2008年04月07日
国分寺桃桜夫人

昨日午後はアンリさんに連れられて桜と桃の苑にお邪魔しておりました。
そもそもは、アンリさんが新聞社の取材のためにお伺いしたお家だったのですが、実は何年も前に訪問なさっていたところだったそうで。。
人のご縁とは不思議なものです。
五色台の山麓。隠れ家のような茶室と露地、そして全く違う表情を持つウッドデッキつきの洋館の主(M夫人)はとても謎めいた方でした。
ウッドデッキ、サンテラス、ゲストルーム、ダイニング、だけではなくすべての部屋にソファとテーブルが設えられており、それぞれの部屋にしっくりくる軸や絵画、生花、美術品が飾られています。
隠れ家の茶室に至っては、すべてご自分で設計された上に、毎日高知から4人の職人さんが来る時間に合わせて「お仕事がないと困るわ」と、床や天井の木材を木材市場まで自家用車で買い付けにいらしたとのこと。
本格的な茶室は、薄暗くて茶道具もよく目を凝らさないと見えないのが正式なですが、M夫人は、「茶室は明るくなくちゃいやだわ」と、茶室の半分くらいをガラス張りにして、外の景色(山麓)がよく見えるように工夫しておられます。
かかっていたお軸は大徳寺僧正の蹟で「無事是貴人」。M夫人が軸でもお道具でも買い物をするときには、作者や由来はいっさい聞かず、「これが好き」と思われたものを選ぶのだそうです。
M夫人の思いがたくさんたくさん詰まった茶室と露地。「有事の際は家屋敷はいいけど、この茶室だけは持って逃げたい」とのこと。
結局、何をなさっている方なのか、アンリさんも「よく知らない」んだそうです(汗)。
別荘の作り、調度品、時間の使い方、お金のかけかた、、、すべてが普通じゃないことは確かのようで。。
桜吹雪の中、手作りのおいしい巻きずしを頬張りながら、これまた謎めいた連客さん3方とともに、何時間もよもやま話をし続けた謎めいた午後でした。
アンリさん、ありがとうございました。
っていうか、、昨日はあれでよかったのでしょうか。。。。(汗)
Posted by マロンアルファー at 13:48│Comments(2)
│ごっつぉう
この記事へのコメント
ありがとうございます。
謎のアンリが謎に思うM婦人。
本当に何をなさってる人なのか、今もっておたずねしたこともありません。
同行していただけただけでいいのです。
只者ではないわよね!
今日は「成田屋!」と
何度も叫んでまいりました。
地の声で。
謎のアンリが謎に思うM婦人。
本当に何をなさってる人なのか、今もっておたずねしたこともありません。
同行していただけただけでいいのです。
只者ではないわよね!
今日は「成田屋!」と
何度も叫んでまいりました。
地の声で。
Posted by annri at 2008年04月07日 21:42
うん、ただ者ではないことは確か。
背景は謎のままで、またあの素敵な空間を享受させていただきたいものです。
って、
アンリさんの地の声、、、聞きたいような聞きたくないような。。(汗
背景は謎のままで、またあの素敵な空間を享受させていただきたいものです。
って、
アンリさんの地の声、、、聞きたいような聞きたくないような。。(汗
Posted by マロンアルファー
at 2008年04月10日 15:53

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