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2008年02月08日

ひばち塾(本のポトラックゼミ)@四国村胎動



今日は、香川大学元教授(ご本人は「不名誉教授やと言ってくれ」とおっしゃっています)八十川睦夫先生と四国村を散策しました。先生が塾長を務める「ひばち塾」の3月の会場を四国村に決めてくださったことに伴っての下見です。

ひばち塾とは、本のポトラックを基本にしたお酒つきのゼミです。

マロンはまだ一度しか参加したことがありませんが、
1. 自分の読んだ本をサマライズして紹介する、
2. それについていろいろな人の質問を受けたり感想を聞く、
3. そこから引っ張り出したキーワードをどんどんフカホリして、
4. 言語の奥深いところまでみんなで入っていく、、
これを、度数の高いお酒を飲みながら美味いものを食べながら「八十川先生のコーディネイトで」やるというとてもマニアックでエキサイティングなゼミです。

以前から「ひばち塾という名前もぴったりなのでいつか四国村でやってほしいなあ」と画策しておりまして。。

いろいろ考えてたら前に進めないのである日思い切ってお電話をして、先生を口説いた結果、3月の中旬〜下旬にかけて、河野邸の囲炉裏の周りでお餅や肴を焼きながら、竹に入れたお酒を囲炉裏で温めながら、ひばち塾をやってくださることになったのです。

八十川先生は、わたしが次に世界に発信したいと思っている、ほんと〜〜〜に面白くて底知れない博識でそしてキュートなsanuki人(いろんな意味で)です。

つきましては、あしたさぬき関係者各位(これを読んでいらっしゃる方)にも、この香川の至宝のお人柄に触れていただきたく、ちらっと予告申し上げます。

余談ですが、八十川先生と四国村の事務局長森本さんを囲炉裏の周りでお引き合わせしたとき、なんと先生が高校の先生をされていた頃に森本さんは生徒だったというすごい偶然にまた出くわしちゃいました。

ご存知の方もいると思いますが、四国村の森本事務局長は、高一高二と二年連続甲子園に出場してしかも全国優勝と準優勝の両方を経験された希有な人です。

当時の野球部の話で異様な盛り上がり(わたしはおいてきぼり。。

にしてもお二人とも50年も前のレフトが誰だったとかショートが誰だったとか、よく覚えているよな。。。


なお、ひばち塾@四国村の日時等詳細が決まればこちらでもお知らせします。

*********以下は先生からMLにアップされたある月のひばち塾詳細************
12日(水)19:30〜です。

1)飲食のポットラック
私、この24日から9月4日までスコットランドに行ってきますので、北スコットランドのブローラという町に立ち寄り、今では製造中止になっている珍品を探してきます。ただ、探し当てたとしても、一本全部空けてしまうには少々辛い値段だろうと思います。香りと味を楽しみ、半分は残してください。

2)本のポットラック
塩野七生著「ローマ人への20の質問」文春新書 \690+tax
彼女が「ローマ人の物語」を完結される5,6年前に書かれた小冊子です。ローマ人という「人間」にこだわった著者の真骨頂が発揮されていて、大著「ローマ人の物語」はどうも時間がなくて、という方は是非これを読んでください。それから WOWOW のチャネルで「ローマ」という連続ドラマ全22話が、7月10日か
ら毎週金曜日、午後10時から12時まで2話づつ放映されています。これは映像ですからローマ人がさらに生々しく描写されていて、おもわず「ううーん」と唸ってしまいます。お勧めです。いま録画していますので、9月のひばち塾までには貸し出しができるようになると思います。

「ローマ人への20の質問」を先に読んで、それからDVDで「ローマ」を見て、さらに本を再読すれば、
おい、ローマ帝国ゆうもんが分かったような気がするで!となるでしょう。

ひばち塾のテーマは「言葉」と「歴史」でスタートしました。しかし現在の混沌を肌に感じて生きていますと、「歴史に学ぶ」ということの意味合いも変化しつつあのではないのかと考えるようになってきました。パックス・ロマーナ、パックス・ブリタニカ、パックス・アメリカーナと変遷してきた過程での三つのパックスには、ある共通のパターンのようなものがあって、ある程度は歴史から直接・具体的に学ぶこともできたのでしょうが、次のパックス・シニカあるいはパックス・シニカ=ルッソ(ロシア)には何が引き継がれるのでしょうか?それとも、何々によるパックスなんてものがありうるのでしょうか?こんなことも議
論したいと思っています。

Kさん

例のラム酒はまだ冷蔵庫に残っていますか?

3)ちょっとした宿題
新聞の一面の下のほうにある書籍の広告を切り抜いて持参。
一冊分でもよいですし、一ページ分全部でも結構です。そこからいくらでも話題が広がると思います。 

八十川睦夫







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Posted by マロンアルファー at 23:14│Comments(5)四国村
この記事へのコメント
座布団、二枚。
Posted by rookie@どこかのBAR at 2008年02月09日 00:55
マロンアルファー様

八十川さんいいですよね。

塩野さんの「ローマ人の物語」シリーズも5冊ほど読みました。

2の「勝者の混迷」は今でも、ここまでの人生で、ベスト1読書かも。

・肉体がいかに強大で頑健でも、内臓疾患には勝てない。
第2次ポエニ戦役で、シチリアを手にしたあとの、ローマの失業者増や国内産業の没落は、グローバル経済下の地方の地場産業や経済を思わせました。

・十分な力を持たないまま改革をこころざし、着手することの危険さ。
グラックス兄弟の農地解放と地主階級の対立の末の悲劇から、軍を掌握して改革に望んで成し遂げつつ、信長みたいに、いい時期で暗殺されたカエサル、自分の弱さを自覚して、巧みに権力を掌握し続けたアウグストゥス。

考え方にすごく影響与えられました。
Posted by たみ家たみ家 at 2008年02月09日 06:32
ルーキーさま
座布団ほんまにくださいね♪(寒くて困っているので)

たみ家さま
ローマ人の物語、私はハンニバル戦記を途中までしか読めていないので、語れません(焦) 読破して理解して、その上そこから学びご自身の力にしていることに、深く敬服いたします。
コメントありがとうございました。
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年02月09日 16:15
最近、やっと再び読書ができるようになって、日々充実しています。
「ひばち塾」、すごく面白そうですね。スケジュールが合えば是非参加してみたいです。・・・ん、私って参加可能ですか?
でも、私はお酒を飲まないほうが良いかも(笑)。むちゃくちゃ弱いので、確実にその場で寝てしまいます。
あと、知識も人生経験も足りない私は、あまりうまくコメントできないかも。まずは皆さんのお話をじっくり伺いたいです。
Posted by れれ at 2008年02月10日 11:34
もちろん参加可能というか大歓迎です。
玲奈ちゃんがどんな本を読んでいるのか、とてーも興味があります。
八十川先生のこてこての高松弁による絶妙なコーディネイターぶりを見るだけで、参加の価値があります。
3月の20日前後の午後3時頃からになる見込み。コンサートやレッスンと重ならないことを祈ります・・
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年02月10日 22:38
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