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Posted by あしたさぬき.JP at

2018年02月27日

お久しぶりです~

みなさん、こんばんは。

ほぼ5年ぶりに自分のブログを覗いたら、5年間記事を投稿していないのに、なんと、毎日5~10人の方がここを訪ねてくれていることを発見して(何かの自動パイロット装置かもしれませんが)、驚いて感動して、何か書こうと思ってログインしました。

なので、私がこの5年間いったい何をしていたかを書こうと思います。

私は2013年4月1日に、沖縄に、ほんの1~2週間、長くても3週間の滞在のつもりで、ある目的があってスーツケース1個でやってきました。

話せば長くなるので、おいおいにお話ししますが、そのまま、時々は香川に帰りながらも、5年、沖縄にお世話になっております。

2013年の11月にはキャンプフォスター(米軍基地)のギフトショップでのアルバイト、
2014年の2月からはOIST(沖縄科学技術大学院大学)でアルバイト
そして、2014年6月からは、那覇市内のNPO法人(ホームレス・出所者・精神病の方の保護・支援施設運営が主な業務、キリスト教会が母体)で合計3年ほど勤務
そして、2017年4月からは、那覇市内の介護施設を運営する会社に就職して現在に至ります。

2013年2月4日に、あることがきっかけで本物の神様の存在を確信するに至り、2014年11月に残波岬の海で洗礼を受けてクリスチャンになっています。

今日をきっかけに、少しずつですが、私がこの5年間にどんな体験をしてきたかを、報告していきたいと思っています。

以後、再びよろしくお願いします。

写真は沖縄名物(?) うずまきパン







  

Posted by マロンアルファー at 21:28Comments(0)

2013年11月14日

豊島の産廃を語り継ぐ 85歳元議長の「遺言」

おひさしぶりです。

さて、私の我儘と、砂川さんのご体調により、今年の4月から、半年間お休みしていた砂川ゼミ(豊島ゼミ)が先日より再開され、それを取材してくださったKSBさんが、素晴らしい特集番組に制作してくださったので、ご紹介します。

タイトル:85歳 元議長の「遺言」


何日も前からの取材や準備、そして放送局の倉庫に貯蔵されていた膨大な、豊島事件の過去のフィルムも掘り出して、昨夜は徹夜の上、放送直前まで渾身で編集してくださった、KSBの喜多信博記者に、この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました!


アーキペラゴの豊島ゼミについては、こちらの説明や毎月の募集ブログもご覧ください。


砂川三男 廃棄物豊島住民会議元議長  

Posted by マロンアルファー at 23:41Comments(0)豊島

2013年07月08日

豊島に響くマヤの時間

今年1月に片山邸の書院(坂本龍馬・勝海舟・海援隊と片山当主が日本の夜明けを語り合った部屋)において、心が澄んでいくような美しい演奏を披露してくださったサクセブルが、今回は「街角に音楽を」でおなじみの鹿庭さんプロデュースで、今月28日に片山邸に帰ってきてくれます。

ダミアンの奏でるギター、渡辺りえさんの奏でるバイオリンのハーモニーは「神とともにいる」という実感に襲われ、涙が止まらなくなる深い音を出し、心の中にすうっと入ってきます。

現在、貸切以外は閉鎖している泉屋ですが、この日は開放されていますので、是非お越しください。

7月28日(日)午後 於:片山邸書院

入場無料

詳細はこちらのリンクをどうぞ。

  

Posted by マロンアルファー at 16:33Comments(0)音楽

2013年07月03日

豊島農民福音学校「土曜クラス」のご案内

農民福音学校は、戦後の高度成長期に、日本の再建には農業の復興が不可欠として、全国の農業後継者を対象に開校した学校。
故藤崎盛一氏は、宮崎県出身ながら、豊島を学びと農業実践の場に選びました。
学校では、自然と共存する思想に基づいた最先端の農業技術と精神を教授し、全国から生徒が集っていました。当時からケーキやパン、ベーコンのある食生活、羊毛のセーターや皮のなめしなど、豊かな手作りの暮らしが実践されていました。

今こそ求められ理想とされる農民福音学校の哲学や実践内容を知るために毎月レクチャーを企画しております。

今月は、6日です。

残席2名ですが、ご興味のある方は是非参加ご表明くださいませ。



日 時:2013年7月6日(土)10時30分~14時
場 所:豊島農民福音学校跡地(香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃岡)
講 師:藤崎盛清氏(藤崎盛一先生のご子息)
食 事:藤崎シスターズ(藤崎盛一先生のご子息の奥様、お嬢さん方)
参加費:3500円(授業料・資料代・食事代他)

スケジュール:
《行き》高松発 9:07 → 家浦港 9:57(高松港から出ている定期船)
    送迎車で移動 
10:30~11:30  藤崎盛清さんのお話「豊島農民福音学校の志と足跡」
11:30~14:00  藤崎盛一さんの娘さんたちが再現する学校の食事
 (ロシア式釜で焼いたパン、カスタードクリーム、ジャム、肉味噌、あげそばなど) 


風向明媚な高台にありますので、のんびり散策、歓談などお楽しみください。
豊島美術館や「いちご家」さんでいちごのかき氷など、オススメあります。

《帰り》豊島発 15:10 ⇒ 高松着 16:00
    または、17:20 ⇒ 17:55

定 員:12名

集合時間:高松港以外の港からご参加の場合は、10時豊島家浦港集合でお願いします。

連絡先:参加希望の方は学級委員国見氏までご連絡をお願いします。(電話 090-1577-4928)

※写真は、講師の藤崎盛清氏

お父様の盛一先生(福音学校創設者)は、後ろに飾られているミレーの「晩鐘」に心打たれ、「人間の生活とはこうあるべきだ!」と強く思われたそうです。仏教徒のご家庭に生まれたのに、この絵がきっかけで16歳で洗礼を受け、クリスチャンになったそうです。
盛一先生の人生の岐路となった一枚を紹介しているところです。Mr. Morikiyo Fujisaki  

Posted by マロンアルファー at 14:36豊島

2013年01月09日

カムイヨウスケ豊島初上陸ライブ


日 時:2013年1月10日(木) 午後2時~午後3時
場 所:泉屋(豊島)書院  香川県小豆郡土庄町豊島甲生930番地
    アクセス方法はこちらをご参照ください。
ライブチャージ:無料(片山邸入場料300円のみ必要です)
ピアニスト:カムイヨウスケ
 1979年香川県生まれ。
 幼少期に祖母の家にあったピアノを弾きはじめ、19歳の時に「耳を澄ませるとその場所の音が降りてくる」ようになり、遭遇した情景を自身のフィルターを通過させて再現するかのごとく曲を作り始めた。現在は、ドラッグストアで働きながら、定期的に電子ピアノを担いで路上に出て即興演奏を続ける。
 2012年12月24日、福島県浪江町の住人が避難する仮設住宅で自腹で自力でピアノを担いで訪問し、その集会所でクリスマスミニコンサートを実施。そのときに出来た曲「明日花(あすか)」、祖母の葬儀の時に降りてきた「未来へ」などを含めオリジナルは現在19曲。

お問合せ先:(株)ボーセジュール 栗生(電話090-4336-3104)
 ※ 片山邸(泉屋)は築200年の古い邸宅で、冷えます。どうぞ暖かくしてお越しください。
 ※ 会場では抹茶、珈琲、ワインなどを販売しています。

泉屋に関するその他の情報はこちらをどうぞ。

  


Posted by マロンアルファー at 01:08Comments(0)音楽

2012年10月25日

「生き方」を考える日。10月豊島ゼミのご案内

朝夕寒いくらいの秋深い毎日です。

今週末の豊島ゼミのご案内です。

自分や家族が暮らす愛する場所に、突然全国から大量の有害廃棄物が持ち込まれた。頼みの県も議会も県警も助けてくれないことがわかった。この時点で、これがあなたの住む町のことなら、どうします?

そして、自力で住民運動を始めた豊島住民。30年近くに亘る戦いの末に、絶望的と言われた行政の厚い壁を破り、勝利した。

全国広しといえども、権力に屈することなく勝利したケースは稀であり、最も保守的な県といわれた香川県にこのような我慢強く誇り高い人々がいたことを、まずは、おなじ香川県に住む人に、戦った戦士の生の声を聴いてもらいたいと思って、毎月、ゼミを続けています。

住民が苦しい戦いをしている間もこの事件に関する香川県民の関心は低く、不法投棄をした業者を摘発したのは香川県警ではなく兵庫県警であり、共に戦い苦楽を共にした筆頭弁護士は香川県の弁護士ではなく大阪の弁護士だった。そして、この事件に強い光を繰り返し当てて世に知らしめたのは香川のメディアではなく、東京のテレビ局のキャスターだったこと、、そして、今、この事件を、事件の上から色を塗りこめることによって、最も速い速度で忘却の彼方に押しやろうとしているのは、ほかならぬ香川県民のような気がします。


豊島事件は今日本で起きていることの縮図です。

この1年近くの間、ゼミには県外の方が宿を取って参加してくださることが続いています。
県内在住者であっても、それは他県から転勤してこられた方だったりします。
豊島のことに関心を持ってくださる方の範囲が他県にどんどん広がっていくことを喜んでいると同時に、引き続き一人でも多くの県民の方のご参加を心待ちにする次第であります。


今月のゼミの詳細です。



実施日:2012年10月28日(日)

集合場所:  10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。

参加費:3500円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、500円は午後からの授業料として、1000円は昼食代として)

スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う  現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会@片山邸(泉屋) 炎の料理人細川学が豊島の野菜を使って作ったおかずを並べます。
14時~17時 石井ゼミ(檀山の頂上から縄文海進の頃までさかのぼり豊島をひも解き、水をテーマにレクチャーをしながら島中を回ります)
17時 家浦港解散


申込先: sinrincafe@gmail.com または、090-4336-3104 栗生(アーキペラゴ・理事)までどうぞ。

こちらは、9月の豊島ゼミに参加くださった方の感想文です。
こうしたストレートなレポートをもらうと、やってて良かったなと感じることができます。

************************
【前回の参加者からのレポート】

今日は私にしては珍しくちょっと長文です(笑)

高松の住民になって、ちょうど丸2年になろうとしています。
ただ香川についてはまだ知らないことばかり。そのことを今日痛感しました。

高松港から高速艇で1時間弱のところに「豊島(てしま)」という島があります。
通称「豊島問題」といい、非常に有害な産業廃棄物による公害で30年以上と
いう長い期間、島民が苦しめられてきたこと(いること)で有名な島です。

現在は香川県との間で公害調停が成立し、300億円という莫大なコストをか
けて、汚染土壌の処理作業が進んでいる最中です。
今日はその住民運動の筆頭で活躍されていた(いる)生き証人である砂川三
男さん(84)に直接お話を聞く機会に恵まれました。

本来は行政(香川県)が監督すべき義務を放棄し、業者の犯罪行為を取り締ま
るべき警察(香川県警)さえ職務放棄をし、議会(土庄町長、町議会議員)まで
も知らぬフリをしていたおかげでここまで長引いたことは明らかです。

そして自衛のために自分たちが立ち上がるしかなかった住民に対して、「金が
欲しいんだろう」と言い放った知事(真鍋知事)、「彼らは気が狂っている」と蔑
んでいた県職員、事実を知ろうとさえせず手を貸すことはおろか知らぬフリを
決めていた香川県民たち。そして、この問題が知られたら今度は島の特産物
である農産物に対する風評被害…。

ただの被害者に過ぎず、助けを求めている自分たちがなぜここまで四面楚歌
に会い苦しまなければならないのか、そんな切なくも激しい感情が砂川さんの
言葉の端々から垣間見えました。そして福島原発はじめ、この問題と通ずるこ
とがこの国にはなんと多いことかとも。

来年2013年は瀬戸内芸術祭で島巡りをされる方もいらっしゃると思いますが
そんなことも頭の隅に入れながら豊島の地を歩いてみてはいかがでしょう。
今回のお話を主催したのはNPO法人「アーキペラゴ」というところです。興味の
ある方はどうぞ。
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html

最後に、調停後2周年に詠まれたという詩を転載させてもらいます。

******************

お天道様はみてまっせ

六年半にわたる公害調停
誰からともなく口をついて出る言葉
「お天道様はみてまっせ」
悪いことをして決して許されるはずはなく
そう「お天道様」だけは
本当のことを知っていると信じて歩み続けた

そして豊島の人はよく泣いた
涙は一生懸命汗して歩んだときひとりでに溢れてくる
そんな泣き虫に沢山の人が声援を贈ってくれた
「お天道様」は悪いことを許さなかった
「お天道様」は汗の数だけ涙をくれた
そして涙の数だけ喜びが溢れた
「お天道様」はいつも見ている

時々私たちは負けそうになる
ほんのちょっと「ずる」をしたい
だれも自分のことを分かってくれない
そんな心の隙間を「お天道様」は
固唾をのんで見守っている

汗が乾いたら泣き虫じゃない
でも、涙が乾くと
胸の奥が痛むのはなぜだろう
昨日は通り過ぎ
明日はまだこない
再び帰る今日もない
だから見えない明日にむかって歩き出す
泣きたいときは思いっきり泣けばいい

「お天道様はきっとどこかでみてまっせ」
  


Posted by マロンアルファー at 11:37Comments(0)豊島

2012年10月16日

10/27土 豊島農民福音学校レクチャー(兼カフェイメージ)

今回は、現在、来年春のオープンにむけて鋭意構想準備中の「豊島農民福音学校カフェ」のイメージングもかねて、レクチャーのお昼ご飯をカフェスタイル(メニューを作って、各自でオーダー、精算)で準備する予定です。

50年以上も前に、デンマークのフォルケホイスコーレの哲学に感銘を受けた日本人(賀川豊彦氏ほか)が、日本にそれを取り入れて作った数か所の農民福音学校のうち、もっとも長い期間、もっとも多くの受講生を受け入れた「豊島」農民福音学校(開校者は藤崎盛一=賀川豊彦の弟子)が香川県にあった! ということを、一人でも多くの県民の方に知っていただきたいと思っています。

大量生産大量廃棄の時代の波にのまれるように一旦閉校した豊島農民福音学校に触れることは、開校者の藤崎盛一先生のファミリーにとってはパンドラの箱を開けるに等しいことだったように思います。当初は厚かましい私からの働きかけに控えめな人々は躊躇していました。レクチャーも一度きり、という約束で重い口を開いて5月に開講してくださったのですが、このところ少しずつ、「やはりこの記録は後世に残さなければならない」という我々の要請を聞き入れる形で、藤崎さんは静かに準備を進めてくださっています。


レクチャーの内容は、今年いっぱいは、福音学校レクチャー入門編となりますので、vol.1, vol.2 と参加してくださった方は内容が被るかもしれません。

片山邸に続き、「豊島の自力の魅力を掘り起こすシリーズ」の目玉企画第二弾! 是非みなさまのご参加をお待ちしています。

日 時:10月27日(土)10時半~14時半(送迎が必要な方は、10時に家浦港交流会館集合)

場 所:豊島農民福音学校カフェ予定地

授業料:2000円(送迎が必要な方は2500円)

ランチ:豊島農民福音学校で出されていたメニューを再現した一日カフェを開店いたします。メニューをご覧になってオーダーしてください。

申込先:豊島農民福音学校カフェ準備事務局 090-4336-3104(栗生)


募集定員:10名

  


Posted by マロンアルファー at 11:15Comments(0)豊島

2012年09月19日

ラストラン  豊島ゼミ9月のご案内

ようやく、秋らしい気持のいい気候となってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

8月は酷暑が予想されたためゼミをお休みしましたが、今月は23日に実施いたします。(すでに申し込みの方がいらっしゃるので)

にも関わららず、モタモタしてしまって、御周知がこんなに遅くなってしまいました。どうかお赦しください。


私がグズグズしていたため、午後ゼミの石井さんとランチ担当の細川さんも予定がはいってしまって、今回は、砂川ゼミと、うらら(住民会議議長浜中幸三さんの奥さんの料理)のお膳でのランチ(こちらもすごく美味しい)というスケジュールに変更となります。

先日ちらっと、砂川さんの口から「栗生さん、わし、ちょっとしんどくなってきたわー。もうゆるしてもらえんやろか」という言葉を聞いてしまったことを受け、砂川ゼミの今後の継続を少し考えはじめています。

「頭が枕から離れているうちはずっと」、という印籠もいい加減引っ込めるべきなのか、ずっとお願いし続けるべきなのか。。

いずれにしても、今回は、砂川さんが「あんたがおったらしゃべりぬくいが!」と嫌がられようが同行して、なんらかの形でビデオカメラを持ち込み、砂川さんの全身全霊での講義を、余すところなく撮影して記録したいと考えています。


私達がこの世からいなくなった後も、豊島にはこんな人がいた、豊島のために瀬戸内海のために、何年も何年もこんなに必死で戦った人たちがいた、ということをずっと後世に残すためにも。



今月のゼミの詳細です。



実施日:2012年9月23日(日)

集合場所:  10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらのをご参考になさってください。

参加費:3000円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、1000円は昼食代として)

スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う  現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会
           解散

この後豊島での滞在プランは、個別にご相談くだされば最大限対応いたします。

※ この日は、泉屋においては、HINAがお店をしてくれていますので、よろしければ是非覗いてみてください。


申込締切:9月22日(土) 正午
申込先: sinrincafe@gmail.com  または、 090-4336-3104(栗生)



写真は、檀山頂上付近から観た景色
  


Posted by マロンアルファー at 12:05Comments(0)豊島

2012年07月31日

bar de HITAKI泉屋を含む 泉屋のHPできました。

あしたさぬきブロガーの、いちりちゃんと、ゴーフィールドさんにお世話になって、このほど完成いたしました。

以後は、泉屋関連のブログは、こちらの、「蘇鉄のカウンターで」でお届けしたいと思っています。

これからもよろしくお願いします。

  


Posted by マロンアルファー at 21:19Comments(0)豊島アフタヌーンバー

2012年07月04日

第2回 豊島農民福音学校レクチャーのごあんない

★豊島には全国から志の高い人があつまる学校がありました★

1回限定で5月に実施した豊島農民福音学校レクチャーを、好評につき、第二回目を開催することになりました。


今から70年以上前に東京農業大学から一足飛びに豊島の唐櫃の山に妻子と移り住み、豊島農民福音学校を開校した藤崎盛一(賀川豊彦の弟子)は、立体農業という、平地部だけを取り合う農業法ではなく、山地(立体地)を有効に素敵に活用することによって、バラエティに富んだ農作物や家畜を飼い、それをもとに、ケーキやパンを焼いたり、ジャムを作ったり、ハムを燻製したりする生活法のほか、哲学、学問、信仰などを学びながら、人生を豊かにする方法を説きました。

農業や生活からでた廃棄物もほぼ完全に大地に返し、次の実りの栄養とする等、完全なる持続可能な循環型農法だったそうです。

そこには全国各地から学生が集まり、寄宿舎で寝起きをともにし、学び、また故郷に帰っていったそうです。

この学校は1982年まで続きましたが、時代は、現代のような「循環型社会」という言葉はなく、むしろ、大型工場で作ったものを安く買い、捨て続ける、という価値観が蔓延していた時代の波に押されたこともあったのでしょう、閉校しました。

藤崎先生の息子さんが現在豊島の唐櫃自治会長をされていますが、前回のお人柄そのままの朴訥なレクチャーにリクエストがありましたので、お願いして2回目の開催となりました。

ご興味のある方は、ご参加ください。



***農民福音学校レクチャー****
日時:2012年7月28日(土)
   10時、豊島家浦港交流会館集合
   10時半〜12時半 レクチャー
   12時半〜14時 ランチ(実際に農民福音学校で作られていた献立の再現)
           あげそば、ロックケーキ、パン、果樹ジュースなど
   14時〜14時半 農民福音学校跡見学
   15時     解散(家浦港)
    豊島美術館や檀山などへこの後いらっしゃる方は、アクセス方法等ご相談に乗ります。

講師 藤崎盛清さん(唐櫃自治会長)
参加費 4000円(受講料、昼食代、送迎費込)
定員:10名(現在申し込み、9名)
主催:豊島農民福音学校Cafe
申込み先:栗生  090−4336−3104

※ 前回は、授業料1000円、ランチ代1000円と送迎代500円の合計2500円にしていましたが、実際にやってみると、レクチャーのために盛清さん(講師)はものすごい時間をかけて資料を調べ、原稿を作り、準備した刷り物や伸ばした写真だけを考えても経費がでなかったと思われること(ご本人は何もおっしゃらないのですが容易に推測できた)と、4姉妹総出での盛りだくさんのランチも少し値上げしたいと思い上記の参加費にいたしました。ご理解いただければ幸いです。

なお、福音学校跡まで別の方法でアクセスされる方は500円引きとなります。

写真は農民福音学校夏期合宿(女子)のときの一場面



こちらは、一回目に参加された方(文殊さん)の参加感想文です。

**************************以下感想文***********

 昨日5/12(土)、シャンタン、ブミカと3人で豊島に渡り、アーキペラゴの主催で行われた「農民福音学校」の足跡を辿るゼミに参加してきました。ぼくとブミカは、これが5度目の豊島訪問、シャンタンは初めての豊島体験でした……

 豊島の集落は、大きく分けると壇山という山を囲んでちょうど三ツ星のように3カ所に分散しています……せんだってあけみちゃんのワークが行われたのは西南の集落である甲生(こう)、今回のゼミは、北東の集落である唐櫃(からと)で行われました……この唐櫃には、あのすばらしい超近代的な豊島美術館があります。

 http://www.benesse-artsite.jp/teshima-artmuseum/

 ゼミが行われたのは、かつてこの地で「農民福音学校」が展開されていたその跡地ですが、唐櫃の高台にあって、眼下に、豊島美術館や唐櫃の港を見下ろすことができます。実に風光明媚なところです。今は、「農民福音学校」を運営されていた藤崎さんのご子息のご家族が住んでらっしゃる家屋の一室でゼミは行われました。

 「農民福音学校」の歴史を語ってくださったのは、設立者の藤崎盛一さんのご子息の方……訥々とした語り口のなかから、とてもとても大切な歴史が語られてゆきます……ここにもまたひとつ残しておきたい大切な豊島の語り部の語りがありました……。

 豊島に「農民福音学校」が設立されたのは、戦後間もなくの 1947年(昭和22)、全盛期には共同生活を行う研修生が50名を超える時代もあったとか……残念ながら1957年(昭和32年に納豆を醗酵させる小屋から出火して施設が全焼し、規模縮小を余儀なくされます。1982年(昭和57)の閉校まで、実に多くの人々が、この地で、キリスト教の愛の実践のスピリットを土台とする斬新な立体農業の実践学習のメッカとして機能を果たしていたのです。

 賀川豊彦氏の提唱による『農民福音学校』がスタートしたのは、1927年(昭和2)神戸の西宮でした。賀川豊彦氏の自宅6畳で、9名の参加者による旗揚げだったようです。続いて1933年(昭和8)東京に「武蔵野農民福音学校」が設立……時代は暗黒の時代へと向かって風雲急を告げるなか、時代の流れに拮抗しようとする必死のこころみのひとつでもあったようです……

 藤崎盛一氏が、豊島に導かれてきたのは、「豊島農民福音学校」が開かれるより前の昭和16年のこと……それまで島には存在しなかった乳牛を連れての来島だったようです。常識とは違いもっとも高いところで牛を飼い、その糞は肥料として再利用、尿はサイフォン式の噴霧器で下にある農園に自動的に撒かれる仕組みだったそうです。ミルクからはバターやチーズを、豚からはソーセージやベーコンを作り、ヒツジからは羊毛を採ってセーターを編む、ヤギもまた乳を搾るために飼われていたようです。

 また植樹に関してもクルミや果実など実のなる樹木を植林、、、、畑でとれたトマトはピューレをつくり、またパンやケーキなども焼くというスタイル。

 これらは商品として外部に売られるためのものではなく、あくまでも共同体の自給自足を目指してのもの……余剰産物は外部に売られることがあったけれど、主目的ではなかったようです。

 近代農法が単一作物の大量生産を主軸とする欧米をモデルにしているのに対し、こうした多角的な循環農法は、立体農業と呼ばれ、そのモデルはデンマークの国家再生プロジェクトにありました。立体農法はそれとは真逆の発想に基づくすぐれてエコロジカルであり、循環型であり、地産地消型であり、適性規模のコミューン指向と、今、模索されつつある農業のまさに先取りだったと言えるほどの水準を保っていました。

 この離島で4週間にわたる長期ワークショップが行われ、全盛時には50人を超える参加者が集っていたということの驚き……
 http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20101010/1287537387

 最近、テレビなどでも取り上げられ話題になっている「伊賀の里、もくもく手作りファーム」は、商業的なスタンスですが、立体農法が目指していたものの一部を反映しているように思われます。

 伊賀の里、もくもく手作りファーム
 http://www.moku-moku.com/
 
 
 藤崎さんの語りが一段落すると、庭に用意してあったビッフェ形式のお昼の時間……ここではかつて賑わっていたころの農民福音学校でのメニューが再現され、みんな舌鼓を打っていました……。これらのメニューは、当時の学校の食事メニューで育った4姉妹の思い出に従って再現されたのです。

 そしてその4姉妹をみると、なんと、あけみちゃんのワークのとき、片山邸の厨房をのシェフをやってくださった植松ルツ子さんの姿が、、、、ルツ子さんは四姉妹の末っ子……そうだったのか! あの豊島ワークのこころのこもった食事は、農民福音学校の精神を汲むものだったんですね。そしてあの美味しい美味しいイチゴを作ってらっしゃるのは講師の盛清さんの息子さんだったのです……

 藤崎さんの子供さんたちは、それぞれに「農民福音学校」の歴史を身をもって知る生き証人の方々なのです……久しぶりに四人姉妹そろって、昔の思い出話に花が咲いたとおっしゃっていたみなさん、ランチタイムのシェアリングのときには、涙ぐんでらっしゃり、もっともっと話たいことがあるとおっしゃっていました、、、、

 ぼくたちはこうしたみなさんの語りを聴き取るために、また近いうちに豊島に渡るつもりです……昨日、 片山邸に宿泊していたスタッフ3名(あけみちゃん、ぶみか、もんじゅ)に朝食を出していただいた植松さん(実は藤崎さんの四女)に、あけみちゃんの「戻っておいで私の元気」を手渡したところです……
  


Posted by マロンアルファー at 20:14Comments(1)豊島

2012年06月30日

人に聞かれたら、香川県のことを、どこまで話せますか?

「大飯原発再稼働反対!」「子供を守れ」「福島をかえせ」、一番多い報告で20万人もの一般市民が首相官邸周囲を取り巻いて、シュプレヒコールをあげた昨夜の映像をご覧になりましたか。

自分の国は自分たちで守る。

2012年6月29日は、世界一品行方正でおとなしい「牧しやすい羊」といわれた日本国民が、「このまま今の政府と行政に頼っていたら未来はない!」と、自らの意思で誰の指示も受けずに、何の組織にも属せず、何の後ろ盾もないまま、本格的に動き出したことがはっきりわかった日でした。

同時に、「行政は、なんだかんだ言っても我々を守ってくれる」という、善良な日本人が多く持っていた役人性善説「オカミ」意識が一掃された一日でもあったように思います。

35年以上前に、否応なくもこのことに気付いて、みずからの意思で立ち上がった人たちが身近にいます。
先祖代々から受け継いだ豊かで美しい大切な島、豊島に、お金のために全国から産業廃棄物を受け入れて、豊島をゴミの島にしてしまいそうな男を「ちゃんと行政指導してほしい」と、最初は「オカミ」意識をもって行政を頼りに運動を始めた豊島住民です。


行政は、何もしなかったばかりか、男に「対価を支払って買うのであれば有価物であり、廃棄物ではない」と教え、企業から安価で買ったシュレッダーダストの何倍もの「輸送賃」をおなじ企業からもらって受け入れたゴミを豊島で最も美しい海岸にどんどん積み上げていくことになるきっかけを与えました。また、後日うその安全白書まで出して、何十年も豊島住民を苦しめました。豊島住民は血を吐きながら、泣きながら、それでも一歩一歩前に進みました。やがて「このまま行政を信じて頼っていてはだめだ!」と気づき、自力で何かをしようともがき戦い始めました。この真摯な姿に、中坊弁護士をはじめとする全国や世界の多くの心ある人が心を動かされて、行政の厚い厚い壁に穴をあけることができたのが、豊島住民運動です。
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/158/genki158-06.html (全国民医連いつでも元気 2004.12 No.158より)


自分の島は自分たちで守る。

豊島住民会議の元議長で今年85歳の砂川三男さんに、長い戦いの当事者の一人としての話を直接聞く豊島ゼミを企画し、月1で実施し始めて(2007年12月にルビー商会の真部秀孝氏が主催し始めたときから数えると)、今年で5年目に突入しています。

ご高齢にも関わらず「こうして一人でもこの年よりの話を聞いてくれる人がいたら、わしは、枕から頭が離れているうちはいつでも住民運動の話をします」という砂川さんの言葉に甘えてずっとゼミを実施し続けて参りましたが、先日、ついに、「栗生さん、わし、もうそろそろこらえてもらえんやろか。。」と言われてしまいました。

私はすかさず「ダメです。まだ枕から頭が離れているんだから、お願いしますよ!」と強く返しましたが、「それが、もう枕にくっつっきょんよ」と。。 砂川さんの辛抱強いお人柄から考えると、よほどしんどくなってきたのかなと、思います。

それでも今月は無理をいってやってもらうことになりました。


毎回毎回が、最後のゼミだと思って、心してご案内します。

誰よりも、香川県に長く住んでいて、話を聞いたことがない人に、、是非聞いてほしい話です。

誰かに聞かれたら、香川県には、いろんな意味で本当に豊かな「豊島」という島と、そこに住むこんなにも誇り高く強くて我慢強く優しい人たちがいるんだということを、話してほしいのです。

香川県にはうどんしかないわけじゃない、そして、美味しい魚や野菜や果物、栗林公園や屋島などの名所旧跡だけじゃない、誰もが誇りに思っている美しい瀬戸内海と我が島を、未来のために苦しくても戦い続けた、我々の多くが見習って余りある人々がいるのです。


今月のゼミ詳細:


日 時:2012年7月22日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)

日 程:10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
    12時〜13時  昼食 
    13時すぎ〜15時  石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
    15時すぎ  家浦港にて解散
            この後、豊島に残る方はお申し出くだされば、滞在プラン考えます。

参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)

※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。

連絡先:電話 090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)


申込締切:7月20日(金)正午

  

Posted by マロンアルファー at 19:40Comments(0)豊島

2012年06月09日

頭が枕から離れている間はいつでも話します:6月ゼミのご案内

豊島ゼミにこれまで参加してくださった方の中のある方は、当時の県の担当者の上司の方とお知り合いだったこともあり、この事件が全国ニュースになっているときは「大騒ぎになてて大変だなあ」と労いの言葉をかけたりしていたけれど、砂川さんのお話を聞いて事件の全容を知り、また、ゼミで渡された資料を帰って熟読していたら、「なんだ、ええ加減なことをしやがって」と怒りが込み上げてきましたと、興奮気味にお電話をくださいました。

そんな方もいるかと思えば、「(このゼミに)知らずにつれてこられました。今後はごみをちゃんと分別してすてます!」のような感想だけにとどめられる方もいらっしゃり、その反応は(当たり前ですが)十人十色だなあと、改めて感じるこの頃です。


以下にご紹介するのは、今年3月のゼミに(4月に豊島で開催された経営者向けのワークショップ準備もかねて)参加された方(@岡山市在住)の感想文です。

今月は24日に開催します。
日程詳細は、巻末にご案内しています。
ちなみに、この記事のタイトルは、84歳というご高齢の砂川さんに、いつまで講師をお願いできるのかお尋ねしたときの、砂川さんのお返事です。「頭から枕が離れているうちは、みなさんに乞われたら、私でよければいつでもお話をさせていただきます」といつもおっしゃってくれます。


*****参加者感想文*********

来月初旬に豊島で行われる「岡部明美 3days in 豊島(てしま)……「宇宙のフローに乗った人生・仕事を実現する」の最終事前調整のために豊島を再び訪れました。

 岡部明美 3days ワークショップ in 豊島(てしま)
 http://web.mac.com/monjel1315/Site/Teshima-work.html

 宿舎として用意してあるアモーレテシマリゾートの目の前には神子が浜という美しい砂浜が広がっていますが、実は、豊玉姫がウガヤフキアエズを産み落としたのがこの浜であるという伝承があるようです。

 興味深いのはこの浜の北側、山二つ越えたところにある浜辺こそが豊島産廃処理場の舞台だということ……西側の海に面した神子が浜は破壊されなかったけれど、北側の海に面した美しい広大な砂浜は、旭硝子系列の豊島総合観光開発によって削りに削り取られ、ガラスの材料と化し、そしてもう砂浜が消滅して砂が取れなくなると、彼らは、さらに陸地を削りに削り破壊してしまうのでした。そして彼らはこの美しい聖域に開けた大きな穴に次から次へと産業廃棄物を投棄してゆきます。恐らくこの破壊された美しい浜は、背後に秀麗なピラミッド型の山を配置した豊島最大のビューティ・スポットをなしていたと思われます。

 産廃処理場を進めた豊島総合観光開発の連中は、よりによって豊島のハートとでも呼ぶべきこの聖域をめちゃくちゃに蹂躙し、破壊してしまったのです。

 現在は投棄された高濃度有害産業廃棄物からから滲み出し続ける汚染水を高性能処理システムを使って浄化し、健康に害のないレベルまで浄化して解き放っている一方、固形の汚染物を高性能処理施設で処理分別し、さらに中間処理を行ってくれるお隣の直島まで船で輸送していました……実際、立ち入り禁止区域であるこの処理施設エリアに、砂川さんのお陰で入ることができたのですが、現地に立ってみて、自分が福島第一原発のそばに立っているような奇妙な感覚に襲われたものです。

 汚染水が地下水となって海に漏れ出ないようにするため、海側には厚い岩盤層に届くまで深く打ち込まれた鉄板の壁が張り巡らされています。

 放射性汚染物質は含まない産業廃棄物でさえ、本格的な処理をするためにはこれだけ大掛かりな処理施設が必要になることをこのからだで感じとったとき、一体、福島原発周辺はこれからどうなってゆくのだろうと暗澹たる気持ちになってきました。

 ともかくまだ生き証人である砂川さんが存命のうちに、できるだけ多くの人に彼の語りを聴いて欲しいと思いました。ここには福島原発事故の今後の処理プロセスを見据える上でも大切なヒントがあります。

 産廃業を強引に進めようとする一業者の横暴な振る舞いに香川県の行政は屈して、見て見ぬ振りを続けたのですが、1990年、兵庫県警がいきなり業者を摘発したことによってブレーキがかかります。このとき兵庫県警を率いていたのは、後にオウム信者によって狙撃されることになる国松長官でした。

 思えば秀麗な富士山の麓に醜悪なサティヤンの群れが林立し、そこでサリンが作られていたように、豊島富士とも呼ぶべき、秀麗なトンギリ山の麓を産業廃棄物の毒物を凝縮するプラントが作られていたのです。

 豊島の産業廃棄物処理施設、オウムのサティヤンと、福島原発の建屋とが一連のイメージのなかで連動して浮かんできます。

 豊島の産業廃棄物は当初予測されていた60万トンをはるかに越え、90万トン以上が埋蔵されていることが判明し、処理期間は、当初の計画より大きくずれ込むようです。

 幾多の苦難を乗り越えて、ようやく持ち込まれた産業毒を処理・無化するプロセスに乗ることができた豊島の現実とそれにもへこたれず島の再生に向かおうとしている心ある人々の熱意は、3/11の原発事故以降の日本の動向を占う意味でも貴重な宝です。

 ぜひぜひ1人でも多くのひとに、砂川さんの肉声に触れ、豊島産廃闘争の歴史を学んでいただけたらと思います。次回の豊島砂川ゼミは、4/22の第四日曜の予定です。興味のある方は予約の方法など詳しいことをお伝えしますので、連絡ください。

 彼らはこの島を守ろうとした、自分の為ではなく未来の島民の為に (http://kappadoujou.ashita-sanuki.jp/e506214.html

 
産廃処理施設の敷地に立てられている資料館の中にある産廃埋め立て地層の保存されたもの。


産廃処理施設の向こうに浮かぶピラミッドの秀麗な姿。


産廃処理施設棟の2階内部から処理場とピラミッドを撮った一枚。


*******感想文 ここまで*********



★豊島ゼミ 水無月スケジュール

日 時:2012年6月24日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)

日 程:
 10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
 12時〜13時  昼食 住民運動に共感してはや5年目の炎の料理人細川学スピリットの料理を食べながら座談会
 13時〜15時  石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
 15時すぎ  家浦港にて解散
        ※高松行の船は、15時10分と、17時20分(最終便)に家浦港を出港します。
         最終便でお帰りになる方の15時~17時までの豊島での過ごし方もご相談に乗ります。

※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。

参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)

連絡先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)


申込締切:6月21日(金)正午

  


Posted by マロンアルファー at 11:42Comments(0)豊島

2012年05月13日

ロシア式パン釜を使ったピザ教室のご案内 @豊島農民福音学校跡

昨日開催された、豊島農民福音学校レクチャーは、無信仰な自分にも、神様の祝福を燦々と感じることができた素晴らしい一日になりました。

レクチャー:藤崎盛一先生のご子息である盛清さんの、謙虚で味わい深いレクチャー、、この90分間のために何日もの時間とたくさんの労力を割いてくださったことがひしひしと伝わる資料、原稿、写真の数々。。
盛一先生が遺されたもっとも素晴らしい遺伝子である(と勝手に決めています)、誠実で謙虚なお人柄を一身に受けついでおられるのが盛清さんなんだということが、講義を受けていて、痛いほど感じられました。

ランチ:約1年にわたる私の強引でしつこい要請に対して、重い口を開き腰を上げてくださった盛清さん、その盛清さんの昇天されたお兄さんのお嫁さん(今も福音学校跡に住まい守っておられます)、豊島に住む3人のお姉さんとと北海道からお嫁に来た盛清さんの奥さんが、「ひさしぶりに兄弟姉妹がそろったわ」とさざめきながら、農民福音学校名物だった揚げそば(あんかけ)、ロックケーキ(今のスコーン)、カスタードクリーム、トマトジャム、肉みそ、米粉パン、ロシア式で焼いたパン、蕗のお煮つけ、筍の炊いたもの、米粉ドーナツ、シフォンケーキ、手作り沢庵など心づくしを振舞ってくださり、それを、晴天のレモンの丘(農民福音学校跡地)で、みんなで感動しながら戴きました。





この日の参加者の一人の方の強い希望で、農民福音学校跡地で、先ごろ復活したロシア式パン釜を使ったピザ教室を、以下のとおり実施することになりましたので、ご案内します。

日  時;2012年5月19日(土) 10時半~14時半
場  所:豊島農民福音学校跡地(小豆郡土庄町豊島唐櫃丘)
講  師:藤崎光子さんほか藤崎ファミリー
受講料:1800円(材料代込)
最少催行人員:4名)
日  程:11時50分 豊島家浦交流会館集合(送迎車で跡地の入り口まで)
       豊島への海のアクセスはこちらをご参照ください。ただし、この日は、同行者が10人を超えそうなので、その際は海上タクシーをチャーターします。チャーターする場合はご連絡いたします。
     12時~13時 藤崎邸(福音学校母屋のある山の少し上にあるお家)  
     13時~14時半 ピザ作り
     14時半~15時半 ピザ試食と座談会
     15時半     跡地出発
     15時40分    交流会館前で解散
       ※美術館に行きたい方は、巡回バスが15時55分に会館前を出ます。
      主 催:豊島農民福音学校Cafe(仮称)
当日世話:吉本(瀬戸内海放送)
申込先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com 栗生(泉屋茶会世話人)
締 切:5月18日(木)午後8時     

※ この日に、瀬戸内海放送の取材班も同行して、教室の様子を撮影します。番組の主旨は、「もともとある豊島の豊かで文化的で人の暖かさに溢れるイメージを視聴者に訴え、取り戻すこと」とのこと。ご協力をお願いしますが、被写体になることを避けたい方は、申し込みの時にお伝えください。



  


Posted by マロンアルファー at 08:59Comments(1)豊島

2012年05月08日

豊島ゼミ(皐月)のご案内 

4月のゼミは、当日、強風のため高松港から家浦までの船が停船になり、参加者の皆さんに砂川さんを紹介することができませんでした。

砂川さんに電話で島に渡れない旨を伝えると、「残念やなあ。みなさんを泣かしてやろうかと思とったのに」と言われ本当に残念な気持ちになりましたが、せっかく心ある人に集まっていただいたのに勿体ないと考え、急きょ予定を変更して、前日から豊島に渡れず結果的に高松でいてくれた石井とおるさんによる、豊島事件とそれに関連した話を、大日本社員食堂で聴き倒すというセミナーを、細川学氏の愛情たっぷりの昼食をはさんで実施しました。

お昼ご飯を食べて解散の予定が、14時になってもだれも帰ろうとせず、結局14時半すが解散。5時間にわたる濃いセミナーとなりました。


では、今月のご案内です。

今月は料理人の細川学氏が愛息子の運動会で渡島できないため、彼の息のかかった料理人のサポートで昼食実現となりそうです。
眩しいほどの新緑のなかのゼミに是非お越しください。

今回は高松在住の大小企業の経営者の方もご参加くださる予定で、いろんな化学反応が起こることを楽しみにしています。

このところ、岡山、千葉、金沢、東京など県外からの意識の高い参加者が増え、とても喜んでいます。

しかし、離島で見えにくいとはいえ、同じ香川県のなかで、頼るべき県庁や県警や県議会に一切味方になってもらえず、結果として35年間にわたる孤独な戦いを強いられた住民が、大阪の中坊弁護士や兵庫県警の国松本部長など県外の人の強力なサポートを得て、次第に全国・世界の人々の共感を味方につけ、絶望的といわれた行政相手の闘いに勝利したということ、それが何を意味するのかを、まずは、香川県の人に、一度でかまわないので、運動の当事者から直接話を聞いてもらいたいと、切にねがって毎月企画しています。

テレビや新聞で知っているつもりの情報が、ショックとともにがらっと変わると思います。
豊島事件とはいったい、何だったのか、福島の事故と重ねると何に気づくのか。

みなさんのハートを揺さぶりながら、渾身の力を振り絞って話してくださる砂川さん(84歳)がお元気なうちに、どうか、一度ご参加してください。お願いします。


日 時:2012年5月27日(日) 午前10時 家浦桟橋付近集合(家浦へはそれぞれのご都合のよい方法でお越しください)

日 程:10時〜12時 砂川三男廃棄物豊島住民会議元議長のガイドによって、現場視察と豊島事件のおはなし
    12時〜13時  昼食 住民運動に共感してはや5年目の炎の料理人細川学スピリットの料理を食べながら座談会
    13時すぎ〜15時  石井とおる(豊島出身元県議)による「豊島の水と歴史をたどるゼミ」。檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せていただきます。
    15時すぎ  家浦港にて解散
            この後、豊島に残る方の滞在プラン考えます。

※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。

参加費:3500円(視察費用2000円、昼食代1000円、午後ゼミ授業料500円)

連絡先:電話090-4336-3104 メール sinrincafe@gmail.com(栗生)


申込締切:食材と資料の都合により、5月26日(土)正午

参考ウェブ:こちら(←料金設定に午後ゼミの500円が反映されていないので、ゼミ内容のみご参考にしてください。


  


Posted by マロンアルファー at 11:58Comments(1)豊島

2012年05月01日

薫風蘇鉄BossaNovaライブへのお誘い あした

毎度直前のご案内で恐縮です。

明日、以下のとおり、豊島の片山邸にて SapatosのBossaライブ開催いたします。
今年は、書院をステージにして、県指定天然記念物の大蘇鉄をバックに、心地よいギターとサックスをご堪能いただきます。

ここに謹んでお誘い申し上げます。


日時:2012年5月2日(水) 午後2時~午後3時すぎ
場所:豊島片山邸(香川県小豆郡土庄町豊島甲生930)
料金:1300円(ライブチャージおよび入場料として)
連絡先:090-4336-3104(栗生)

※ 高松港から、13時ちょうどにチャーター船が出ます。帰りは、16時半高松港着です。乗船料は往復2400円。定員20人、残席8席。  
※ 朝から豊島にご上陸希望の方は、こちらの表をご参考になさってください。
※ お飲み物は、ご希望の方のみ現地でオーダーしてください。
※ 豊島在住の80歳以上の方は、無料です。


  


Posted by マロンアルファー at 11:35Comments(0)音楽

2012年04月17日

豊島農民福音学校レクチャーのごあんない

豊島の片山邸で毎月、三自治会長さんや長老を招いて、「泉屋茶会」というものを開いています。といっても、茶室でお茶を点てるのではなくて、珈琲やケーキを食べながら、島にもともとあるネタを洗い出して、話したり、磨いたりすることが目的の座談会です。

一昨年の11月からあることがきっかけで始まったのですが、ここから、今しっかり歩み始めている「大豆プロジェクト」というものが生まれました。

で、昨年1年くらいかけて生まれようとしているのが、農民福音学校レクチャーです。


今から70年以上前に東京農業大学から一足飛びに豊島の唐櫃の山に妻子と移り住み、豊島農民福音学校を開校した藤崎盛一は、立体農業という、平地部だけを取り合う農業法ではなく、山地(立体地)を有効に素敵に活用することによって、バラエティに富んだ農作物や家畜を飼い、それをもとに、ケーキやパンを焼いたり、ジャムを作ったり、ハムを燻製したりする生活法のほか、哲学、学問、信仰などを学びながら、人生を豊かにする方法を説きました。

農業や生活からでた廃棄物もほぼ完全に大地に返し、次の実りの栄養とする等、完全なる持続可能な循環型農法だったそうです。

そこには全国各地から学生が集まり、寄宿舎で寝起きをともにし、学び、また故郷に帰っていったそうです。

この学校は1982年まで続きましたが、時代は、現代のような「循環型社会」という言葉はなく、むしろ、大型工場で作ったものを安く買い、捨て続ける、という価値観が蔓延していた時代の波に押されたこともあったのでしょう、閉校しました。

藤崎先生の息子さんが現在豊島の唐櫃自治会長をされていますが、まずは、農民福音学校というものは、こんなところだった、というレクチャーを、藤崎さんにお願いして1回だけ、5月に開講することになりました。

ご興味のある方は、ご参加ください。
(残席1席です)

***農民福音学校レクチャー****
日時:2012年5月12日(土)
   10時、豊島家浦港交流会館集合
   10時半〜12時 レクチャー
   12時〜13時半 ランチ(実際に農民福音学校で作られていた献立の再現)
           あげそば、ロックケーキ、パン、果樹ジュースなど
   13時半〜14時半 農民福音学校跡見学
   15時     解散(家浦港)
    豊島美術館や檀山などへこの後いらっしゃる方は、アクセス方法等ご相談に乗ります。

講師 藤崎盛清さん(唐櫃自治会長)
参加費 2500円(受講料、昼食代、送迎費込)
定員:10名
申込み先:栗生 090−4336−3104


この一回限定のレクチャーをしてみて、今後継続するか等を検討する予定です。



  

Posted by マロンアルファー at 12:18Comments(0)豊島

2012年04月04日

豊島ゼミ(4月ゼミ)のご案内

毎月、砂川さんに時間を作っていただいて実施している豊島ゼミ。先月末に体調を崩されて心配しましたが、すっかりお元気になられたので、今月も4月22日(日)に、実施します。


今月は、ほぼ半年ぶりに、石井とおるさんが午後からのゼミ(檀山頂上に登り、太古の日本列島、縄文海進、豊島の形成などから、豊島の水を主役に悠久の歴史をたどり、今度は現在から未来の豊島に思いを馳せる時間)の講師に復活してくれることになりました。



 参加費は3500円です。
      ※現地徴収いたします。
      ※内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代、500円は午後からのゼミ授業料です。
      ※昼食時にお茶かお水は用意しますが、飲みもののお持込も可能です。
        (飲用後のペットボトルなどは自身でお持ち帰りください)
      ※ワイン、コーヒー、お抹茶はbar de HITAKI泉屋で有料で承ることもできます。

日程はこちらです。

集合10時00分 豊島家浦港桟橋付近
   ~12時   砂川ゼミ(不法投棄現場「心の資料館』中心
   12時半~13時半 昼食(豊島片山邸にて) 砂川さん、石井さんを交えて
   14時  ~15時半  石井ゼミ (檀山、すだじいの森、唐櫃清水など、水をたどる)
   15時半~16時半 自由時間
           (甲生地区の散歩、お昼寝、読書、茶室でお茶、瞑想 etc)
     ★片山邸から歩いていけるスポット
       1 首なし地蔵(2体のお地蔵さんのとなりには、願がかなった首が山積みです)
       2 三対神社(北斗七星がご神体の妙見信仰の神社)
       3 あちこちの道端に点在する戎さんの祠(豊島の祠だけはある特殊な形をしています)
       4 両墓制の埋め墓の名残の墓地と隠れキリシタンの墓群
       5 塩田千春さんのアートワーク「遠い記憶」(←開催日要確認)

     ★片山邸から自転車(またはちょっと長めに歩いて)いけるスポット
       1 平安時代の観音様がいらっしゃる観音院(家浦岡南部)
       2 閻魔さまとその家来たちと囚人像(同)
※管理人のしげさんが体調を壊されて入院中なので、外からのみ見られます。
     
                     
  17時すぎ家浦港にて解散
     ※ お急ぎの方は、午後からのゼミを省くことも可能です。その場合は参加費は、3000円となります。
     ※高松・豊島、岡山・豊島、小豆島・豊島の船便の詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰る息子)作のこの表をご参考にどうぞ。

島に渡る人数が10名以上になった場合は、海上タクシーをチャーターする場合があります。
その際は、事前にご連絡いたしますのでご安心ください。



お申し込みは栗生まで、電話090-4336-3104かメール(sinrincafe@gmail.com)でお願いします。


一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。

  


Posted by マロンアルファー at 18:46Comments(0)豊島

2012年03月07日

豊島ゼミ(3月ゼミ)のご案内

今月の豊島ゼミ(砂川ゼミ)は、毎月より一週間早い18日(日)に実施させていただきます。

「豊島の住民運動がここまでできたのは、わしらだけの努力ではないです。豊島事件を知って、同情してくれたり怒って一緒に考えて協力してくれた全国や世界のいろんな大勢の人のおかげです。それを忘れては、わしら値打ちがないとおもとります。」
という言葉が、砂川さんのお話の中で出てくることがよくあります。

砂川さんを見ていたら、その頭脳、情熱、行動力、に驚くだけではなくて、そのうえここまで誰に対しても常に謙虚でいられるには何を食べて、どうしたらいいんだろう、と、自分の生き方、人生そのものを振り返らせてもらうことができます。

今月のランチには、豊島の漁師さんに分けてもらった新ワカメが登場します。
今回から、アーキペラゴ特製の総カラーゼミパンフが配布されるかもしれません。(印刷が間に合えば)
新しくなった片山邸の畳の香りもついでにお楽しみください。


    参加費は3000円です。
      ※現地徴収いたします。
      ※内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代です。
      ※昼食時にお茶かお水は用意しますが、飲みもののお持込も可能です。
        (飲用後のペットボトルなどは自身でお持ち帰りください)
      ※ワイン、コーヒー、お抹茶はbar de HITAKIで有料で承ることもできます。

日程はこちらです。

集合10時20分 豊島家浦港桟橋付近
   ~12時   砂川さんのお話(不法投棄現場「心の資料館』中心
   12時半~14時 昼食(豊島片山邸にて)
         残りの時間 自由時間
           (甲生地区の散歩、お昼寝、読書、茶室でお茶、瞑想、ワイン etc)
          片山邸から歩いていけるスポット
           ★ 首なし地蔵(2体のお地蔵さんのとなりには、願がかなった首が山積みです)
           ★ 三対神社(北斗七星がご神体の妙見信仰の神社)
           ★ あちこちの道端に点在する戎さんの祠(豊島の祠だけはある特殊な形をしています)
           ★ 両墓制の埋め墓の名残の墓地と隠れキリシタンの墓群
           ★ 塩田千春さんのアートワーク「遠い記憶」(←開催日要確認)
          片山邸から自転車(またはちょっと長めに歩いて)いけるスポット
           ★ 平安時代の観音様がいらっしゃる観音院(家浦岡南部)
           ★ 閻魔さまとその家来たちと囚人像(同)
          片山邸から車でいけるスポット
           ★ すだじいの森
           ★ 檀山展望台
           ★ 豊島美術館
           ★ 唐櫃の清水と六角堂
                      などなど。

   14時50分    豊島片山邸出発
   15時      家浦港にて解散
   お時間のある方は、この後の便でお帰りになってくださっても結構です。

  ※豊島高松の往復は、この船が便利です。
  ※土庄や宇野経由で来ることもできます。詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰る息子)作のこの表をご参考にどうぞ。

島に渡る人数が10名以上になった場合は、海上タクシーをチャーターする場合があります。
その際は、事前にご連絡いたしますのでご安心ください。



お申し込みは、NPO法人アーキペラゴの申し込みページから、または、栗生(電話090-4336-3104)かメールまで、このブログへのコメントでもtwitter でもFBでもなんでも。どなんことしてでも連絡ください。


一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。


写真は、家浦岡の閻魔様と家来の一部と、世話人シゲさん(←めちゃくちゃキュートな方なのです)

  


Posted by マロンアルファー at 12:11Comments(5)豊島

2012年01月11日

彼らはこの島を守ろうとした。自分の為ではなく未来の島民の為に

私が豊島と初めて出会ったのは、2007年の9月12日のこと。

シブヤ大学の郊外学習プログラムに新しく「瀬戸内の島を教室にして、島の人を先生にする授業」を作ることになり、かねてよりシブヤ大学の理事と親交のあった三井文博さん(現・NPO法アーキペラゴ理事長)に相談がありました。

その三井さんのお誘いによって、大学の本拠地である東京・渋谷と島々の間を結ぶ拠点として母港としての高松でコーディネーターをさせていただくことになり、試作的授業(10月27日・28日実施)の内容を決めるため豊島に初上陸したのでした。

この時のシブヤ大学多島海ツーリズムの教室は、小豆島・男木島・直島、そして豊島。コーディネーターとしてツアー作成に臨むことになったのは、私を含めて4人でした。

ここでシブ大の人に「栗生さんはどの島がいいですか?」と(きっと歳の順に)聞かれて、まり考える時間もなさそうだったので、とっさに「行ったことないのが豊島だけです。この際私も豊島を勉強したいので、豊島にします」と答えたのです。

そこからが、私と豊島のご縁の始まりでした(今思えば)。

この日は、チャーター船の手配から、現地での産廃現場視察の予約などを全部片山明子さんがやってくれました。
不法投棄現場のガイドをできる豊島住民は現在5人在籍しているということですが、片山さんが引いてくれた「砂川さんカード」が、後に人生の師となることを考えると、三井さんと片山明子さんは豊島や砂川さんと私を引き合わせてくれた恩人であります。



9月12日、チャーター船が豊島家浦港着岸、上陸。

このときに我々を、仏様のような笑顔で迎えてくれたのが、その砂川三男さん(元廃棄物豊島住民会議元議長)でした。

「よお、来てくれましたな」「年寄りのしょうもない話を、聞きにきてくれてありがとう」

暖かく謙虚な言葉がはさまれながら、不法投棄現場の「心の資料館」というところで、砂川さんの話は始まりました。

話が進むにつれて、それまでに自分の中にあったと思われる、豊島への偏見、生半可な知識がどんどん剥がれ落ちて、涙に変わっていきました。

不法投棄開始が1970年代。1990年に兵庫県警によって業者が摘発されるまで、どうしてあんなになるまでほっといたのか
という質問が、豊島のことをあまり知らない人から聞こえることがありますが、
豊島住民は、不法投棄が始まった直後から、県庁への通報・相談、運動を始めていたのでした。

住民に落ち度はなかった。(あったとしたら、行政機関をお上=悪いようにはしないはず、と信じた「人の好さ」だけ)


本来なら、監督行政を行って、不法投棄を止めなければならない県庁職員が、不法投棄を続けたい業者のいいなりになり、住民運動を抑えるために偽りの「安全白書」まで作っていた事実。


2000年6月に公害調停が成立し、当時の知事が、末期のガンと戦いながら住民運動の先頭に立っていた安岐登志一議長と握手をし、涙を流しながら住民に謝罪したその翌年に、問題をここまで巨大化させた県庁担当者の上司にあたる人が、環境省から表彰されていたという事実。(47都道府県の知事が、その年の表彰対象者を推薦する仕組みだそうです)

中坊公平弁護士との出会い、弁護士が訴訟の費用のうち、1000万円という身銭を切ってまで、豊島を助けようとしてくれたということ。

県庁の職員や香川県民に、「今、おなじ香川県の中で、こんなことが起こっている」ということを知ってもらうために、島の年配者(平均年齢70歳)が決意した、「県庁前のたちっぱなし抗議」のこと。

砂川さんたちで結成されていた「たちっぱなし年寄隊」は、晩秋から翌年の3月くらいまでの半年間の間、まだ高速艇がなかったため、宇野や土庄でフェリーを乗り継ぎ、2時間かけて高松に上陸し、県庁の始業時間の8時半から午後5時半まで、5人交代で、寒風ふきすさぶ県庁前の道路(中には入れてもらえなかった)に毎日に立ち、道行く人や県庁職員に「こんなことが起こっています」と書いたチラシを渡していたそうです。

5人が凍えながら立っているところに、老人車を押したおばあさんが近寄ってきて、買ったばかりの暖かい甘酒の缶を5つもって近づき一人一人に渡されたときに、「わしら、この甘酒は、よー飲まんの。ありがたくて。。」と誰も缶を開けずに、懐に入れて持って帰った話。


心の資料館に貼られた500人余の調停の原告人名簿、そしてところどころ、その名前の横につけられた黒いリボン。。


etc..


あのとき、豊島の人たちがわが身を顧みずに立ち上がっていなかったら、今、瀬戸内海は、とんでもないことになっていたと想像ができる話。





1時間半に亘る砂川さんの話はあっとう間に終わったと思えるくらい内容が濃くて、熱くて、悲しくて、怒りが込み上げて、そしていろいろな感情で体が震えました。


そして、次の瞬間、豊島事件に興味を持ったことがなかった自分は、きっと県庁での砂川さん達のたちっぱなしをしらんぷりして通りすぎてた県民の一人だったに違いないと思い、

恥ずかしくなったのです。


砂川さんは、当時すでに御年80歳になっておられたのに、ものすごい記憶力と高い言語能力に加えて、その場その場で臨機応変に対応できる柔軟をも持ち合わせておられる、凄い方です。

そのうえ、お人柄は、まるで、冬の陽だまりのような暖かい人。


それからというもの、私は、理由をつけては豊島に渡り、砂川さんの顔を見にいくようになりました。

そして、自分は、まずは香川県に住んでいる人で、この事件を、闘った当事者の口から聞く・知る人を一人でも増やす努力をしよう、といつしか決意していました。

その後、いろいろなことをして(たとえば、こんなツアー、たとえばこんなことをして現在に至りますが、いまは、毎月第4日曜日を、「砂川三男元議長の話を豊島で聴いてもらう日」と定め、これを「豊島ゼミ」と称して、ほそぼそとツアーを続けています。


今月は、1月22日(日)に開催します。
    参加費は3000円
      ※現地徴収・内訳2000円はバス・資料ガイド代として住民会議へ、1000円は昼食代。

日程はこちらです。

集合10時20分 豊島家浦港桟橋付近
   ~12時   砂川さんのお話(不法投棄現場「心の資料館』中心
   12時半~14時 昼食(豊島片山邸にて)
         残りの時間 自由時間(甲生地区の散歩、泉屋でワイン、お昼寝、読書、茶室でお茶、首なし地蔵お参りetc)

   14時50分    豊島片山邸出発
   15時      家浦港にて解散

  ※豊島高松の往復は、この船が便利です。
  ※土庄や宇野経由で来ることもできます。詳細は、高松在住豊島出身のSEであるペンペンさん(毎週末に豊島に帰って一人暮らしのお母さんのために松の剪定や動物性蛋白質の調達を行う孝行息子)作のこの表をご参考にどうぞ。



様々な人生経験を積んだ年配者は、社会の宝ものだと思っています。
砂川さんに限らず。

順番からいえば先に旅立つことになるこの人たちの話を、直接、生で聴き、どんどん記録して、記憶して、人生に書き込んでいくということを、今年は、とてもやりたいと思っています。


豊島ゼミは、このなかの一つの企画です。


お申し込みは、栗生(電話090-4336-3104)かメールまで、このブログへのコメントでもtwitter でもFBでもなんでも。どなんことしてでも連絡ください。


一人でも多くの方のご参加を、お待ちしています。


  


Posted by マロンアルファー at 10:56Comments(3)豊島

2011年12月24日

ライブ ご案内 @あした正午、血屋敷井戸跡

生誕記念血屋敷井戸演奏会
  生駒候考(いこまこうこう)ライブ


急なご案内で恐縮です。

あす12月25日(日)正午~13時 高松市丸亀町の血屋敷井戸跡(三越バス停を振り向いたところ)において、生誕記念演奏会をいたします。

コンセプトは、「高松のまちのもとを作った生駒親正候のことを、クリスマスに知ろう、思い出そう。」

今回のライブの主役は、「街角に音楽を」で、ここ数年、内外の極上プレイヤーを引っ張って来ては高松市民に紹介し、素晴らしい時間を提供してくださる鹿庭弘百さん。

いつもはプロデューサーとして裏方や、パーカッショニストとして定評のある打楽器奏者を務めることが多い鹿庭さんの、「ギターの弾き語り」を、お楽しみいただけると思います。

クリスマス関連曲以外にも、「恋」モノ、「人生」モノをご用意くださっているみたいです。

参加費は無料。

ふるまいワインと、ちょっとした食べ物が出る予定。

お近くの方、お時間の許す方はどうぞ。

暖かく設営しますが、なおダウンジャケットなどをお召しになってお越しください。

※ ギター、バイオリン、歌、などのプレイヤーの方の飛び入り大歓迎♪

※※ 血屋敷井戸跡では、今年の3月にこんなことを実施しておりました。

協 力:高松丸亀町商店街振興組合
問合先: 090-4336-3104(栗生)

  


Posted by マロンアルファー at 12:02Comments(0)血屋敷井戸

2011年12月03日

しあわせで、いてください。

本日、12月3日は、父の命日。
2003年のこの日この時間に療養先の病院から「父の容体が急変した」と連絡があり、坂出に向かった。



父が亡くなった年にどんぐりネットの白井さんに出会い、

翌年には白井さんの導きでどんぐりランドに行くようになりどんぐりネットの大石さんに出会い、

翌々年には大石さんのお導きによって師匠・明石さんに出会って遊ゼミに誘っていただき、

そこで出会った浜崎さんと林さんにJCIの大会での大きな舞台での仕事を戴き、

まちラボが起源である環瀬戸内海アートコンソーシアムの仲間に入れていただき、三井さんとご縁を戴き、

四国村の仕事を戴き、

明石さんにアーツカウンシルの委員会に入れていただき

その活動の中の個展を通して池田さんを知り、遊ゼミで中條さんを知り、連歌の高城修三先生とご縁を戴き、

まちうたの仕事を戴き、

一方では、三井さんを通じてシブヤ大学のツーリズムのコーディネーターをさせていただき豊島を知り、今に至る。

大石さんに明石さんを紹介していただいた後に、話の中で、実は亡き父は、明石さんが11年間毎日書き続けたコラム一日一言を毎日愛読していて、時々ファンレターのような感想文を送ったり、大切にしていた硯を明石さんに贈っていたことが判明した。




明石さんとの出会いはその前後のご縁も合わせて父の仕業のような気がしてならない。

その後の8年間の流れも、導かれていたような気がする。気のせいかもしれないけど。




父のやっていた川柳のお蔭で、575の世界に親近感を覚えていたこともあり、今、連歌にもまだご縁がつながっている。

父の作った無数の川柳に思いを馳せて、今日は、供養がしたい。

http://shinyokan.ne.jp/sk/_notes/id14hico/index2.html  ←これは一部ですが、よろしければご覧ください。


どうか、そちらの世界で、しあわせでいてください。

とりとめのない供養です。

  


Posted by マロンアルファー at 22:51Comments(0)

2011年11月21日

木村純×鈴木篤志 at bar de HITAKI 泉屋 @豊島 明日

毎度急なご案内でございます。

明日、14時~15時 豊島の片山邸内のbar de HITAKI 泉屋において、
ボサノバの巨匠デュオ 木村純[ギタリスト)さんと、鈴木篤志さんのライブがございます。

13:05の高松港発 豊島行定期高速船(まりんなつ) にお乗りいただければ、港までお迎えに参ります。

帰りは、16:00甲生港発高松港着16:30のチャーター船にお乗りください。

日 時:2011年11月22日(火)14:00~15:00
場 所:bar de HITAKI 泉屋(香川県小豆郡土庄町豊島甲生 片山邸内)
ライブチャージ:1000円
ドリンク・フード:フリーオーダー(500円~1000円)
プロデューサー:鹿庭弘百

ご連絡先:090-4336-3104(栗生)

Jun KImura



Atsushi Suzuki



  


Posted by マロンアルファー at 22:24Comments(0)音楽

2011年10月05日

大好きな曲 10曲

好きな人のブログを読んでいたら、自分も、ブログに好きだった曲をアップしたくなったので、
思い出す限り10曲を選んで、埋め込んでみました。

並べてみると、自分の傾向がわかるなあ。

Dire Straits - Sultans Of Swing (Live)



Kim Carnes - Bette Davis Eyes



Chaka Khan Through The Fire



alone -- masayoshi takanaka



Jefferey Osborne & Dionne Warwick - Love Power



I NEED YOU / Maurice White



The Nolans - Spirit, Body and Soul lyrics



Anita Baker - Just Because



Klymaxx - I Miss You



Lovers by Babyface







  

Posted by マロンアルファー at 23:39Comments(1)音楽

2011年10月04日

bar de HITAKI泉屋 明日(10月4日)は臨時休業

豊島グッドアフタヌーンバー bar de HITAKI 泉屋は、誠に勝手ながら明日は臨時休業いたします。

10月6日からは休まず毎週火曜日、木曜日営業いたします。

気持ちの良い季節のうちに、ぜひお越しください。

アクセス方法や時間帯・ご予算など、種々ご相談に乗ります。
お電話ください。
090-4336-3104





右側の写真は、このほど完成したリーフレットです。あしたさぬき仲間のいちりちゃん(デザイナーさん)が作ってくれました。
ほんとに素敵な出来上がりです。ありがとう!!

おいてくれるお店募集しております。  

Posted by マロンアルファー at 01:08Comments(0)豊島アフタヌーンバー

2011年09月12日

Thomas Enhco Trio けいの里ジャズコンサート 9/13夜

標高差から、すでに高松市内よりも秋が深まっていると予想される、坂出の古代石の山=金山で、魅力的なコンサートが開催されます。

ときは、明日、午後7時から
ばしょは、けいの里
チケットは 3500円

今年の3月29日に開催予定だったものを、震災の影響で今回に仕切り直しすことになったそうです。

このコンサートの魅力は、

才能のある、美形のジャズピアニストをトリオで楽しむことに加えて、
秋の始まった、金山の頂上付近で、知る人ぞ知る、ワイン堪能家の前田宗一氏チョイスのフリードリンク状態を、頂けること、も大いにあるかと存じます。

マロンは奇特な方が運転手を申し出てくれましたので、行ってきます。
高松方面の方で、参加ご希望の方は、ご一報くださいませ。
便乗できる可能性大です。(オーナーへのメッセージで!)


詳しくは、主催者のブログから、こちら(当初の案内文、日付以外は内容は共通)をどうぞ。

今回は珍しく、空席があるようです。





  


Posted by マロンアルファー at 15:14Comments(0)音楽

2011年09月12日

初出演

夜11時すぎに就寝したら、12時頃に、夢の中で亡父に会った。

亡くなった前後には、いろんな人の夢や現に出てきていた父が、わたしの夢には出てくれたことがなかった。


だから、今日が初出演。



父が亡くなってから、丸8年が経とうとしている。


8年前、父は体の不調の原因を調べるためあちこちの病院を行脚し、最後にたどり着いた丸亀労災病院での長い検査の結果ようやく病名がわかった。

筋萎縮性側索硬化症、通称ALS。
国の難治疾患に指定されていて、原因も治療法もいまだ解明されていない病気だ。


できることは、麻痺の進行を遅らせることができるかもしれない薬を飲むこと。
どんどん弱っていく呼吸器や消化器や四肢や「意思伝達機能」をフォローしていくこと。
しばらくは、薬を飲みながら療養するしかない。

とわかったので、親戚のおばさんが薦める新町のクリニックで入院・療養することになった。

しかし、どんな意図があったのかは今もわからないけど、

「この病気(ALS)は、ババタレと呼ばれていて、医療関係者にはとても嫌われる病気です」と、

打ちひしがれている母や私に暴言を吐いた院長をどうしても許せなくて、何より安心して父を預けられないと思い、
無理やり紹介状を用意して病室から連れ出し、夫の勤務する坂出の病院に自分の車で搬送した。

あのときも、暑い暑い夏の日だった。




8年ぶりの再会場所はどこかのお宅のお玄関。

夢の中でも「これは父の幽霊だ」と認識していたので、父に「足はあるの?」と確かめたらちゃんと二つあった。

もともと背が高かったのに、生前よりさらに身長が伸びて(?)、2メートルを超えるくらいに見えた父は、白っぽいシルクっぽい軽そうな上下を着ていた。よそいきだったのか、パジャマだったのか定かではない。



せっかくだから手を握らせてもらったら、生前より白い手はふっくらして暖かかった。



父は私に幾つかの依頼をした。

なんとかなりそうな依頼と、結構、無理難題っぽい依頼。



話しているうちに、私はそわそわし始めた。

「時間が限られているんじゃないかな」

「早くいろいろ話さないと、父が消えてしまうんじゃないか」



そして、台の上に4~5本灯ってた蝋燭の火が全部消えたら、父も同時に消えてしまった。



後には周囲に筆でお経のような漢字を書いた台座(?)が残った。

「パパ」と呼びながら台座を抱きしめたら、やはり暖かかった。



なんで今日なんだろう。

お盆は過ぎてるし、彼岸はまだだし。



お蔭でもう眠れそうにないので、すごく久しぶりにブログを更新しています。


  


Posted by マロンアルファー at 04:02Comments(3)

2011年08月19日

高松~豊島 の海上タクシー情報まとめ

高松豊島間の交通手段は、高速艇やフェリーがありますが、人数がそろえば、むしろ海上タクシーをチャーターするほうが、自由で便利で安いことがあります。

これまで自分の経験による海上タクシー情報を、まとめてみます。



★水口マリン
 本拠地:豊島唐櫃
      定員14名(快適人数は10名前後)
      運賃 1名で乗ろうが、14名で乗ろうが、総額片道10,000円(往復20,000円)
      電話番号 090-4972-2883
      ※船長は海上歴40年の水口さん
       船はかなり年期が入ってますが、水口さんの運転は、
       速い、うまい、無理聞いてくれる と三拍子そろってます。
       が、客席の方向が進行方向に対して直角(ことでんスタイル)なので、船酔い傾向の方は外のデッキに座ります。


★豊島フェリー(まりんあすか3)
  本拠地:豊島唐櫃
       定員30名くらい(要問合せ)
       運賃 1名~10名 12000円 1名増えるごとに一人1000円(毎回確認してね)
       電話番号 090-1009-6491 087-851-4491
      ※ おなじみ豊島フェリーの海上タクシーバージョン。
        船長は、庵治の男前です。若いです。荒れてる海は嫌いらしい。

★曽根海上タクシー
  本拠地:豊島家浦
       定員 船がいくつかあるので色々(要問合せ)
       運賃 15000円くらいだったかな。(これも問い合わせてください)
       電話番号 090-2787-2215、 0879-68-2072
       ※ 最重鎮船長は曽根さん。いぶし銀のようなおじさんです。
         仲良くなると無農薬レモンがもらえることがあります。
         予約した時は念のため直前(前日夜とかその日の早朝)確認をお勧めします。


★ヤポネシ屋
     本拠地:坂出
     船長は、褌学会始祖で、主夫、アナゴの干物と石笛の通信販売もされてインド哲学に精通しています。
      現在は、讃岐忌部の研究もしている凄く面白い人です。
      海上タクシーヤポネシ屋号にはテントはあっても壁がないので、乗船が適しているのは、
      雨が降ってない時かもしれません。
     運賃:10名くらいまで、片道10000円
     電話:090-7140-2135
     船長の精神世界を見るならこちらを。
     海上タクシーの料金表
     


★フルネット海上タクシー

以下のおしらせをなんと2014年にいただきました。2年経っても見てくださっている人がいることに吃驚感激しつつ、追記します。

「瀬戸内国際芸術祭2013から海上タクシーを始め、この年には、フェリーや高速艇に乗れなかった積み残しのお客さまにご利用していただきました。ここで書かれてるように、たくさんで乗船されると安い場合もありますのでご検討の上ご利用いただければ嬉しいです。

ご利用はhttp://furunet.jp 電話090-3989-0278 からどうぞ♪」







         


Posted by マロンアルファー at 12:16Comments(3)

2011年08月18日

 bar de HITAKI泉屋 オープンのご案内

今年4月にお知らせしたアフタヌーンバーの撤収と、島内移転の予定が、来年3月末から大幅に早まりました。実はすでに6月下旬に家浦からの撤収を終え、新しいお店をご案内できる準備が整いました。

移転場所は、同じ豊島の南側に位置する集落「甲生」の、片山邸内の「門番小屋」です。
オープンは、8月20日(土曜日)14時(~17時)
以降は、家浦のお店と同じ、火曜日と木曜日の14時~17時に、まずは、営業させていただくことになりました。

この先、ほかの曜日も何らかの方法で営業できるように努力していきたいと思います。

皆様の、お運びをお待ちしております。

以下、ご案内文



****************************
200年前は門番が住んでいた隠れ部屋で古文書に囲まれて、

あるいは、苦学画家の油絵を眺めながら、

それとも、樹齢700歳の蘇鉄と向き合って縁側のカウンターで、

または、庭の奥にある木津宗詮設計の茶室に腰掛けて実はとてもエキゾチックな庭の石造動物の存在理由に思いを馳せながら、

母屋の上の間にあたる「夢酔境」という名の上の間でうつらうつらしながら、、

大門を出て、南に少し下り歩いて海岸の堤防に腰掛けて男木、女木、屋島を望みながら、

そして、ただただ海の香りを嗅ぎながら、


午後のワインやお茶を、お楽しみください。



豊島の光と風を楽しむため、厳選されたフランス産やイタリア産、チリ産のワインを適温に冷やして、皆様のお越しをお待ちしております。



★開店日:毎週火曜日、木曜日の午後2時ー5時(これ以外の時間帯や休日もご相談承ります)

★アクセス方法:

 1) 高松港から 高速艇で家浦港まで その後巡回バス、またはレンタカーやレンタサイクルレンタル、電動サイクルタクシー(往復2400円)を利用

 2) 高松発で宇野港や土庄港経由で家浦港まで その後同上

 3) 甲生港まで海上タクシーをチャーター、お店は徒歩5分前後

 4)  時間と状況があえば、たまに家浦港までお迎えお送りすることができることもあります。

     めちゃくちゃたまに、家浦港から甲生港まで漁船でお送りすることができることもあります。

    ※高松から豊島までの海の定期便や乗り継ぎ便は、ペンペンさん作、こちらをご参照ください。

★メニュー

 ワイン

  シシェル 赤・白(フランス)     500円(グラス) 3000円(ボトル)

  コノスル 赤・白(チリ)      500円(グラス) 3000円(ボトル)

  シャブリ 白(フランス)      700円(グラス) 4000円(ボトル)

  モノポール 赤(フランス)     700円(グラス) 4000円(ボトル) 

  ブルゴーニュルージュ(フランス) 1000円(グラス)  7000円(ボトル)

  
 お茶                     500円
  レモングラス茶
  フェンネル
  抹茶(冷・温)               500円 (甲生特製和菓子「ちゃつう」を添えて)

  コーヒー(冷・温)        500円(フェアトレード豆にて) 

  ビール              500円

 食べ物

  地タコのパスタ          1500円(裏の畑の野菜サラダと一口ワインを添えて)

  タコのカルパッチョ        1000円(生タコがあるとき)

   ときのもの            時価

  なにかあまいもの         時価

  ※ご不明な点は、店主までお問い合わせください。(090‐4336‐3104 栗生)




http://www.archipelago.or.jp/project/2011/07/ber-de-hitaki.html
  


Posted by マロンアルファー at 15:26Comments(0)豊島アフタヌーンバー

2011年08月07日

福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト

尊敬する渡辺さと子さんが、福島の子どもたちを夏休みの間だけでも、香川に招待して過ごしてもらうプロジェクトを立ち上げました。
今日、メルマガで以下のような報告が届きました。

自分も、夏休みに彼らのために何かしたい、と、思いながらまだ何も着手できていないので、さと子さんの行動力とまわりの人の協力がとても眩しくて、みなさまに紹介させていただきたくなりました。

本当に、太陽のような人。


*******************************
渡辺さと子です。

事務所は8月8日から21日までお休みさせていただきます。
以下の、「福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト」のために、渡辺も村木さんも五色台に詰めることになるからです。
なお、現地事務局の携帯は080-2009-8122 bn98122@docomo.ne.jp

1)福島の子どもたち香川へおいでプロジェクトのご報告
ご寄付総額がなんと1,896,494 円となりました!!! (8月5日9:00)
 大口のご寄付をいくつも頂いたこともあるのですが、日に日に振り込んで下さる方の数が増え、色々な形で皆さまがお声かけ下さった結果、この活動に目を向けて下さる方が増えてきたからだと思います。本当にありがとうございました!!!皆さまのご支援に心からお礼申し上げます。
また、60人を越えるボランティアが協力を申し出くださり、以下のような企画をしています。
  9日にはオリエンテーション、アロマセラピーとヨーガ(お母さん向け)、おもしろ理科実験、10日にはシャボン玉、お絵かき教室、紙芝居、花火、11日には新屋島水族館、12日には野外炊事でカレーライス、13日には紙芝居、冷抹茶(お母さん向け)、みんなで歌おう、セラピードッグとの触れ合い、花火見物(山上から)、14日にはネイチャー・アート、木工教室、天体観測、15日にはうどん作り、読み聞かせ、16日には女木島海水浴、17日には折り紙教室、18日には手品、ミニコンサート、エンディング・イベントなど。
 この他、絵本の貸出約100冊、気に入れば持って帰っていい絵本の提供約100冊、ジブリやディズニーのビデオも。
 お土産にお野菜や小学校の子どもたち手づくりの梅ジュースも頂けることになっています。
  皆さま、本当にありがとうございます。


  
タグ :渡辺さと子


Posted by マロンアルファー at 00:12Comments(0)こども

2011年06月11日

人と自然を傷つける電気はもう要りません。本日高松でデモ

もう遠い福島で起こった事故なんかじゃないことに、多くの人が気づいてきた。

原子力はクリーンなエネルギーでも、「安い」エネルギーでもなかった。
この国は、大企業と一部の人々の利益が最も大切だったということに、テレビと新聞しか見ない人たちも気づいてきた。

今日のお昼過ぎから、全国108か所で、脱原発100万人アクションが実施されます。

こういう過激(そうな)キーワードの催しものにはあまり縁がなかった(?)香川県でも開催されます。

行けない人は、iwjでUstで見ることができます。





我々一般人が、世の中を変えるために、はまずデモから始めるしかないのかもしれません。



  

Posted by マロンアルファー at 10:35Comments(0)告知モノ