。

世界から見たら、今は、日本全体が危機にあるとはいえ、被災地からはある意味最も遠いと思われる四国の香川県の人達は、自分達の代表を選ぶときですら無関心だったのだから、四国に災害が来ない限りは、他人事と思ってしまってもおかしくないはずなのに、そうじゃなかった。

香川のあちこちで、今、政治的に最も不利な目に遭っているといっても過言ではない、「若者」が、動き出している。

このことに、大いなる感動を感じています。





若い人達に、お願いがあります。

投票所に行ってください。

その前に、市議会でも県議会でも国会でも、立候補している人の、できるだけ多くの情報を(表も裏も)、入念にチェックしてください。

そして、誰かに頼まれたから、とか、誰かの顔を立てるため、とかではなく、自分の目と頭と心で「選んだ」人の名前を書いてください。

今、多くの若い人が(きっと日々の生活で精一杯で忙しいからでしょう)参政権(政治に参加する権利)である投票権を行使していません。

しかし行使されてこなかった多くの人の権利を、多くの若者が行使するようになったら、

確実に、世の中が、変わります。


政治家は、より多くの投票率をもつ年代層、職業層、の人達が「喜ぶ」ことをします。当たり前です。


みんなが、自分のちゃんとした目で、自分達の代表を選ぶ事ができるようになれば、今、光の当たらないところで苦しんでいる多くの人が救われると思います。

また、今回のような災害が起こったときも、「企業のお金よりも優先される事が、ある」という、当たり前の理由で動く政治家が増えて、施策の優先順位が、変わると思います。


政治家を、ちゃんと選んで、投票所に行く事こそ、究極のボランティア活動にも匹敵するほど、尊くて、大切なことだと、私は思う。




そんなことを考えながら、今日は、自分が選ぼうとしている人のことを改めてきちんと知りたくて、マロンの潮風radioのゲストに、石井とおるさんをお呼びしました。


政治は、生活であり、人生である。
どんなに難解な政策であろうとも(生活に密着した重大な決め事ほど、お役人は「難解な」ことばで飾る場合がある)、実は目の前にある昼食や、乗ってる車の燃費や、子どもを産むときの費用なんかに、ストレートに密接につながっている。
しかも多くの人がそれに気づいていない。

政治に興味がないことは、実は生活に興味がないこと、ひいては人生に興味がないことと同義である。(2年前、友人に言われた言葉です)


若者よ、投票所にいこう。じゃないと、年寄りにワヤにされるよ!


以上。

若者よ、投票所にいこう。じゃないと、年寄りにワヤにされるよ。



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Posted by マロンアルファー at 23:41│Comments(4)政治は生活
この記事へのコメント
未曾有の出来事の前も後も我々の生活は続きます。

我々は生活のなかであらゆることを選んでいます。
難しい話ではなく、今日の晩飯はなにを食べるか。家に帰ってホッとしてなにをするのか。
それに伴って何をどこで買う?何を使う?現実は社会は無数の決断を我々に要求します。
便利で不自由ない世の中なので、その判断はそんなに考えなくて済み、半自動的です。テレビではおすすめの商品が流れ、夜中にお腹がすけば足は自然とコンビニに向かいます。

そういうことなのです。

必要だからそこにあるというよりは、我々の日常の些細なひとつひとつの選択・判断・決断こそが、この現実を支え、作り出しています。

社会は人・物・お金でできているわけではなく、我々の行為、もっと言えば、どんな行いを選ぶかの想いの表れであるのです。

ならば、我々の想いが届くところ(顔の見える範囲)からもう一度、考え、知り、選び直すことによって始めていくしかないなぁと思っているところです。
Posted by 大宇宙(マクロコスモ) at 2011年04月01日 00:21
若者の私は、必ず選挙にいきます。
Posted by rookie@yokohama at 2011年04月01日 10:53
大宇宙さま

力強いフォローありがとうございます。

「選ぶ」、ということをもっと丁寧に考えて、暮らしていきたいものです。

食べ物も、着るものも、政治家も。
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2011年04月04日 00:08
ルーキーさま

もちろんですとも。
ご無理ごもっとも!
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2011年04月04日 00:57
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