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2007年12月03日

ルイママノコウノウ

スペシャルオリンピックス(SO)という言葉を知っていますか?

SOは,知的ハンディを持つ人が,日常的に「地域で」スポーツや文化に親しむ機会を作ることによって,彼らの社会参加を応援する社会運動です。関わる人の種類は,アスリート(知的ハンディを持つSOの主役です),ファミリー(アスリートの家族),そしてボランティアです。http://www.son.or.jp/about/

SOは1962年,ジョンFケネディの妹であるユニス・ケネディによってアメリカで発足しました。

ジョンやユニスにはダウン症というハンディを持つマリアというお姉さんがいたそうですが,家族で外出するときに毎回マリアがお留守番をすることにユニスが疑問を持ち,理由を知って激怒したことがSOの始まりだそうです。

ユニスは地域に住む知的ハンディのある人ばかりを自宅の広大な(多分)庭に集めて,バスケットボールや走り幅跳びといったスポーツプログラムを実施。それがSOの競技会に繋がる種火となりました。

その後,アメリカで第一回の全米大会が開催されました。日本にも一度,1980年代に支部ができますが,受入団体のポリシーが,SOのポリシーである「ハンディがあってもなくても,同じ場所で普通に幸せに暮らせることが理想」と合致しなかったため,一旦脱退したそうです。

その後,細川元総理夫人である細川佳代子さんが,熊本新聞で目にした記事「スペシャルオリンピックスの世界大会で熊本の女の子が水泳で銀メダル」に興味を持ったところから,日本における現在に続くSOの活動が始まります。

スペシャルオリンピックス日本には,現在33の地区組織と,12の地区組織準備委員会(香川を含む)があります。

香川県におけるSOの始まりは2004年秋~冬に開催された500万人のトーチラン@香川です。

トーチランは,知的ハンディのある人(アスリート)が高々とトーチ(聖火)を掲げて,市内を走り,その周りをボランティアが伴走することによってSOを広く知ってもらうプロジェクトでした。

アスリートの参加費はいりませんが,一人のトーチランナー(アスリート)に最低10人でフォローしなければならない伴走者(ボランティア)は1000円の参加費を払わなければなりません。

ボランティア後進国と言われることもある香川県で,1000円を払ってまで伴走してくれるボランティアなんて集まるのか,その前に,知的ハンディのある人にとっては閉鎖的で偏見が多く,全国的にもハンディを持った人が特に住みにくいと云われる香川で,実行委員会を信用して走ってくれるアスリートなんているのか,,,。

さまざまな不安をよそに,県内トーチランは琴平,善通寺,丸亀,宇多津,そして高松で繰り広げられ,最終ランの高松ではアスリート40名,伴走者を含むボランティアは実に500名もの人々が集まりました。

「香川だって捨てたもんじゃない!!」  

ひょんなことからトーチランに関わるまでは,職場,家,子どもの幼稚園とその周辺でしか行動していなかった自分が持った偽らざる感想でした。

そしてこの感想が「実は香川には素敵な人や凄い人がいっぱいいる」という発見につながり,ボーセジュール(興した会社)のスローガンである「香川の魅力を世界へ発信」へと成長しました。

トーチランが終了した2005年3月で実行委員会は任期満了により解散したのですが、その直後に有志が集まって「ビリーブかがわ」とう名の準備委員会の前組織が結成されました。

それから3年。ビリーブかがわにはいろいろな人が関わり,県の東西数箇所で,ボウリング,バドミントン,水泳,サッカー,お習字,お菓子教室,日本舞踊,などのプログラムが毎週のように実施されるようになりました。うまくいけば来年春には正式な地区組織として認められることになります。

あしたさぬきのブログも始めましたhttp://sonkagawa.ashita-sanuki.jp/

そんな中で、ビリーブかがわでは、発足の初年から,アスリートのためのクリスマスパーティを企画実施しています。

初年度よりクリスマス会担当になった私は,会の前日まで,与えられた条件の中でプログラムを作っていましたが,どうしても埋められない30分がありました。一方,その年の夏に衝撃的に出会うことのできたるいままに,オリジナルの名曲「わはは」をアスリートとファミリーの前で歌ってもらえないかと,好機が訪れることを待っていました。

「空白の30分にるいままに歌ってもらいたい!」と頭に豆電球が点灯したのはそのとき(前日午後)でした。「あした,,時間空いてないよね?」とおそるおそるメールする自分。。「午後からならあいとるよ」とまさかのお返事。。「うちのクリスマス会でアカペラでええから,わはは歌ってくれんやろか?」。。。結果,強運としかいいようのないタイミングも幸いして,好機は訪れ夢は実現したのです。そのときの様子はこちら。http://blog.livedoor.jp/ruimama_studio/archives/50276470.html

初年のプロデュースは私、るいままには出演者の一人としてきていただいたのですが,そのステージがあまりにも熱く素敵だったことから,F会長(鯉丹後マスター)より,次年度はクリスマス会ごとるいままに頼めないかといわれ(要するに丸投げ),二年目のクリスマスパーティは,るいままプロデュースで次のようになりました。http://blog.livedoor.jp/ruimama_studio/archives/50821932.html

このパーティがさらに盛り上がったことから,F会長より,来年もまたプロデュースごとお願いするのと同時に,「ビリーブかがわのイメージソングを作ってもらえないか頼んでもらえる?」と要請がありました。今も昔もスーパー多忙な人にそれは頼めんやろ,,,と思いつつ伝言したところ,曲作りはオッケー,その上,これまでのオリジナル曲を収録したCDまで作る話まで浮上しました。その様子はこちら。http://blog.livedoor.jp/ruimama_studio/archives/cat_50013352.html

CDが出来上がって,今年6月にはレコ発ライブが開催されると同時に,わがビリーブかがわのテーマソング「輝くきみへ」をはじめとした素敵な曲が鏤められたCD「きみがぼくにくれたもの」が生まれたのです。

そして,今年もるいままプロデュースのクリスマスパーティが,庵治のやすらぎ会館で,昨日,行われました。

やすらぎ会館は,庵治にあるホピ村の変わり者マスターである若林氏設計による建物。極彩色でありながら不思議にくつろげる場所です。雨天時に野外スペースで使うテントは本当に美しく芸術ものです。

初年度は「るいまま一人のアカペラでええから来てくれない?」とお願いしたにも関わらず,ピアノとドラムを伴って3人で来て演奏してくれました。二年目は,ピアノとドラムに渋いギターそして第二ボーカル(ぴよさん)が加わって5人に。そして,今年は,ピアノ,キーボード,ドラム,ギター,第一ボーカル,第二ボーカルのなんと六人編成でやってきてくれたのです。ボーカルの一人はなんと,米田優さん@私が今までに聞いた中で一番セクシーな声のテノール歌手です。

クリスマス会のプログラムは,珠玉の名曲「わはは」や,輝く君へが織り込まれていて,その上,米田さんのTSUNAMIまで聞ける贅沢バージョン。こんな機会がなければかぶりつきでこんな密室で,いろんな意味で一流の表現者たちの生声が聞けなかったと思うと,アスリート達と,F会長にも感謝です。

二回目のアンコール「輝くきみへ」では,みんなが総立ちになって,これ以上盛り上がったらどうなってしまうんだろう。。と心配になるほど、やすらぎ会館は熱狂会館と化していました。




るいままの効能は,
いろんな人,特に長い間がんばっている人に明るい光が直接当たることです。

前途が見えなくて絶望しそうになる人が「大丈夫なんだ」という自信と,勇気を得られることです。


偉い人やお金持ちの人の前であろうが,お寺の庭であろうが,極寒灼熱のサンポートの通行人の前であろうが,そしてSOのアスリートの前であろうが,全く変わらない誠実さと愛情で,渾身の力を振り絞って最高のステージを作るあなたを,心から尊敬します。



人前に立つのがめちゃ苦手な私ですが,クリスマス会の時は業務連絡などで一二度マイクを持つ憂き目にあいます。
今回も,最後に挨拶をしたのですが,いつものことながら,あたふたしてしまって,後になって,「あれも言えばよかったあれも言えばよかった」とくよくよすることになりました。

この日記はそれをちょっとカバーしたくて,書きました。

段取りの悪いプレゼント交換まで綺麗に演出してくれたるいままと,70人で聞くにはもったいない音楽をつむいでくださった仲間のミュージシャンと,縁の下の力持ちのぽんちゃんと,昨年ツリーをプレゼントしてくれた村川さんのお母さんにあらためて,お礼を言わせてください。








ありがとう。












Posted by マロンアルファー at 14:25│Comments(1)
この記事へのコメント
知人の新聞社の方から感想をいただきましたので、ここに貼り付けます。
「ブログを拝見させて頂きました。特に「ルイママノコウノウ」を興味深く読みました。最近、作曲家の武満徹が晩年に書いた「時間の園丁」を再読して、「音楽」の魅力や効能について考えさせられていました。それだけに、「るいまま」さんの作曲したCDを聴ける子供達が羨ましい気持ちがします。素晴らしい「音楽」は、人の心に「未来」という時間を信じさせます。子供達がそれぞれの感受性で「未来」をイーメジ出来る、それが健全な社会だと思います。子供を対象にした殺伐な「事件」の多い時、「SO]の活動は多くの人を感動させると思います。これからも頑張ってください。 」
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2007年12月08日 18:36
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